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Tamronレンズ カメラ レンズ

タムロン SP 45mm F/1.8 Di VC USD 交換レンズデータベース

更新日:

このページでは一眼カメラ用交換レンズ「SP 45mm F/1.8 Di VC USD」の情報を収集しています。

更新履歴

  • 2017.12.23:情報提供を元にレビューサイトを複数、作例にDpreview・PHOTOHITO(Sony)を追加。また新たに「レンズの特徴」項を作成しました。

データベース

レンズの特徴

中央解像力 開放 良好 周辺解像力 開放 良好
中央解像力 ピーク 非常に良好
F4-F5,6
周辺解像力 ピーク 非常に良好
F4-F8
軸上色収差 開放 中程度
F2.5で改善
倍率色収差 良好
球面収差 問題無し コマ収差 軽微
比較的良好
非点収差 良好 歪曲 樽型 極小
比較的良好
周辺減光 開放で1.3段
F2.8で改善
逆光耐性 やや良好
AF MF回転角 190度
最大撮影倍率
最短撮影距離
0.29倍
0.29m
手ぶれ補正 約3段分
フィルター 67mm 重量 540g
ボケ傾向 前ボケ…滑らか・後ボケ…緑の色づきでやや硬調
玉ボケ…口径食と非球面の影響を受けやすい
備考 防汚コート・簡易防滴・TIC対応・2015年発売

購入早見表

SP 45mm F/1.8 Di VC USD キヤノン
楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo
SP 45mm F/1.8 Di VC USD ニコン
楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo
TAP-in Console Canon
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TAP-in Console Nikon
楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo
フィルター購入早見表
プロテクト C-PL ND ソフト
X-CAP

レンズデータ

レンズ仕様

モデル名 F013
焦点距離 45mm
明るさ F/1.8
画角(対角画角) 51°21’ 35mm判フルサイズ一眼レフカメラ使用時
34°28’ APS-Cサイズ相当デジタル一眼レフカメラ使用時
レンズ構成 8群10枚
最短撮影距離 0.29m
最大撮影倍率 0.29倍(1 : 3.4)
フィルター径 Φ67mm
最大径 Φ80.4mm
長さ* 91.7mm(キヤノン用)
89.2mm(ニコン用)
質量 540g(キヤノン用)
520g(ニコン用)
絞り羽根 9枚(円形絞り**)
最小絞り F/16
手ブレ補正効果 3.5段(CIPA規格準拠)

レンズ構成図

sp40mm18lens

タムロンではマクロレンズ以外では珍しい単焦点レンズで、純正との比較で特徴的な点は2点。

  • この画角の単焦点レンズには珍しく手ぶれ補正機構『VC』を搭載したモデルである事
  • 最短撮影距離が0.29m、最大撮影倍率が0.29倍と同クラスのレンズよりもかなり寄れる事。

同シリーズの『SP 35mm F/1.8 Di VC USD』も同様の傾向があるので、今後展開するであろう『タムロンSP単焦点シリーズ』の特徴的な性能になりそうだ。

VCの搭載・接写性の高いレンズであることは、撮影の幅が広がるので汎用性はかなり高い。さらにレンズ前面に産業レンズで培った技術を使い防汚コートを採用。急なコンディションの変化にも対応出来る簡易防滴を採用している等でさらに使い勝手が良いレンズだ。45mmと言う画角を考えると少しサイズは大きめだが、手ぶれ補正搭載のF1.8で簡易防滴のシーリングを施してあると考えるとこんなもんでしょう。

AFもソコソコ早く、フルタイムマニュアルが使用可能だ。描写性能も良好でボケも綺麗なので、接写を開放で大ボケを演出したり絞って風景に使ったり出来る。海外の評価も汎用性と描写性能の両立を評価する声が多く、大きさもソコまできになるほどではないと言う感じだ。

しかし、純正と比較しても若干値が張る価格となっているので、手ぶれ補正と接写性能にどれだけの価値を見いだせるかで評価が変わってくるレンズ。価格が小慣れてきたらグッとコストパフォーマンスは高まるレンズだ。今後はさらにSP単焦点シリーズが増えるかもしれないとタムロンのインタビューを見たことが在るので、期待出来るシリーズのようだ。

競合レンズ

海外の評価

Dusin Abbott

素晴らしいF1.8レンズ

完璧な50mmを求める旅は続いている。このタムロンは探し求めるそれでは無かったが、個人的なクリスマスの購入リストに載っている。

「F1.8」と言うことでこのレンズがプログレードと言うのは難しいかもしれない。しかし、このレンズを使っているうちにプロの現場でも十分に使えるものであることが分かった。古いタムロンレンズと言うよりはツアイスのような作りだ。光学性能は驚くほど優れており、光学手ぶれ補正とクレイジーな接写性能というキラーフィーチャーが備わっている。

画質やボケ味はOtusほどでは無いが、同じくらい良好な上に手頃なサイズで携帯性良好だ。欠点を挙げるとすれば、もう少し速いオートフォーカスとより良好な色収差補正である。しかし、これらの欠点はより多い長所によって相殺される。絶対的にF1.4が必要と思わない限り、素晴らしい選択肢となるはずだ。

