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ニコン「NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S」は高価だが強くおススメできる広角レンズ

PhotographyBlogがニコン「NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S」のレビューを公開。非常に高価ですが、高い光学性能と開放F2.8が必要であれば強くおススメできるレンズと評価しています。

高価だが非常に優れたレンズ

PhotographyBlog:Nikon Z 14-24mm f/2.8 S?Review

  • レンズの紹介
    ・2020年夏に発表された、Zシステムの大口径ズームレンズだ。広角・標準ズームと組み合わせて、14mmから200mmまでの焦点距離をカバーできる。
    ・クラス最軽量のレンズだ。
    ・画角の広いレンズだが、前玉がフラットで円形フィルターも使用可能である。
  • ビルドクオリティ
    ・非常に頑丈な金属マウントを備えている。
    ・14-30mm F4よりも複雑な光学系だ。
    ・3種類の操作リングに加え、OLEDパネルやFnボタンを搭載している。
    ・2つの異なるレンズフードが付属している。一つは日常的に使用する小さなフード、もう一つは円形フィルターに対応した大きなレンズフードだ。
    ・レンズフードに加え、二つのレンズキャップも含まれている。
  • 携帯性
    ・NIKKOR Zシリーズの中では大きなレンズだが、それでもスペックを考慮すると非常に小さい。
    ・この種のレンズとしては650gと非常に軽い。とは言え、Zレンズは軽量なレンズが多いので重く感じるかもしれない。
    ・Z 6IIとの組み合わせでバランスはとれているが、Z 50のようなAPS-Cモデルで使うのは難しいと思う。
  • 操作性
    ・コントロールリングは初期設定で絞り操作に対応しているが、カスタマイズで露出補正やISO感度も操作できる。
    ・OLEDパネルはいくつか重要な設定を素早く確認可能でとても便利だ。
    ・DISPボタンを押すと、焦点距離と絞りの表示を切り替えることが出来る。
    ・ズームリングには14mm、15mm、16mm、18mm、20mm、24mmの焦点距離表示がある。滑らかに動作し正確な操作が可能な抵抗量を備えている。
  • オートフォーカス
  • マニュアルフォーカス
    ・正確な操作を実施するために十分な量の抵抗を備えている。
    ・ピント両端にハードストップは無い。
  • 解像性能14mm
    ・中央はF2.8から非常に良好だ。F4でさらに改善する。F16で少し低下するが依然として優れた性能で、F22まで絞るとソフトとなる。
    ・端はF2.8からF16まで非常に良好だ。F22で少しソフトとなる。
  • 解像性能18mm
    ・中央はF2.8で非常に良好、F4とF5.6でピークとなる。F8でわずかに低下し、F11?F16でさらに低下し、F22で最もソフトとなる。絞り値全域で非常に良好な結果だ。
    ・端はF11からF16で最もシャープとなる。
  • 解像性能24mm
    ・この焦点距離で最もソフトとなるが、決して柔らかい描写ではない。
    ・中央は絞り開放から非常に良好、F5.6で改善し、F8でピークを迎える。F11で少しソフトとなり、F16で再び低下し、F22で最もソフトとなる。
    ・端はF16で最もシャープだ。
  • 像面湾曲
    ・記載なし
  • ボケ
    ・丸みを帯びた心地よいボケだ。
  • 色収差
    ・イメージを等倍まで確認しても色収差を見つけるのは難しい。
  • 球面収差
    ・記載なし
  • 歪曲収差
    ・広角レンズらしく、14mm側で歪みが見える。ただし、全体的に良く抑えている。
  • 周辺減光
    ・14mm F2.8で減光が目に付く可能性がある。実写ではそれほど目立たず、F5.6まで絞ると大きく改善する。
    ・24mm F2.8では減光がほとんど見られない。
  • コマ収差
    ・記載なし
  • 逆光耐性
    ・記載なし
  • 作例集

総評

Zカメラとバランスの取れている広角ズームレンズだが、14-30mm F4は遥かに小さく軽量だ。とは言え、高い光学性能やF2.8が必要であれば、優れた選択肢となるだろう。

もちろんハイパフォーマンスなレンズは安くない。他のF2.8ズームとほぼ同じ価格だが、14-30mm F4と比べると遥かに高価だ。しかし、予算があれば強くおススメできる素晴らしいレンズである。

とのこと。
30万円に近い高価なレンズですが、同クラスでは小型軽量なレンズサイズで、高い光学性能を備えている模様。実際にZ 6IIと組み合わせた作例を確認すると、14mmでも四隅までシャープな光学性能を発揮しているのが分かります。

PhotographyBlogでは言及していませんが、逆光耐性がかなり良さそうですね。一眼レフ用の14mm・15mmレンズは出目金レンズが多く、逆光時にフレアやゴーストが出やすいです。比較してどの作例でも目障りなゴーストが抑えられているのはGood。

NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S交換レンズデータベース

参考:レンズサイズ比較

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