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シグマ 90mm F2.8 DG DN は若干の欠点はあるが非常に良好な画質

DXOMARKがシグマ「90mm F2.8 DG DN | Contemporary」のレビューを公開。いくつか補正可能な欠点を抱えているものの、小型軽量で非常に良好な画質のレンズと言及しています。

DXOMARK:Sigma 90 mm F2.8 DG DN (for Sony) Lens test

総合 解像 色収 減光 歪曲 透過
90DG 39 35 17 -2.1 1.2 2.9
YN85 51 53 13 -2 0.3 1.9
RF85 39 26 2 -1.4 0.3 2.2
S85 41 42 9 -1.5 0.2 1.9
Z85 49 41 3 -1.1 0.1 1.9
FE85 46 55 5 -2.0 0.3 2.0
カメラはそれぞれα7R IV・α7R IV・EOS R・S1R・Z 7・α7R IV

90mm F2.8 DG DN|ContemporaryのソニーEマウント版を、ラインナップの中で最も高画質なボディ、6100万画素のα7R IVでテストした。レンズとセンサーのシステムとしてのDXOMARK総合スコアは39点だ。これは良いスコアだが、同じ空間で競合する他社製品よりも少し低い。

透過率が優れているものの、全体的にシャープネスはやや低めで、外周部の非点収差に苦しんでいる。倍率色収差も17μmと比較的高いレベルだ。糸巻き型歪曲は1.2%と、この焦点距離では珍しい弱点もある。そして、周辺光量もF2.8という控えめなレンズであることを考えると、少し高めだ。

今回はソニーFE 85 F1.8とFE 90mm F2.8 Macro G OSSと比較してみた。

シャープネス

このような中望遠レンズは、一般的に設計が容易で、通常ならば非常に高いシャープネスを備えている。シグマは絞り開放から中央がかなり良好だが、FE 85mm F1.8や高価なFE 90mm F2.8 Macro G OSSのそれぞれの絞り開放と比べると、数値はそれほど高くはない。また、F2.8~F5.6、特にF4では外周部の非点収差がかなり大きく、全体的にシャープネスが抑えられている。F8以上に絞ると、3本とも似たようなシャープネスを示すが、シグマは他の2本にわずかに遅れをとっているようだ。

色収差

17μmとなり、ラボテストではかなり高いレベルの倍率色収差が測定された。これは比較しているソニー製レンズと比べてかなり高いが、高い数値のほとんどは隅で測定されたものだ。そして、ソフトウェアで簡単に除去できるため、必ずしも破壊的な数値ではない。ここでの主役はFE 90mm F2.8 Macro G OSSで、フレーム全域でよく補正されている。

歪曲収差

中望遠レンズであることを考えると、1.2%の糸巻き型歪曲はかなり目立つ。FE 85mm F1.8とFE 90mm F2.8 Macro G OSSの両レンズは、それぞれ0.3%と0.2%と小さな樽形歪曲を示している。倍率色収差の測定と同様、そして周辺減光のテスト結果はプロファイル補正を考慮していないので、ワークフローでソフトウェア補正を行うことで結果が改善されると思われる。

周辺減光

これもカメラや編集ソフトで簡単にコントロールできる欠点だ。F2.8という控えめな開放F値のレンズとしてはかなり高いレベルで、F5.6でも若干光量落ち目の見える。大した問題ではないが、FE 85mm F1.8はやや少なく、FE 90mm F2.8 Macro G OSSは目に見える周辺減光が無い。

透過率

シグマが優れているのは透過率だ。特に動画撮影が可能なハイブリッドモデルにおいては重要な特性である。F値より-0.1EVだけ低くなっているのみだ。しかし、FE 85mm F1.8はT2.0で-0.2EVの差、FE 90mm F2.8 G OSSはT3.2の-0.4EVで、どちらも良い透過率だ。

まとめ

誰もが大きくて重い大口径レンズを望んでいるわけではないので、コンパクトで高品質なレンズにチャンスがあることは明らかだ。この焦点距離ではソニーの強力なラインナップがあるため、シグマが少し異なるものを提供することに驚きはない。若干の欠点はあるものの、その多くはソフトウェアによる補正で克服できるものであり、画質は全体的に非常に良好だ。

とのこと。
フルサイズ用の中望遠レンズとしては驚くほどコンパクトな中口径の単焦点レンズですね。小型軽量の代償として、いくつか欠点を抱えているものの、レンズプロファイルを適用することで多くは解消できるようです。後処理が難しいのは非点収差が影響している解像性能くらいでしょうか?

ちょうど私もα7R IVと組み合わせて楽しんでいました。ざっとテストした結果としてはDXOMARKと同じような結論に至っています。非点収差・像面湾曲のような影響があるので絞り開放付近でパンフォーカスのシャープな結果は期待できません。絞り開放付近は中央でも少しソフトな結果も同じ。周辺減光や歪曲収差は補正できるので気になりませんが、解像性能を重視する人は気を付けたほうが良いかも。その一方で後ボケがとても滑らかで綺麗なので、F2.8のボケ量で問題なければ小型軽量ながら素敵なボケが得られるレンズに仕上がっています。

シグマ 90mm F2.8 DG DN | Contemporary 交換レンズデータベース

90mm F2.8 DG DN Leica L
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90mm F2.8 DG DN Sony E
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