長所:優れたビルドクオリティ・どの50mmよりも優れた耐候性・フッ素コーティング・0.29倍の撮影倍率・良好な回転角を備えたMFリング・絞り開放から優れた解像性能・周辺減光が小さい・9枚絞り羽根のボケ・高性能なVC・正確なAF

短所:一般的な50mm F1.8より大きい・予想以上の色収差・AFがより速いと良かった・ケースが付属しない・競合他社と比べて口径が小さい

CAMERA LABS

最もOtusに近い解像性能

  • ピント精度の再現性はとても良好だ。無限遠でも近景でも性能のバラつきはほとんど無い。フォーカス速度は無限遠から0.45mまで0.7秒ほどと悪く無い。25mm幅のフォーカスリングは中程度の滑らかさで185度の回転角で動作する。
  • 手ぶれ補正は手持ちで100カット撮影したところ、2~3段の補正効果が得られていると分った。これは手ぶれ補正非搭載のレンズと比べて大きな強みとなる。
  • 軸上色収差は前景で鮮やかなマゼンダ、後景で僅かなグリーンの色づきが発生する。これは実写でも見られ、F5.6まで絞ると解消する。このテストで僅かなフォーカスシフトがあることも分かった。
  • シャープネスはフルサイズ全域でとても優れた性能を発揮していることが分かる。像面湾曲の影響もない。DX四隅やFX四隅はコントラストが少し低下するが、コマ収差は十分に補正されている。F2.8-F4以降はF11で回折の影響が出始めるまでシャープでコントラストがハッキリとしている。歪曲収差はとても小さい。
  • Otusとの比較ではOtusと同じくらいシャープに見える。シグマと比較して中央領域は互角、DXやFX四隅はシグマより良好だ。
  • 遠景でもコマ収差が抑えられており、見事なパフォーマンスだ。Otusはタムロンより明らかに優れているが、シグマとの比較では中央が僅かに劣り、FX四隅ではタムロンが明らかに優れている。
  • 点光源はコマ収差が良好に補正されているものの、軸上色収差の影響受けやすい。これはF2、F2.8で段階的に解消される。
  • 玉ボケは周囲に軸上色収差の色づきと玉ねぎボケ、そして口径食による影響が見られる。
  • 前景のボケは綺麗だが、背景は少し騒がしい。また軸上色収差による色づきも見られる。
  • 逆光耐性はフレーム外側にある光源は注意が必要だが、それ以外の状況では優れている。厳しめのテスト条件でチェックした際のゴーストとしては穏やかな量だ。
  • AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G:最も近い競合レンズだ。遥かに安く、小型軽量である。ただし、タムロンのように2~3段の効果を持つ光学手ぶれ補正を搭載していない。光学性能はタムロンがより良好だがこのレンズもかなり良好だ。タムロンの優位性は低照度における光学手ぶれ補正となるだろう。
  • AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G:AF-S 50mm F1.8Gよりも高価だが、それでもタムロンの半値以下だ。そして2/3段明るい口径を持ち、良好なボケ質である。ただし、F2まで絞ってもタムロンほどシャープとはならず、手ぶれ補正を搭載していない。
  • 50mm F1.4 DG HSM:おそらく最も悩む選択肢となるレンズだ。2/3段明るいが光学手ぶれ補正を搭載していない。シャープネスはタムロンと非常に近い。
  • Otus 1.4/55:このレンズは標準単焦点のベンチマークだ。タムロンと2択になる可能性は低いが、比較するのは面白い。Otusは色収差やコマ収差の補正に優れているが、価格とMF限定の点が問題となる。タムロンのシャープネスは他のどのレンズよりもOtusに近いが、色収差補正やDX領域端でわずかな弱さを見せる。さらにボケの訴求力が弱い。

45mm F1.8 Di VC USDは非常に汎用性のある面白いレンズだ。光学手ぶれ補正を搭載したF1.8レンズにして四隅までコマ収差がほとんどないシャープな描写である。50mm F1.4や55mm F1.4ほどのボケ量は得られず、色収差が目に付くものの比較的小型軽量なレンズだ。ただし、Zeiss Otusを除くと他のどのレンズよりも優れたシャープネスで明らかにおススメできるレンズだ。この性能を考慮すると価格設定は問題ないように見える。SP85mm F1.8 Di VC USDも本当に楽しみだ。

