Digital Camera Worldがキヤノン「RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM」の初期レビューを公開。小型軽量ながらキットレンズ以上の画質と効果的な手ぶれ補正、そして静かで高速なAFを評価しています。
Digital Camera World:Hands on: Canon RF-S 18-45mm f/4.5-6.3 IS STM review
- 1.6倍のAPS-Cクロップを適用すると、フルサイズ判換算で29-72mmに相当する画角を備えている。
- 18-150mmの兄弟レンズよりも小型軽量だ。
- サイズはわずか44×62mm、重量はわずか124gだ。
- 光学手ぶれ補正で4段分、ボディとの協調補正で最大6.5段分の補正効果を得ることができる。
- 単品だと300ドルだが、キットレンズとして手に入れる場合は100ドル程度だ。
- 見た目はパンケーキレンズだが、沈胴構造のため使用時は内筒を展開する必要がある。この際の全長は格納時の2倍となる。
- 前述した通り小型軽量で手ぶれ補正を搭載しているのは見事だ。妥協点は防塵防滴仕様ではないことである。
- 小さなコントロールリングはボディ側でカスタマイズ可能だ。
- ズームリングは短いストロークで快適に操作可能だ。
- 「キットレンズとしては」の枕詞を必要としない解像性能だ。Lレンズとの差はあるが、価格やサイズ、重量にも違いがある。
- EOS R7やEOS R10との組み合わせに最適だ。
- 明るいレンズではないので、低照度ではISO感度を上げるか、シャッタースピードを遅くする必要がある。
- ステッピングモーター駆動のAFはほぼ無音で滑らかに動作する。動画撮影にも適している。
- 低照度でもAFは予想外に追従し続けた。
総評
EOS R7やR10に最適な小型軽量レンズだ。キットレンズ以上の優れた画質を実現し、4段分の効果的な光学手ぶれ補正を搭載している。静止画や動画撮影に理想的な日々の相棒となるだろう。フルサイズユーザーが注目するレンズではないが、APS-Cボディを購入する場合はキットレンズとして手軽に導入可能である。
- 長所:
・最大6.5段分の手ぶれ補正
・小型軽量
・高速で静かなAF- 短所:
・暗い開放絞り
・防塵防滴仕様ではない
とのこと。
ラボテストはまだのようですが、小型軽量でシンプルな光学系のレンズとしては良好な画質を期待できるようです。ミラーレス用レンズらしく歪曲収差は後処理必須だと思いますが、その他の性能がどれほど良好なのか気になります。EOS R7を活かす防塵防滴仕様ではないのが残念ですが、EOS R10と組み合わせるには最適なレンズと言えそうですね。光学性能は良好と言われているものの、3250万画素のEOS R7で十分な結果が得られるかどうか、もう少し他のレビューも確認しておきたいところ。
キヤノン RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM 最新情報まとめ
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