VILTROX カメラ レンズ 海外の評価

VILTROX AF 20mm F2.8 完璧ではないが安価で小型軽量な超広角レンズ

Mobile01が「VILTROX AF 20mm F2.8」ソニーEマウント版のレビューを公開。フレーム端はソフトで絞る必要があるものの、小型軽量で中央の解像性能が良く、手頃な価格の超広角として検討する価値があるとのこと。

Mobile01:Viltrox AF 20mm f/2.8 FE 評測報告|極其輕巧、價格親民!

  • 外観:薄型レンズフードが付属。本体前面は52mmフィルターに対応。
  • 構造:強化プラスチック製の外装。防塵防滴。フッ素コーティング。USB-Cポート。
  • 携帯性:157gと軽量。APS-Cと組み合わせるのも面白い。
  • 操作性:記載なし。
  • AF:STM駆動。駆動音はほとんど聞こえない。Af速度は純正よりも少し遅い。
  • MF:フォーカスブリージングによる画角の変化は2mmほど。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:フレーム隅がソフトな画質。F8まで絞ると画質の均質性は安定するが、F2.8の意味がない。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:記載なし。
  • 軸上色収差:コントラストの高い領域はF2.8で目立つ。絞ると改善。
  • 倍率色収差:コントラストの高い領域はF2.8で目立つ。F5.6から大きく改善。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:光学的に良好な補正状態。
  • 周辺減光:記載なし。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:日本ブランドとは異なり、ゴーストは比較的簡単に発生する。
  • 光条:F5.6より発生。良好。
  • 作例集:高解像サンプル多数。
  • 総評:良好な中央画質と歪曲収差の補正状態の小型軽量なレンズ。フレーム端がソフトで、逆光耐性を許容できるのであれば検討する価値がある。APS-Cと組み合わせるのも一つの手。
  • 競合について:ソニー・シグマ・タムロンなどの競合製品あり。画質と接写性能はタムロン。価格第一の場合はVILTROXが最も安価。
  • 備考

とのこと。
国内でも2万円台前半(PERGEAR)で手に入る、フルサイズ対応の手ごろな20mm F2.8。タムロンやサムヤンなどの競合製品が存在するものの、比較してより小型軽量で、手ごろな価格を実現しています。

光学性能が気になるところですが、Mobile01のレビューによると、絞れば全体的に良好な結果が得られるようです。全体的な均質性を必要としなければ、F2.8から中央は良好な結果を期待できる模様。このあたりの評価はDigital Camera Worldとよく似ています。

小型軽量かつ低価格で、これだけの画質を実現しているのであれば十分と言えるかもしれませんね。完璧ではないものの、気軽に20mmの超広角を使ってみたい人にとって面白い選択肢となることでしょう。APS-Cクロップの場合、欠点がスポイルされて使いやすいかもしれません。

私はZ 8と組み合わせるためZマウント版を購入しました。2万円前半で購入できる20mm広角レンズとしては十分過ぎるパフォーマンスを発揮します。F2.8を活かした遠景の撮影には不適ですが、それ以外であれば概ね期待通りの結果が得られます。フレーム端の画質低下は像面湾曲の影響があるため、基本的に絞らないとフレーム全体の画質向上は期待できません。F2.8を活かした低照度でのパンフォーカス撮影には不向き。

とはいえ、リバースエンジニアリングの社外製レンズである点を考慮しても、気軽に超広角を体験してみたい人にとって面白い選択肢になるのかなと。

VILTROX AF 20mm F2.8 最新情報まとめ

レンズの仕様

  • フォーマット:フルサイズ
  • マウント:E / Z / X
  • 焦点距離:20mm
  • 絞り値:F2.8-F16
  • 絞り羽根:7枚
  • レンズ構成:8群10枚
  • 最短撮影距離:0.19m
  • 最大撮影倍率:0.17倍
  • フィルター径:52mm
  • サイズ:64.9×59.6mm
  • 重量:152g
  • 防塵防滴:
  • AF:STM
  • 手ぶれ補正:-
  • その他機能:
    ・USBポート

関連レンズ

関連記事

-VILTROX, カメラ, レンズ, 海外の評価
-,