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富士フイルム「X-S10」はこの価格帯で最高のAPS-Cミラーレス

Digital Camera Worldが富士フイルム「X-S10」のレビューを公開。小型軽量でシンプルな操作性のカメラですが、上位機種のような画質やAF、そしてボディ内手ぶれ補正を搭載し、魅力的な価格設定であると高く評価しています。

この価格帯で最高

Digital Camera World:Fujifilm X-S10 review

  • カメラの紹介
    ・富士フイルムのカメララインアップに面白い変化が見られる機種だ。従来の機種はシャッタースピードダイヤルやISOダイヤル、レンズによっては絞りリングも搭載していた。しかし、X-S10は他社でよく見られるモードダイヤルを搭載している。
    ・X-T4やX-Pro3のように昔ながらの露出制御で多くのファンを獲得していた富士フイルムだが、同時にX-T200やX-A7のようなエントリー向けのミラーレスも作っている。
    ・X-S10はエントリーモデルとハイアマチュアモデルの中間に位置する最初の「架け橋」のようなミラーレスだ。
  • ビルド・外観
    ・X-T4と同じ2600万画素X-Trans CMOS 4センサーを搭載している。
    ・プロセッサもX-T4と同じX-Processor 4に見える。
    ・X-T4と同じくボディ内手ぶれ補正を搭載したモデルだ。補正効果は少し低下するものの、違いは僅かだ。
    ・SDカードスロットは一つだけだ。
    ・465gとそれほど重くないが、非常にしっかりとした感触である。
  • 携帯性
  • グリップ
    ・小さなボディだが、非常に優れたホールド感である。
  • 操作性
    ・コマンドダイヤルには煩わしい押し込みボタンが無くなっている。
    ・Qボタンは通常ならば背面に配置されているが、X-S10ではカメラ上部に配置されている。
  • 手ぶれ補正
  • ファインダー
    ・X-T4と比べると低解像だ。
    ・0.62倍のファインダー倍率は平凡と感じる。
  • モニター
    ・記載なし
  • メニューシステム
    ・記載なし
  • オートフォーカス
    ・X-T4と同じフレーム100%をカバーする位相差AFシステムだ。
    ・顔と瞳検出に対応し、低照度では-7EVまで対応している。
  • 連写性能
    ・X-T4と大きく異なる部分だ。
    ・X-T4が15コマ秒でメカシャッターの連写が可能だが、X-S10は8コマ秒までである。
    ・8コマ秒のメカシャッター連写はこのクラスできちんとした性能だ。
    ・電子シャッターならば20コマ秒、×1.29クロップで30コマ秒の連写に対応している。
  • 高感度ISOノイズ
    ・画素数は多いが、キヤノンやニコンと比べて良好な画質だ。低画素のZ 50には及ばないが、次点でX-S10となる。
  • ダイナミックレンジ
    ・ダイナミックレンジ拡張モードを使用することで、良好なダイナミックレンジを実現可能だ。
    ・従来通りDR200・DR400を利用可能だ。JPEGだけでなく、RAWの柔軟性も向上する。
    ・競合他社と比べて優れたパフォーマンスを発揮している。
  • 仕上がり機能
    ・他の富士フイルム機と同じく見慣れた色とディテールの表現が可能だ。同じセンサー・プロセッサを使用していると考えると、違いはないはずである。
    ・RAW現像でもCaptureOneでフイルムシミュレーションを自動的に検出して割り当ててくれる。
    ・解像性能はEOS M6 Mark IIほどではないが、Z 50よりも良好だ。α6600とほぼ同じである。
  • 動画
    ・X-T4のような4K 60pには対応していない。これはミドルレンジの万能カメラであり、動画用のスペシャルなカメラではないのだ。アマチュアには十分だろう。
    ・X-S10は内部記録で4K 30p 4:2:0 8Bitまでだ。
    ・外部出力で4K 30p 4:2:2 10Bitに対応している。
    ・手持ちでの動画撮影では、手ぶれ補正によるジャダーが高頻度で発生した。静的な被写体を撮影するには適しているが、歩き回りながら撮るには不向きだ。ジンバルを使ったほうがうまくいく。

総評

コンシューマー向けの操作性だが、ビルドクオリティや操作性は非常に良好だ。モードダイヤルの実装は従来の富士ユーザーとしては残念かもしれないが、ビルドクオリティ・操作性・ボディ内手ぶれ補正を搭載している。カメラのスペックはハイアマチュアや高度なコンテンツクリエイター向けである。

この価格帯のAPS-Cミラーレスとしては最高のコストパフォーマンスを備えている。X-T30よりも魅力的に見え、カメラをアップグレードしたいアマチュアやエントリーにとって検討すべき1台だ。

長所:見事な仕上がり・操作性・ボディ内手ぶれ補正・位相差AF・クロップなしの4K動画

短所:モードダイヤル・4K 60p非対応・ボディ内手ぶれ補正は動画撮影で効果的ではない

とのこと。
ここ最近のミラーレスでは珍しく「これは安い」と素直に感じたカメラです。上位機種と同じイメージセンサー・プロセッサを搭載し、同クラスでは珍しいボディ内手ぶれ補正も搭載。AFや仕上がり機能は富士フイルムの最新版を実装しており、価格を考慮する至れり尽くせり。

Digital Camera Worldの評価も非常に高く、コストパフォーマンスは良好と述べています。以前から動画機能に関しては辛口で、X-S10も手ぶれ補正のジャダーについて指摘しています。動画を撮りながら歩き回るのであれば、電子手ぶれ補正やブーストモードを併用する必要がありそうですね。

静止画における性能は連写速度とバッファ以外は概ね良好で、X-S10の操作性に問題が無ければ満足のいくカメラと感じるはず。タッチFnも活用することでボタンカスタマイズも意外と豊富。

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