FE 50mm F1.4 GMはF1.2 GMの長所を物理的・金銭的にコンパクトにまとめている

PhotographyBlogがソニー「FE 50mm F1.4 GM」のレビューを公開。F1.4から優れた中央解像が得られるとし、F1.2 GMにおける長所の多くを物理的・金銭的にコンパクトにまとめたレンズと評価しています。

PhotographyBlog：Sony FE 50mm F1.4 GM Review

（基本的なスペックなどの紹介は割愛しています）

外観・構造：

防塵防滴仕様だ。

レンズマウントは金属製だ。

円筒形のレンズフードが付属する。

携帯性：

全長96.0mm、重量516gと非常に小型軽量だ。

α7R IVと組み合わせてもバランス良好だ。

操作性：

2か所のAFLボタンはカスタマイズ可能だ。

絞りリングは1/3段刻みのクリックを解除したり、Aポジションでロックすることが可能だ。

フォーカス：

AFはとても静かで滑らかに動作する。

α7R IVとの組み合わせで非常に高速で正確だ。

瞳AFは完璧に動作する。

手ぶれ補正：

光学手振れ補正は非搭載だ。

解像性能：

中央はF1.4から十分にシャープだ。F2.8からF11で最高の性能を発揮する。

端はF1.4で少しソフトだが、F2で少しシャープとなりF4~F11でピークの結果を得ることができる。

像面湾曲：

記載なし。

ボケ：

標準単焦点としては非常に魅力的だ。

色収差：

非常にコントラストが高い領域でのみ色収差が目立つ。

球面収差：

記載なし。

歪曲収差：

記載なし。

周辺減光：

F1.4で周辺減光が目立つ。

解消するには少なくとも3段絞る必要がある。

コマ収差：

記載なし。

逆光耐性：

F16まで絞ると非常に美しい光条が発生する。

太陽をフレームに入れるとフレアの影響を受けるが、大部分は良く抑えられている。

作例集

総評

FE 50mm F1.2 GMをより理にかなったレンズだ。F1.2 GMが持つ長所の大部分を、物理的にも金銭的にも小さなパッケージで実現している。まだ50mm単焦点を所有していないのであれば検討する価値がある。

とのこと。
ソニーの新しい50mm F1.4が登場しました。複雑な光学設計ながら小型軽量で、ソニーZAやシグマArtよりも携帯性に優れ、防塵防滴や絞りリング、2か所のAFLボタンなど豊富なコントロールを備えています。50mm F1.4としては高価ですが、MTF曲線の性能を見る限りでは、高いだけの価値がありそうです。

PhotographyBlogの解像テストは比較的近距離で、フレーム端はピントが合っていない可能性があります。絞り開放の解像性能は他のレビューを確認したほうが良いかもしれません。ただし、PhotographyBlogはオリジナルサイズのJPEGをいくつか公開しているので、実写サンプルは参考となる可能性あり。それらを確認すると、少なくとも絞った風景写真ではフレーム全域で非常にシャープな結果が得られているように見えます。

ソニー FE 50mm F1.4 GM 最新情報まとめ

FE 50mm F1.4 GM
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レンズの仕様

レンズの仕様
発売日	2023年4月21日	初値
マウント	E	最短撮影距離	0.41m
フォーマット	フルサイズ	最大撮影倍率	0.16倍
焦点距離	50mm	フィルター径	67mm
レンズ構成	11群14枚	手ぶれ補正	-
開放絞り	F1.4	テレコン	-
最小絞り	F16	コーティング	NanoAR II
絞り羽根	11枚
サイズ・重量など
サイズ	φ80.6×96mm	防塵防滴	対応
重量	516g	AF	XDリニア
その他	絞りリング・AFL×2
付属品
レンズフード・レンズケース・キャップ