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キヤノン EOS R10は従来機よりもスピードが大幅に改善している

Xitekがキヤノン「EOS R10」のレビューを公開。小型軽量ながらEOS R3譲りの被写体検出AFを搭載し、さらに従来機と比べて高速連写や高フレームレートに対応している点を評価しています。

Xitek:R系?新秀?到 佳能EOS R10????

ビルド・外観

  • デザインは一眼レフカメラの伝統的なスタイルを継承している。
  • 一見すると「EOS x0D」シリーズとよく似ている。
  • 耐久性に優れたマグネシウム合金を使用している。
    (訳注:金属外装であると確認は取れていません)
  • 多くのローエンドモデルと同じくフラッシュを内蔵している。

バッテリー

  • M6 Mark IIと同じLP-E17を使用する。

インターフェース

  • リモートコントロール端子やマイク入力、Micro HDMI出力、USB-Cポートを搭載している。
  • モニタリング用のヘッドホン出力はない。
  • SDカードスロットはバッテリースロットの隣にある。

携帯性

  • 一眼レフと比べるとサイズが小さくなり、重量が軽くなっている。

グリップ

  • 記載なし。

操作性

  • コントロールレイアウトはEOS R6と似ている。
  • EOS RPと異なりマルチコントローラーを搭載している。
  • サブダイヤルで露出補正を素早く操作可能だ。
  • LOCKボタンだダイヤルやジョイスティックの操作をロックすることが出来る。
  • EOS R7と同じくAF/MFスイッチが追加されている。
  • ダイヤルとボタンの多くは右手で操作できる。

手ぶれ補正

  • 記載なし。

ファインダー

  • 0.39型 236万ドットのOLEDファインダーを搭載。
  • ファインダー倍率はEOS R7よりも小さい0.95倍だ。

モニター

  • 3.0型 104万ドットのバリアングルモニタを搭載している。
  • 側面の拡張ポートと干渉するので注意が必要だ。

メニューシステム

  • 記載なし。

フォーカスシステム

  • EOS R3のEOS iTR AF Xを継承している。
  • 被写体検出アルゴリズムを実装しており、高密度のDPAFで被写体を検出して追従する。
  • マスクを装着した人物に対して追従し、踵を返しても頭部を追従し続ける。

連写性能

  • 電子シャッターで最大23コマ秒の連写速度で撮影可能だ。
  • メカニカルシャッターでも15コマ秒での撮影が可能である。
  • RAWバーストモードで0.5秒前までのプリ連写が可能となっている。
    (1357万画素の14bit RAW)

解像性能:

  • 記載なし。

高感度ISOノイズ

  • 常用感度は100?32000だ。
  • 拡張ISO感度で51200を利用することが出来る。
  • ISO200未満は綺麗でノイズレスだ。
  • ISO 800でカラーノイズが発生し始める。
  • ISO 1600でカラーノイズが増え始める。
  • ISO 3200で目立つカラーノイズが発生する。
  • ISO 6400-12800でシャドウに変色が見られる。
  • ISO 25600以降は画質に深刻な影響を与えるのでお勧めできない。

ダイナミックレンジ

  • +1~+2EVの露出オーバーであれば大部分の復元が可能だ。
  • +3EVの露出オーバーでは白飛びが増えて復元が難しい。
  • ‐1~‐2EVの露出アンダーは完璧に復元可能だ。
  • ‐3EVの露出アンダーでもほとんどノイズは発生しない。
  • ‐4EVの復元でノイズが増え、‐5EVで色被りが発生する。
  • フルサイズほどよくないが、APS-Cとしては一般的だ。

画質・仕上がり機能

  • 記載なし。

動画

  • 4K 60p クロップや4K 30pの6Kオーバーサンプリングが可能だ。
  • FullHD 120pにも対応している。
  • 4:2:2 10bit やHDR PQも利用可能である。
  • 静止画モードから利用できるのは4K 30pまでだ。
  • 4K 60pを利用したい場合は動画モードにする必要がある。
  • FullHD120pの最大収録時間は30分だ。
  • 画質はFullHD 120pでも大きな低下は見られない。
  • 4:2:2 10bitを利用するにはHDR PQモードが必須となる。
  • ボディ内手振れ補正は無いが、レンズISや電子ISを利用可能だ。

作例集

総評

従来の2400万画素 キヤノン製APS-Cカメラよりも遥かに強力なカメラだ。最も大きな違いはスピードだ。連続撮影速度・動画のフレームレートが大幅に改善されている。被写体検出AFも同グレードでの採用は初となる。このカメラの欠点を上げるとしたら以下の3点だ。

  1. カラーバリエーションが1色のみ
    (ホワイトモデルがあると良かった)
  2. ボディ内手振れ補正がない
  3. RF-Sレンズが少ない
  • 長所
    ・23コマ秒/15コマ秒の連続撮影速度
    ・RAWバーストモード
    ・6Kオーバーサンプリング 4K 30p
    ・FullHD 120p
    ・バリアングルモニタ
    ・HDR PQ
    ・被写体検出AF
    ・小型軽量
  • 短所
    ・バリアングルとポート類が干渉
    ・動画のダイナミックレンジに改善の余地あり
    ・バッテリーライフに改善の余地あり
    ・RF-Sレンズが少ない

とのこと。
EOS R7と共に登場した初のAPS-C EOS Rカメラですね。R7よりも低価格で小型軽量ですが、ボディ内手振れ補正や防塵防滴には対応していません。しかし、この価格帯としては珍しい15コマ秒の連写速度を備えたメカニカルシャッターや、23コマ秒で撮影できる電子シャッターに対応しています。さらに被写体検出AFに対応していたり、ジョイスティックを搭載していたりと、ミドルクラスのEOSカメラとしては贅沢な仕様ですね。高ISO感度のノイズ耐性はいまいちパッとしませんが、ダイナミックレンジは一般的となっているようです。高ISO感度の画質をカバーするような明るいレンズが登場するといいですねえ。

キヤノン EOS R10 最新情報まとめ

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