Good:フレーム全域でとても良好な画質・耐候性・静かで高速なAF・手ぶれ補正搭載

Bad:軸上色収差とパープルフリンジ・最高のボケではない

Lenstip

抜群では無いが欠点の無い光学性能

  • 現代的な50mmはより複雑なレンズ構成で大きくなっていくが、タムロンは控えめなレンズ口径でレンズ構成も控えめだ。しかし、光学手ぶれ補正を備えており、古い50mm F1.8と比べるとサイズは明らかに大きい。
  • 31mm径の後玉は無限遠で金属マウントと同じ面となっているが、最短撮影距離では約2cmほど鏡筒内部へ移動する。周囲は艶消しされているが隙間から艶消しされていない電子部品を見ることが出来る。
  • レンズは日本設計・日本製造だ。
  • 28mm幅のフォーカスリグはピント距離全域で約190度の回転角を持つ。これはとても大きな数値であり、非常に正確なMFを可能とするものだ。
  • 手ぶれ補正効果の最大値は3EVを少し超えている。公称値に近い数値であり、我々のテスト結果としてはポジティブに評価できる性能だ。
  • 解像性能
    ・Nikon D3xのRAWファイルに基づいて評価している。
    ・良像の基準値は30-32lpmmだ。
    ・単焦点の最高値は47-49lpmmである。そしてツアイスOtusはF4で50lpmmを僅かに超えている。
    ・中央領域はF4-F5.6で45lpmm近くまで達する。これは高水準だが、我々としては少し物足りない。シグマ50mm F1.4 DG HSMはD3xよりも1~2lpmm低い数値が出るEOS 5D Mark IIIでテストしても47lpmmに達する。比較すると2~3lpmmほど物足りない。
    ・NIKKOR 50mm F1.8Gは安価でシンプルなレンズ構成だが、F4-F5.6で45lpmm、EF50mm F1.8 STMも46lpmmに達する。
    ・その一方で絞り開放付近でも良像を大きく上回る数値だ。AF-S 50mm F1.8Gは開放で26lpmmを僅かに超える程度だ。この違いは大きい。
    ・フルサイズ隅の領域もタムロンが優れているポイントだ。絞り開放でもAPS-C領域は完全に実用範囲で、フルサイズ隅でも良像にとても近い。これは20lpmmのAF-S 50mmや22~23lpmmのEF50mm STMと比べて違いは明らかだ。
    ・しかし、より明るいシグマ50mm F1.4 DG HSMをF1.8まで絞るとタムロンよりも少しシャープな結果となる。
  • 軸上色収差に大きな問題は無いが、絞り開放では目に付く。幸いにも1段絞ると問題は解消する。シグマ50mm F1.4 DG HSMはより大口径にも関わらず、より良好に補正している。色収差補正の結果はNIKKOR 50mm F1.8 Gと似ている。
  • 倍率色収差はフルサイズ隅で0.06%と評価できる結果だが、APS-C隅では1.0%と中程度になる。このカテゴリではAF-S 50mm F1.8GやEF50mm F1.8 STMよりも悪い。ただし、タムロンの結果は良好で非難するほどでは無い。
  • 球面収差の補正は完璧では無いが、心配することは何も無い。
  • 50mmよりも少し画角が広いながら、歪曲収差は現代的な50mmと同程度に抑えられている。
  • コマ収差が目に付くのはフルサイズ四隅の絞り開放のみだ。それも一段絞れば解消する。
  • 非点収差は4.3%と僅かである。
  • ボケは縁取りがなく良好に見えるが、非球面レンズの影響が見られる。
  • 周辺減光は絞り開放で-1.32EVだ。目に付く数値だが、EF50mm F1.8 STMやAF-S 50mm F1.8Gと比べると遥かに良好である。
  • 逆光耐性はそれほど悪く無く、批判すべき性能では無い。平均的なパフォーマンスだ。しかし、我々はもう少し良い結果を期待していた。
  • オートフォーカスはノイズフリーだが、残念なことにそれほど速くはない。ピント距離全域を移動するのに1秒以上かかる。もちろん、最短撮影距離がライバルより短い0.29mであることを忘れてはいけない。とは言え、ライバルと同じピント距離を移動しても結果は悪い。テストショット中のピント問題は全くなく、大部分がシャープなカットだった。

長所:頑丈でスタイリッシュな簡易防滴鏡筒・最短撮影距離0.29m・非常に良好な中央画質・良好なAPS-C領域の画質・許容範囲のフルサイズ四隅の画質・色収差の問題無し・僅かな球面収差・無視できる歪曲収差・穏やかなコマ収差・良好な非点収差補正・素晴らしいボケ・周辺減光は目立つが競合より少ない・静かでとても正確なAF・効果的な手ぶれ補正・5年保証

短所:AFはより高速であるべきだった

少し厳しめの評価かもしれないが、個人的には満足していない。多くのカテゴリで古い50mm F1.8より優れていrうのは事実だ。しかし、現代的な50mm単焦点としてはレコードに近い解像性能では無く、いくつかのカテゴリでは古い50mmも健闘している。

新しい50mmの中でもシグマ 50mm F1.4 DG HSMの存在が厄介だ。タムロンより少し高価だが、より明るいレンズである。タムロンは効果的な手ぶれ補正と簡易防滴、そして接写性能が優れているものの、光学性能は全体的にシグマが有利だ。とは言え、手ぶれ補正やフレーム全域の画質、目立たない周辺減光は強みと言えるだろう。

長所の数を見れば、このレンズを批判するのは難しい。そして我々のテストでは重大な欠点を見つけることは出来なかった。

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