Mobile01がキヤノンのフルサイズミラーレス用交換レンズ「RF24-240mm F4-6.3 IS USM」の製品版レビューを掲載しています。
- キヤノン製フルサイズ用高倍率ズームレンズとしては非常に貴重な選択肢だ。
- 絞り開放F値は以下の通りに変動する
・24mm:F4
・35mm:F4.5
・50mm:F5.0
・70mm:F5.6
・100mm:F5.6
・150mm:F6.3
・240mm:F6.3- 小さなレンズとは言えないが、高倍率ズームレンズとしては大きなレンズでは無い。しかし、高倍率ズームは複雑なレンズ構成となっており、レンズ構成枚数は多く、重量は750gと重くなっている。
- フォーカスリングとコントロールリングは兼用だ。
- 最短撮影距離は240mmで78cm、24mmで50cmとなる。
- フォーカス速度の評価は二つに分かれる。広角側は非常に高速でEF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USMに似ているが、望遠側では並みのフォーカス速度となる。
- (訳注:シャープネスの評価は作例のみとなっています。)
- 色収差は広角側の四隅で発生し、これは絞っても改善しない。
- 240mm 1/10秒で30枚撮影したところ、成功率は22/30枚、およそ73%となった。
- 歪曲収差補正のオンオフは選択できないが広角側の歪曲収差は驚くほど小さい。
- 逆光耐性は広角側でも望遠側でも悪い結果では無い。
24mmから240mmまでをカバーする光学10倍ズームレンズだが、レンズ製造・設計の進歩で3000万画素にも耐えうる光学性能となっている。全体的に傑出したパフォーマンスであり、感銘を受けた。望遠域を使ったボケも好みだ。旅のお供となるレンズを探しているのであれば、間違いなく検討する価値がある一本だ。
とのこと。
まだ主要な海外レビューサイトでの評価が少ないキヤノンRFレンズですが、既にレビューを公開したウェブサイトでは概ね好評となっています。Mobile01も全体的に高い評価となっていますね。私も発売日にゲットしましたが、コレはなかなか良いレンズ。
広角端の四隅はRF24-105mm F4Lにやや及ばないものの(凄まじい歪曲収差と像倍率の変化があります)、標準域以降の解像性能はRF24-105mmよりも見栄えが良いです。倍率色収差や歪曲収差の補正はカメラ内・ソフトウェア補正前提となっていますが、全体的なパフォーマンスを考慮すると良い判断だったように思えます。手ぶれ補正の効き目も高く、無反動の電子シャッターと組み合わせれば240mmで1/5秒もそこそこ安定します。
個人的にはRF24-105mmを手放してRF24-240mm一本にしてしまっても良いかなと感じるくらい。ただし、防塵防滴仕様では無いため、悪天候に弱いのは数少ない残念なポイント。ついでに言えば安いレンズじゃないのだからレンズフードは付けて欲しかったところ。
RF24-240mm F4-6.3 IS USM交換レンズデータベース
関連レンズ
EFマウント
- EF24-105mm F4L IS II USM
- EF24-105mm F4L IS USM
- EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM
- EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM
- 28-300mm F/3.5-6.3 Di PZD (Model A010)
サイト案内情報
キヤノンレンズ関連記事
- RF10-20mm F4 L IS STM 10mmカバーながら驚くほどコンパクト
- キヤノン EOS R1・R5 Mark IIが供給不足リストから外れる
- Adobe Camera RAWがα1 IIやZ50II、RF F1.4 L VCMなどに対応
- キヤノン「RF65mm F2 IS」「RF-S50mm F2 IS」「RF-S85mm F2 IS」を想定したような特許出願
- キヤノン「15-50mm F4-6.3」「17-60mm F2.8-5.6」など光学系の特許出願
- キヤノン 薄型広角レンズ「21mm F5.6」「24mm F8」「26mm F3.5」光学系の特許出願
- キヤノン EF50mm F1.2L USM 生産完了
- RF35mm F1.4 L VCM 軽量化と高性能を両立しているが逆光耐性と色収差が課題
- キヤノン ”カモメレンズ”を使用したコンパクトな85mm F1.8 光学系の特許出願
- RF100-300mm F2.8 L IS USM プロ仕様の新たな基準を打ち立てる一品
Facebookで最新情報やカメラ・レンズのレビューを発信しています。
「いいね!」を押すとFacebookの最新情報が届きます。