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高倍率マクロの非常に魅力的な選択肢|FE 100mm F2.8 Macro GM OSS

PetaPixelがソニー「FE 100mm F2.8 Macro GM OSS」のレビューを公開。優れた解像性能を発揮し、テレコンバージョンレンズ装着時でもAFは動作するとのこと。

PetaPixel:Sony 100mm f/2.8 Macro G Master Review: Close to Perfect

  • 外観:手に持ったときに高級感があり、プロ仕様のツールのように感じられる。
  • 構造:防塵防滴構造と高い堅牢性を備え、優れた保護性能を持つ。
  • 携帯性:重量は約646gで、フィルター径は67mm。コンパクトな構成となっている。
  • 操作性:鏡筒にはカスタマイズ可能なボタンを搭載。絞りリングはクリックストップとスムーズ回転の両方に対応する。AF/MF切替、フォーカスリミッター、手ぶれ補正、アイリスロック用のスイッチも備わり、操作性は非常に高い。
  • AF:XDリニアモーター駆動により、遠距離撮影では高速かつ正確なフォーカスが可能。ただし、マクロ域では精度維持にやや苦労する場合がある。AF後にMFで微調整するのが実用的で、ダイナミックMFオーバーライド機能やフォーカスクラッチも便利。昆虫撮影のトラッキング性能は良好だが、最大倍率時にはピント合わせが難しいことがある。
  • MF:大きめのフォーカスリングを備え、プッシュ/プル式クラッチ機構により、素早く直感的にMFへ切り替え可能。リニアな動作特性を持ち、マクロ撮影での精密なピント調整に適している。フォーカスブリージングはわずかに発生するが、影響は軽微である。プロフェッショナル用途にも十分対応できる性能を持つ。
  • マクロ:1.4倍の撮影倍率を実現した点で、キヤノンRF 100mmマクロに類似する。最大の特徴は2倍コンバーター使用時に最大2.8倍の撮影倍率に達すること。光量損失はあるがフルオートフォーカスも利用可能。
  • 手ぶれ補正:レンズ内手ぶれ補正はボディ側と連携して動作。三脚なしでも安定した撮影が可能で、全体的な操作感も非常に良好。
  • 解像性能:解像力は極めて高く、f/2.8でも中央部は高いコントラストとディテールを示す。f/2.8でも全域でシャープな描写を維持し、マクロ域でも一貫して優れた性能を発揮する。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:ボケは非常に美しく、玉ねぎボケのない滑らかな描写。90mmマクロで見られた乱れが改善され、背景もより自然で柔らかい印象。ピント移動に伴うボケの変化も穏やかで、全体として上品な描写。
  • 軸上色収差:ほぼ皆無。マクロ撮影では浅い被写界深度の中で色にじみが問題となりやすいが、このレンズはそれを完全に抑制しており、信頼性が高い。
  • 倍率色収差:記載なし。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:記載なし。
  • 周辺減光:軽微。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:フレアがやや発生しやすく、開放時にはコントラスト低下と軽いゴーストが見られる。強い光源を含む構図では注意が必要だが、マクロ撮影のようなコントロールされた環境では大きな問題にはならない。
  • 光条:記載なし。
  • 作例集
  • 総評:美しいボケと高速AFを兼ね備えた高解像なポートレート兼マクロレンズ。等倍を超える高倍率撮影やテレコン対応など、多用途性が高く、イベント・ブライダル・映像制作などにも適する。マニュアルクラッチやスムーズな絞り操作により、動画撮影でも扱いやすい。高倍率マクロを求める愛好家にとって非常に魅力的な選択肢。
  • 競合について:初代90mmマクロも依然として有力だが、AF速度や撮影倍率を重視するなら新型が優れる。価格は約1,500ドルで、旧型(約1,200ドル)より高価だが性能向上は大きい。コストを抑えたい場合、タムロン90mm F2.8マクロは半額で優秀な代替となる。
  • 備考

2025年11月発売のG Masterシリーズ初となるマクロレンズ。
FE 90mm F2.8 Macroの操作系を継承しつつ、絞りリングなどを追加。フォーカスはフローティング方式のXDリニアモーター駆動となり、(キヤノンRFと同じく)最大撮影倍率「×1.4」に対応。さらにミラーレス用のマクロレンズとしては珍しいテレコンバージョンレンズ対応を実現。

販売価格はやや高価ですが、「全部入り」の本格マクロレンズとしては適正価格に見えます。
参考:ニコンやパナソニック、シグマ、タムロンよりも高く、キヤノンと同程度)

PetaPixelのレビューによると、F2.8の絞り開放から優れた解像性能を発揮。テレコンバージョンレンズ装着時に最大で2.8倍の撮影倍率を利用できるのは魅力的ですね。実効F値がかなり大きくなりそうですが、それでもAFが動作するとのこと。

サンプル動画を見る限りでは、電光石火と言えないものの快適なAF速度のようです。フォーカスブリージングは(マクロレンズとしては)確かに穏やかに見えます。

他のレビューでは玉ボケの口径食について指摘していましたが、PetaPixelでは特に言及していません。ただし、作例を見る限りでは近距離でも影響がやや目立つように見えます。このあたりはニコン「NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S」も同様であり、マクロレンズでは妥協すべきポイントなのかもしれません。

ソニー FE 100mm F2.8 Macro GM OSS 最新情報まとめ

  • 発売日:2025年11月21日
  • 予約開始日:2025年10月7日(火)10時
  • 希望小売価格:オープン価格
  • ソニーストア:199,500 
  • カメラのキタムラ:179,550円
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レンズの仕様

レンズマウント E
対応センサー フルサイズ
焦点距離 100mm
レンズ構成 13群17枚
開放絞り F2.8
最小絞り F22
絞り羽根 11枚
最短撮影距離 0.26m
最大撮影倍率 ×1.4
フィルター径 67mm
手振れ補正 搭載
テレコン 対応
コーティング Nano AR II
フッ素
サイズ φ81×148mm
重量 646g
防塵防滴 対応
AF XDリニア×4
絞りリング 搭載
IRIS LOCK対応
IRIS CLICK対応
その他のコントロール AF/MF
AFLボタン
フォーカスリミッター
フルタイムDMF
OSSスイッチ

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