VILTROX カメラ レンズ 海外の評価

VILTROX AF 35mm F1.2 LAB はG Masterよりも優れた解像性能とボケ

Dustin Abbottが「VILTROX AF 35mm F1.2 LAB」のレビューを公開。FE 35mm F1.4 GMとの比較で、より良好な解像性能とボケ、AF速度が得られたとのこと。さらに、より手ごろな価格と評価しています。

Dustin Abbott:LAB vs GM – Sony 35mm Showdown

類似点

  • 防塵防滴
  • コントロール
    (ただし、絞りリングのアプローチは異なる)
  • コマ収差補正
  • 逆光耐性

LABを選ぶ理由

  • 価格
  • F1.2
  • 透過率
  • 大きく柔らかな玉ボケ
  • 情報パネル
  • カスタマイズ
  • 4基のリニアモーター
  • 大きく柔らかいボケ
  • 中央・中間がよりシャープ
  • 一貫して良好なコントラスト

GMを選ぶ理由

  • 軽量
  • 小型
  • 最大撮影倍率が高い
  • 滑らかな絞り操作滑らかなフォーカス操作
  • 高速連続撮影に対応
  • 絞り開放の色収差が少ない
  • 歪曲収差が小さい
  • 周辺減光が少ない
  • 絞り開放で四隅がシャープ

結論

注目に値する比較だった。
ViltroxはF1.4のGMよりもF1.2のViltroxの方が光学的に優れている。 さらにAFは高速だ。もし、あなたが軽量化を望むなら、あるいはサードパーティ製レンズを信用しないなら、GMを選ぶといいだろう。 400ドル以上節約したい場合や、F1.2レンズがもたらす「特別なソース」が欲しい場合はLABを選ぶと良いだろう。

2025年4月に登場したVILTROX製のF1.2 AFレンズ。VILTROXの初のF1.2 AFレンズを実現しつつ、最高級ライン「LAB」シリーズとして、優れた光学性能を両立。さらに防塵防滴仕様やHyperVCM駆動のAFなど、ソニーやシグマなどの国内製品と渡り合うことが出来るスペックとなっています。

販売価格はそれなりに高価で、VILTROX製品としては高めの部類。しかし、F1.2レンズとしては適度な値付けで高すぎることはありません。シグマ「35mm F1.2 DG DN」と同程度。

Dustin Abbottの比較レビューではG Masterを上回る解像性能を発揮し、F1.2の大きなボケに加えて柔らかい描写が得られると高く評価。携帯性や連写などの互換性は純正品が有利となるものの、コストパフォーマンスの高いF1.2レンズとなっているようです。

私もこの2本はどちらもテスト済み。VILTROXが思いのほか健闘していたので驚きました。Dustin Abbott氏が言及しているように、コストパフォーマンスの高い35mm F1.2と考えて間違いないのかなと思います。

付け加えると、VILTROXは近距離で周辺部・隅に若干の性能低下が見られます。顕著ではないものの、G Masterと比べるとややソフト。あとは、サイズ・重量差が目立つので、長時間の手持ち撮影が多いのであればG Masterが無難。

VILTROX AF 35mm F1.2 LAB 最新情報まとめ

  • リリース:2025.4.16
  • 販売価格:169,200円

レンズの仕様

発売日 2025.4.16
初値 169,200円
レンズマウント E
対応センサー フルサイズ
焦点距離 35mm
レンズ構成 10群15枚
EDレンズ5枚
高屈折率レンズ3枚
非球面レンズ2枚
開放絞り F1.2
最小絞り F16
絞り羽根 11枚
最短撮影距離 0.34m
最大撮影倍率 不明
フィルター径 Φ77mm
手振れ補正 -
テレコン -
コーティング 不明
サイズ Φ89.2mm×121.8mm
重量 約920g
防塵防滴 対応
AF HyperVCM
絞りリング あり
(クリック切替対応)
その他のコントロール AF/MF
Fn1/Fn2
付属品 レンズキャップ
リアキャップ
フ-ド
収納袋

関連レンズ

関連記事

-VILTROX, カメラ, レンズ, 海外の評価
-,