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「LAOWA 14mm f4 FF RL ZERO-D」周辺減光は目立つが良好な解像性能

Optical LimitsがVenus Optics「LAOWA 14mm f4 FF RL ZERO-D」のレビューを公開。周辺減光や像面湾曲が目立つ場合があるものの、良好な解像性能や歪曲収差補正を高く評価しています。14mmと広い画角ながら小型軽量で円形フィルターにも対応しているのは凄いですねえ。

小型軽量ながら良好な超広角レンズ

Optical Limits:Laowa 14mm f/4 FF RL Zero-D - Review / Test Report

  • Venus Opticsは「9mm F5.6」「11mm F4.5」「14mm F4」のクレイジーなレンズラインアップを発表し、このレンズは最も焦点距離の長いレンズだ。わずか549米ドルと手ごろな価格設定である。
  • 58mm×59mmと小さいレンズであり、重量はわずか228gと軽量だ。
  • 従来通り、ビルドクオリティは優れている。レンズマウントからレンズフードまで金属製だ。ただし、防塵防滴仕様では無い。
  • フォーカスリングは減衰され、滑らかに動作する。インナーフォーカス機構を採用しているため、レンズ全長に変化は見られない。
  • 絞りリングは1段ごとにクリックストップがある。
  • 電子接点がないため、レンズの操作はすべて手動だ。面倒かもしれないが、超広角レンズではそれほど難しい操作は必要ない。
  • 無限遠を調整することも出来る。購入後は写真撮影に出かける前に校正するのがおススメだ。
  • 超広角レンズは樽型歪曲となる傾向があるものの、このレンズはとても良好に補正している。1.7%ほどの歪曲収差が残っているが、大きな問題とはならないだろう。
  • 周辺減光は広角レンズで問題となりやすい特性だ。絞り開放では-2.9EVと目立ち、絞っても中程度しか改善が期待できない。自動補正機能が無いため、後処理で修正する必要がある。
  • 解像特性は基本的に良好だ。絞り開放から中央はとてもシャープでフレームはしもきちんとした画質だ。四隅は少しソフトだが、それでも良好である。F5.6まで絞るとフレーム全体の画質が向上、四隅でさえ非常に良好となる。F11までとても使いやすいが、F8を超えると回折の影響を受ける。
  • 解像特性はとても肯定的だが、撮影距離が近いと像面湾曲の影響が顕著となる。
  • 倍率色収差は適切に補正されている。
  • このレンズは絞り羽根が5枚であり、絞ると10本の光条が発生する。最良の結果を得るにはF11~F16まで絞ると良いだろう。
  • 逆光時はゴーストが発生するかもしれないが、それほど目立たない。

9mmや11mmほど広い画角ではないが、使いやすい超広角レンズである。いくつか問題もあるが、光学的に失望するようなものでjは無い。中央はとてもシャープで、F5.6まで絞れば四隅もシャープになる。倍率色収差や歪曲収差も僅かだ。5枚とシンプルな絞り羽根により、光条も綺麗に生成される。光学的な弱点は周辺減光と像面湾曲だ。
ビルドクオリティはしっかりとしており、52mmと小さな円形フィルターにも対応している。電子接点がないため、レンズ操作はフルマニュアルだが、超広角での操作は簡単だ。使って楽しい、携帯性の高い超広角レンズである。

とのこと。
欠点もありますが、コストパフォーマンスの高い広角レンズとなりそうですね。52mmと小さな径のフィルターを利用できるのもGood。目立つ周辺減光も後処理しやすい問題なので、特に心配する必要はなさそう。
絞り羽根が5枚と少なく、絞った際に綺麗な光条が発生するのはGood。逆光耐性もまずまず良さそうですね。

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