PENTAXレンズ 海外の評価

smc PENTAX-DA 50mmF1.8は実にコンパクトで手ごろな価格の中望遠レンズ

Digital Camera Worldがペンタックス「smc PENTAX-DA 50mmF1.8」のレビューを公開。ポートレートレンズとしては小型軽量で非常に安く、F1.8のソフトな描写がポートレートで強みになると述べています。

Digital Camera World:Pentax smc DA 50mm f/1.8 review

外観・構造:

  • フルサイズ判換算で76.5mmに相当する画角のAPS-Cレンズだ。
  • 外装はプラスチック製だ。
  • レンズフードは付属しない。
  • 防塵防滴には対応していないがSPコーティングが施されている。

携帯性:

  • 小型軽量なレンズだ。

操作性:

  • 記載なし。

フォーカス:

  • レンズ内モーターが無いのでボディ側のモーターで駆動する。
  • AFは非常に高速だが、市場にある多くの50mm F1.8と比べると非常にノイジーだ。
  • MFは滑らかだが距離目盛は存在しない。

手ぶれ補正:

  • 記載なし。

解像性能:

  • シャープネスは絞り値の中間領域で最も優れている。
  • F1.8での相対的な柔らかさは、間違いなくポートレート撮影に有利だ。

像面湾曲:

  • 記載なし。

ボケ:

  • 心地よく滑らかな描写だ。

色収差:

  • フレーム端まで最小限に抑えられている。

球面収差:

  • 記載なし。

歪曲収差:

  • 歪曲収差がわずかに残っているが、一般的に目立つほどではない。

周辺減光:

  • 記載なし。

コマ収差:

  • 記載なし。

逆光耐性:

  • 記載なし。

総評

ポートレートレンズは大きく、重く、高価なものが多いが、このペンタックスレンズはそのどれにも当てはまらない。実にコンパクトで軽く、それでいて76.5mm相当の焦点距離で、開放F値はF1.8だ。フォーカスモーターがなく、ややベーシックな部分もあるが、お求めやすい価格になっている。

  • 長所
    ・76.5mm相当の中望遠レンズ
    ・小型軽量
    ・手ごろな価格
  • 短所
    ・プラスチック外装
    ・レンズ内AFモーターなし
    ・フードなし

とのこと。
一万円ちょっとで手に入るAPS-C一眼レフ用の単焦点レンズですね。APS-C用のレンズですが、フルサイズセンサーを搭載しているPENTAX K-1でも使用可能。当然ながらAPS-Cでは描写が安定する中央周辺をクロップして使うことになるので、DCWのテスト結果のように、フレーム全域で安定感のある解像性能が得られる模様。とは言え、F1.8の絞り開放からシャープなレンズと言うわけでは無く、開放付近は少しソフトな描写となるようです。逆にそれがポートレートレンズの柔らかい描写を実現するうえで強みになっていると指摘。向き不向きはあるかもしれませんが、理解して使えば面白いレンズとなりそうです。

レンズがリリースされてから10年以上が経過しており、各所にレビューやサンプル写真が数多く掲載されています。絞り開放の描写やボケが気になるのであれば、予めサンプル写真やユーザー投稿などを確認しておくと良いかもしれません。

リコーイメージング smc PENTAX-DA 50mmF1.8 最新情報まとめ

smc PENTAX-DA 50mmF1.8
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レンズの仕様

レンズタイプ 望遠単焦点
焦点距離(35mm判換算) 50mm(76.5mm)
開放絞り値 F1.8
最小絞り F22
画角 31.5°
レンズ構成 5群6枚
絞り羽根枚数 7枚
最短撮影距離 0.45m
最大撮影倍率 0.15倍
フィルター径 52mm
最大径 x 長さ 63 x 38.5 mm
質量(重さ) 122g

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