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Sony Alpha BlogがVenus Opticsの交換レンズ「Laowa 100mm F2.8 Ultra-Macro APO」のレビューを掲載しています。
- 100mm F2.8と典型的なマクロレンズだが、撮影倍率は「1:2」である。
- ビルドクオリティはとても良好だ。
- フォーカスリングは0.25mから無限遠間で120度と少し短い。個人的には「FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO」のようにほぼ3回転もする大きな回転量が好みである。
- フォーカスリングの回転量はわずか120度だが、しっかりとした抵抗感なので正確なフォーカシングが可能である。
- 絞りリングはクリック感のあるタイプだ。
- 無限遠からマクロへ移動する場合、前玉が外装内で前方へ移動する。全長が伸びることは無く、円形フィルターを装着することで”フタ”をすることが可能だ。
- 2倍マクロレンズだが、被写界深度は非常に浅い。
- Eマウント版に電子接点は存在しない。EXIF情報が記録されないので、「Voigtländer MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5 E-mount」のように電子接点を持ったMFレンズだと良かった。
- シャープネス:α7R IV(6100万画素)
・中央:F2.8で非常に良好(Very good)、F4で優れており(Excellent)、F5.6-F8で際立った性能(Outstanding)となる。F11で非常に良好(Very good)となり、F16-F22で回折の影響を受ける。
・四隅:F2.8-F4で非常に良好(Very good)、F5.6-F8で優れ(Excellent)、F11で非常に良好(Very good)となり、F16-F22で回折の影響を受ける。
・このレンズは「FE 90mm F2.8 Macro G OSS」とほぼ同等の非常に優れたレンズである。ただし、「Voigtländer MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5 E-mount」ほどでは無い。
・四隅のパフォーマンスは注目に値する。- F2.8で周辺減光が目に付く。
- 歪曲収差は僅かな糸巻き型だ。
- 逆光耐性は並みより少し悪い。頻繁にフレアが発生し、太陽をフレーミングするとコントラストを損失する。(ただし、トキナーのFiRiNよりは優れている)
- 色収差はゼロに近い。
- F16まで絞ると26本の光条を得る。
- 発色は自然で良好だが、テストした他のマクロレンズよりもコントラストが少し低い。
- 後ボケはとても柔らかく心地よい。
- 玉ボケはとても良好だが…
・F2.8だと楕円形に変形する
・F4でほぼ丸くなる
・F5.6で完璧な円形
・13枚の絞り羽根を持つため玉ボケの角ばりは見られない。- マクロ撮影時はF4-F5.6で最適となる。残念ながら、F8まで絞ると回折によりパフォーマンスが低下し始めている。
- トキナー「FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO」と比べて四隅のシャープネスは遥かに優れている。中央領域で有意な差は無い。LAOWAのボケは絞っても円形を保っている。
マクロ・ポートレート、どちらでも優れた結果を発揮する。主なライバルは「FíRIN 100mm F2.8 FE MACRO」だが、私はLAOWAのほうが好みだ。ベストを尽くすのであれば「FE 90mm F2.8 Macro G OSS」「Voigtländer MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5 E-mount」と言った選択肢が待っている。
長所:全域で優れたシャープネス・低歪曲・色収差なし・発色・とても良好なボケ・13枚の絞り羽根・とても良好なビルドクオリティ・ピント距離表示・インナーフォーカス・2:1の撮影倍率・価格設定
並:コントラスト・F2.8の周辺減光・フォーカスリングの回転量・重量とサイズ
短所:電子接点無し・光学手ぶれ補正なし
とのこと。
全体的にLenstipやDustin Abbottのレビューと似たような結論に至った模様。6100万画素の超高解像センサーを搭載したα7R IVにも耐えうる非常に良好な解像性能のマクロレンズですが、逆光耐性には気を付けたほうが良さそう。キヤノンEFマウント版は電子接点付き、電磁絞りに対応しているものの、ソニーEマウントはフルマニュアル仕様なのでやや残念。その代わり、13枚の絞り羽根は魅力的と言えるかもしれません。
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