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パナソニック「LUMIX S 24mm F1.8」は賞賛に値するシャープネス

PhotographyBlogがパナソニック「LUMIX S 24mm F1.8」のレビューを公開。小型軽量で手ごろな価格の広角レンズですが、中央から隅まで非常にシャープであり、価格以上の価値を持つレンズと評価しています。

PhotographyBlog:Panasonic Lumix S 24mm F1.8 Review

レンズの紹介:

  • ライカLマウント用の広角単焦点レンズだ。
  • 色収差を抑えるEDレンズを3枚と、非球面レンズ3枚、UEDレンズ1枚を使用した11群12枚構成である。

ビルドクオリティ:

  • ビルドクオリティはとても良好だ。
  • 大部分がプラスチック製で、レンズマウントのみ金属製だ。
  • 防塵防滴仕様に加えて-10度までの耐寒仕様も備えている。
  • ロックボタン付きのレンズフードが付属している。

携帯性:

  • 全長82mm、直径73.6mm、重量わずか310gの小型軽量なレンズだ。
  • LUMIX S5との組み合わせでバランスが取れている。両手でも片手での使用でも適している。

操作性:

  • スイッチは側面のAF/MFスイッチだけだ。
  • ゴム製の幅広いフォーカスリングを搭載している。

オートフォーカス:

  • AFは非常に高速だ。LUMIX S5との組み合わせで被写体を0.15秒でロックする。
  • AF-S時はほぼ常に正確なフォーカスだ。明るい場所でも暗い場所でもハンチングはあまり発生しなかった。
  • リニアモーター駆動のAFはとても静かだ。動画撮影にも適している。

マニュアルフォーカス:

  • 記載なし。

手ぶれ補正:

  • 光学手ぶれ補正は搭載していない。

解像性能:

  • 中央はF1.8から非常に良好だ。F2.8からF11まで抜群の性能となり、F16で回折の影響を受ける。
  • 端は中央と同じく賞賛に値するシャープネスだ。F2.8からF11で最もシャープな結果を得ることが出来る。

像面湾曲:

  • 記載なし。

ボケ:

  • ボケの評価には個人差があると思うが、我々の見解としては素晴らしい描写だ。

色収差:

  • 色収差はほぼ完全に抑えられている。

球面収差:

  • 記載なし。

歪曲収差:

  • 歪曲収差は全く目立たない。

周辺減光:

  • F1.8で目立つ光量落ちが発生する。
  • F4まで絞ると解消する。

コマ収差:

  • 記載なし。

逆光耐性:

  • F16まで絞ると非常に優れた光条が発生する。
  • 太陽をフレームに入れるとフレアが発生する傾向がある。

作例集

総評

LLUMIX S 24mm F1.8は、まだ比較的新しいパナソニックのフルサイズミラーレスシステムの中では、手頃な価格のレンズの1つだ。幸いにも、その控えめな価格設定を上回る性能を備えている。

画質については気に入った点が多く、不満な点はほとんどない。ほぼ最初からシャープで、F1.8の開放からフレームの中央と周辺の両方で優れている。さらにF2.8とF11の間では非常に優れた結果となる。また、わずかF1.8のレンズでありながら、非常に美しいボケ味を出すことができる。
F1.8では目立つ周辺減光があるものの、これは後処理で簡単に補正可能だ。そして、F4に絞ることで完全に回避することもできる。色収差は非常によく抑えられており、F16では美しい光条も得ることが可能だ。

ビルドクオリティは非常に良く、防塵防滴仕様なので悪条件の中でも安心して使用することが可能だ。LUMIX S5との組み合わせで、240fpsリニアモーター駆動のオートフォーカスは非常に高速で、かつ信頼性の高いものとなっている。さらに、フォーカス機構の動作音はほとんど聞こえないので、このレンズは動画撮影にかなり適している。ただし、マニュアルフォーカスの変更はできず、レンズには光学式手ぶれ補正機構がないため、カメラボディに依存することになる。

このレンズの実売価格は799.99ポンドで、コストパフォーマンスに優れている。今回レビューした小型カメラLUMIX S5の非常に良いパートナーになるだろう。大口径で高品質でありながら手頃な価格の広角単焦点レンズだ。

とのこと。
PhotographyBlogにおける評価は非常に高く、弱点と言える弱点は逆光耐性くらいしか指摘していないように見えます。この点はDPReviewでも指摘されているので、作例などを見て確認しておくと良いかもしれません。場合によって、確かにフレアやゴーストが発生しているように見えます。

PhotographyBlogの作例を確認すると、全体的に非常にシャープな24mmであることが分かります。少なくとも2400万画素クラスのカメラであれば絞り開放から何の問題もなく使うことが出来そうですね。ただ、ボケはPhotographyBlogが評価しているほど綺麗には見えず、撮影距離によっては少し騒がしくなるかもしれません。色収差も本当に厳しい環境ではいくらか修正が必要となる可能性がありそう。とは言え接写時のボケは確かに綺麗で、大部分の状況で色収差は問題とならないかもしれません。

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