Optical Limitsがキヤノンの交換レンズ「RF50mm F1.2L USM」のレビューを掲載しています。
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最高のAFと描写性能を備えるF1.2
- ビルドクオリティはとても優れている。鏡筒は金属マウントとハイクオリティなプラスチックパーツで構成されている。
- 防塵防滴だがフォーカシング中に鏡筒内で前玉が前後する。
- オートフォーカスはとても静かで正確だ。ミラーレスシステムでこれまで見てきた中では最高だ。
- 歪曲収差には何のデジタル補正もされていない。歪曲はとても小さく(0.2%)何の心配もない。
- フルサイズ用大口径レンズは周辺減光が大きいものだ。このレンズも例外ではない。F1.2で3EVを超え、当然ながら目に見える。問題と感じる人もいるだとうが、このような効果を好む人もいるだろう。F1.6、F2まで絞ると減光は軽度となる。周辺減光は自動補正で大幅に低下する。
- 解像度 3000万画素:中央はF1.2から既にセンサーの限界に近いパフォーマンスで絞ったとしてもほぼ同じだ。フレーム端や四隅はやや落ち込むが、それでも古いEF50mm F1.2Lよりは遥かに優れている。周辺部はF1.2の段階で既にとても良好だ。端はF2で優れた水準まで改善し、F4-F5.6では四隅も同水準まで向上する。回折はF11まで見られない。
- 色収差の平均は0.5ピクセルだ。このクラスの解像性能を持つセンサーとしてはとても良好で邪魔にはならないだろう。
- ボケは大部分がとても素晴らしい結果だ。玉ボケは滑らかで良好な描写だ。F1.6までは円形を保つが、F2で僅かに角ばる。絞り羽根が10枚であることを考えると角ばるのが早く驚いた。
- 玉ボケは四隅に向かって猫目状に変形する。
- 前後のボケは滑らかだ。
- パープルフリンジは開放で目に見えるがF1.6まで絞ればほとんど解消する。これはとても見事な結果だ。
- 絞ることによるフォーカスシフトは見られない。
(免責事項)これはEOS Rを使った最初のレビューだ。そして3000万画素はここ最近では平凡な解像性能である。
RF50mm F1.2L USMは素晴らしく驚異的なレンズだ。同じく値札にも畏敬の念を寄せている。
性能はF1.2Lが既に優れており、フレーム周辺部も見事なものだ。中程度の絞り値では全体的に画質が際立っている。倍率色収差は小さく、周辺減光も想定内だ。ボケは際立っていないが、とても良好で滑らかだ。
レンズの作りに関して実質的な弱点は無い。そしてデュアルピクセルCMOSとリングタイプのUSMで驚くほど高速で高精度である。
光学性能・鏡筒のクオリティから強くおススメできるレンズである。
とのこと。
非常に高価なレンズですが、それだけの価値はあるパフォーマンスのようですね。ただし、テストできるカメラが3000万画素のEOS Rだけであり、4000?5000万画素クラスのカメラが登場するまでの一時的な評価である点を強調しています。
とは言え、軸上色収差や倍率色収差、そして歪曲やボケ質は解像性能に関係なくとても良好であるように感じます。
RF50mm F1.2L USMのレビュー・作例を集めているページはコチラ
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