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FE 16-35mm F2.8 GM II は逆光以外の点で最高の広角ズームレンズ

Sony Alpha Blogが「FE 16-35mm F2.8 GM II」のレビューを公開。逆光耐性以外は全ての点において最高と非常に高く評価しています。

Sony Alpha Blog:Sony FE 16-35mm F2.8 GM II

  • 外観:他のGM IIと同じく、優れたビルドクオリティとエルゴノミクス。
  • 構造:記載なし。
  • 携帯性:前モデルよりも小型軽量。ズーム時の繰り出し量は最小限。
  • 操作性:クリックレスに対応する絞りリングが追加。
  • AF:静止画/動画ともに高速かつ正確で静かに動作。95%の成功率。
  • MF:フォーカスブリージングは目立たない。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能
    ・中央:16mm/35mmでF2.8から優れた性能。
    ・隅:中央よりも劣るが61MpでF2.8から非常に良好。
    ・24mmが最も低下するが、F5.6で全体的に優れた性能。
    ・遠景では全体的に優れているが、16mmが若干良好。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:素晴らしい玉ボケ。広角としてはとても柔らかい後ボケ。
  • 軸上色収差:とても少ない。
  • 倍率色収差:とても少ない。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:広角側で中程度、望遠側で非常に小さい。
  • 周辺減光:16mm F2.8で目立ち、絞るかズームで緩和する。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:良好だがゴーストが見られる。
  • 光条:素敵な描写。
  • 作例集:Flickr
  • 総評:逆光耐性を除けば全ての点で最高の広角ズームレンズ。強くおススメできる。
  • 競合について:解像性能はGM IIが最高だが、GMやGも悪くない。シグマとタムロンは見劣りする。ボケも最高。フレアのみ見劣りする。静止画のみならGM Iも要検討。4200万画素ならシグマやタムロンのコストパフォーマンスが光る。
  • 備考

とのこと。
前モデル「FE 16-35mm F2.8 GM」の後継モデルとして2023年9月発売の広角ズームレンズですね。大口径ながら前モデルから大幅な小型軽量化を実現。フローティングフォーカス構造を採用することで、小型軽量化と同時に接写性能まで改善しています。他社のように広角端を拡張したり、手振れ補正を搭載するわけではないものの、携帯性と高性能を両立したαの製品開発には一貫性があります。
Sony Alpha Blogのテストでは、小型軽量化しつつも、トップクラスの解像性能を実現。このあたりはLenstipなど他のレビューサイトのテスト結果と同じ。広角ズームながら隅までパフォーマンスの顕著な低下が無いのは凄いですね。全体的に色収差も良好に補正しているしていますが、広角側の歪曲収差のみ補正が必要となっているようです。販売価格は非常に高価ですが、それだけの価値がある最上級の広角ズームレンズと言えそうですね。

ソニー FE 16-35mm F2.8 GM II 最新情報まとめ

レンズの仕様

レンズの仕様
発売日 2023年9月22日 初値 35万円前後
マウント E 最短撮影距離 0.22m
フォーマット フルサイズ 最大撮影倍率 0.32倍
焦点距離 16-35mm フィルター径 82mm
レンズ構成 12群15枚 手ぶれ補正 -
開放絞り F2.8 テレコン -
最小絞り F22 コーティング AR2
絞り羽根 11枚
サイズ・重量など
サイズ φ87.8×111.5mm 防塵防滴 対応
重量 547g AF XDリニア
その他 絞りリング・クリック解除
付属品
レンズフード・ケース

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