LUMIX G/GHシリーズ Panasonic カメラ 海外の評価

パナソニック LUMIX G100は効果的なオーディオシステムだがAFや4K動画は実用的と言えない

CAMERA LABSが正式発表されたばかりのパナソニック製ミラーレス「LUMIX G100」のレビューを掲載しています。4K撮影時や手ぶれ補正時のクロップ倍率が高いものの、補正効果は良好と評価しているようです。

  • Vlogger向けに設計されたコンパクトなミラーレスカメラだが静止画にも最適だ。
  • フルサイズ判換算で24-64mmに相当するキットレンズが付いてくる。沈胴機構を採用しており、使用時は12mmまで鏡筒を回転してレンズを展開する。
  • ファインダーはフィールドシーケンシャル液晶だが、従来のファインダーほど酷くない。そしてファインダー倍率が大きい。
  • 3.0型バリアングルモニタはパナソニックらしい幅広いタッチ操作に対応している。
  • 録画中を示すタリーランプは搭載していないが、モニターには赤アイコンだけではなく、フレーム周囲に赤枠が表示され適切なフォードバックが得られる。
  • BLG-10Eバッテリーパックは約270枚の撮影、または最大90分のFHD動画を撮影可能だ。私のテストでは満充電で4K 10分を9クリップ、つまり計90分撮影できた。
  • 3.5mmマイク端子がカメラ左上に存在する。マイク入力を利用してもバリアングルモニタと物理干渉することは無い。
  • マイクロUSB端子はUSB充電として利用可能だ。ただしUSB給電には対応していない。
  • USB経由でウェブカメラを利用することは出来ないが、HDMI出力をキャプチャ経由で使用可能だ。ただし出力はFHDまで、10bitも利用できない。
  • G99のようなヘッドホン端子は存在しない。
  • 搭載している2000万画素センサーはG99と同じだと思う。つまり静止画画質はG9とも一致するはずだ。
  • コントラストAFだが、キヤノンG7 Xシリーズよりも優れた動作だ。
  • ボディ内手ぶれ補正を搭載しておらず、手ぶれ補正はレンズ側の光学補正かボディ側の電子補正を利用する必要がある。ボディ内手ぶれ補正が必要な場合はG99を検討すべきだ。
  • 2000万画素の画質は十分な解像度でディテールには満足している。ただし、キットレンズ「LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」はG99のキットレンズ「LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.」ほど柔軟性は高くない。
  • ISO感度は1600以下で最高の画質を得ることが出来る。低照度で撮影する場合は明るいレンズと組み合わせたい。
  • 動画はHDで30/25p、FHDで24~60p、4Kで30/24pを利用可能だ。
  • 連続撮影時間はFHDで30分まで、FHD 60/50pで20分、4Kで10分となる。G99は無制限録画に対応し、ZV-1は設定変更で30分以上の撮影が可能だ。
  • シネマスコープから縦位置動画までさまざまなアスペクト比のガイドフレームに対応している。
  • Vlogger向けと言うことで同時に三脚グリップ「DMW-SHGR1」も発表した。シャッターボタンとRECボタンを利用可能だ。マンフロットのミニ三脚を思わせるデザインだが、非常に便利なアクセサリである。
  • 内蔵マイクはファインダー両側に一つ、背面に一つ存在する。ノキアのOZO Audioシステムを利用し、集音に指向性を持たせることが可能だ。指向性モードが5つあり、顔検出と連動して追従させることも出来る。
  • 動画撮影時の画角はサイズや手ぶれ補正の有無で変化する。

コンパクトなミラーレスカメラだが、内蔵ファインダーやバリアングルモニタ、外部マイク入力、3つの内蔵マイクを備えている。レンズ交換システムのカメラなので、様々なレンズを利用でき、汎用性のある素晴らしいカメラだ。

Vlog用途としては効果的な内蔵オーディオシステムといくつか重要な機能を備えている。最も強力な手ぶれ補正を利用する場合は大きなクロップが発生する点に注意して欲しい。ただし、手ぶれ補正の効果で良好な結果を得ることが出来る。
4K使用時はクロップ倍率が大きく、自撮りに適しているとは言い難い。コントラストベースのAFはキヤノンG7 Xシリーズほど悪く無いが、像面位相差AFモデルと比べると分が悪い。

最大のライバルはソニーZV-1だ。どちらもほぼ同額だが、G100はファインダーや優れた集音システムを備えている。その一方、ZV-1はより優れたAFシステム、長時間撮影、実用的な4Kとマイク機能を備えている。G100のキットレンズは暗いため、画質向上のためには明るい単焦点に変える必要がある。ただしその場合は光学手ぶれ補正が利用できない場合も多い。

個人的には自信のあるオートフォーカスを備えたZV-1が好ましいと感じる。逆にレンズ交換システムやファインダーを考慮すると、G100はオールラウンダーとしての価値を見出せる。LUMIX G99の価格帯で良いのなら、さらに防塵防滴・ボディ内手ぶれ補正・OLEDファインダー・無制限録画などを利用可能だ。

CAMERA LABS:Panasonic Lumix G100 review

とのこと。
DPReviewと同じく、Vlogger向けカメラとしてはZV-1に軍配が上がりそうですね。確かに少し中途半端な感じが否めません。とは言え、換算24mm始まりのZV-1と異なり、より広い画角を利用できるのは魅力的。ただし超広角レンズに光学手ぶれ補正は搭載していません。必然的に画角が狭くなる電子手ぶれ補正を利用しなければならないのは残念。

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参考:LUMIX G99

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