CAMERA LABSがソニー「Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA」のレビューを掲載しています。
抜群の光学性能では無いが小さなレンズ
- とても小さな35mmだ。このレンズに競合するとすればサムヤンのAF35mm F2.8 FEくらいだろう。
- 価格設定はFE35mm F1.4 ZAやBatis 40mm F2と比べてまだまだ安価だ。しかし、サムヤンAF35mm F2.8 FEはさらに安い。
- オートフォーカスの精度はとても優れており40コマの撮影でピンボケは一つもない。フォーカス速度は無限遠から0.43mの近接までα7R IIとの組合せで約0.5秒と高速だ。AF動作音を動画で拾うことは無い。
- 無限遠から0.43mにピントを移動すると画角が6%ほど広がる。
- 軸上色収差の補正は完璧では無いが、絞る必要性もない程度には補正されている。
- 絞り開放から中央領域はとてもシャープだ。周辺部もFE35mm F1.4 ZAの開放よりは良好である。
- フルサイズの四隅はF5.6まで絞ってもシャープにならず、少なくともF8まで絞る必要があるだろう。全体的に見て、APS-C領域は優れているがフルサイズ四隅は甘い。
- 無限遠の解像性能は35mm F1.4 ZAやBatis 40mmと比べて少し甘い。しかし、F5.6まで絞ると四隅までシャープに写り始める。
- コマ収差はこのレンズの絞り開放より、FE35mm F1.4 ZAをF2まで絞ったほうが良好で明るいレンズの状態を維持している。
- 玉ボケはとても目立つ玉ねぎボケの兆候がある。
- 接写時はF5.6まで絞ると実用的な画質となる。
- 逆光耐性はとても良好だ。強い光源下でも信頼できるパフォーマンスである。
- 光条を綺麗に見せるためには少なくともF8まで下げるべきだろう。
- Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA:2段明るくボケ量は多い。さらに絞りリングを備えているのでビデオグラファーにも適している。ただし、価格は2倍で重量が遥かに重い。また、中央部はシャープだがAPS-C隅ではシャープさが損なわれ軸上色収差による影響が大きい。
- Batis 2/40 CF:とても魅力的なレンズだ。1段明るくフルサイズ隅までシャープ、そして色収差やコマ収差が少ない。程よいレンズサイズでしっかりとしたビルドクオリティを備えている。画角は少し狭くなるが、面白い選択肢だ。
- 35mm F1.4 DG HSM:2段明るいレンズだが同じような価格で購入できる。しかし、レンズのサイズと重量は遥かに負担が大きい。傾向はFE35mm F1.4 ZAと似います。
- AF 35mm F1.4 FE:このレンズはFE35mm F2.8 ZAとよく似ているが、非常に安価である。
とてもコンパクトなレンズだが、F1.4と比べて2段暗くボケ量も少ない。そして接写性能は特に良好とは言う訳でもない。しかし、AFは静かで高速、防塵防滴仕様で、APS-C領域はとてもシャープな上に逆光耐性は良好だ。優先順序で「小型軽量」を重視する場合にはおススメの一本だ。
とのこと。
サムヤンAF35mm F2.8 FEのように安価な選択肢や35mm F1.4 DG HSMのように同価格で大口径な選択肢が存在するので悩ましいところですね。小型軽量なα7シリーズに似合うレンズだと感じているので、スナップ写真などで価値を見いだせれば買いのレンズなのかもしれません。
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