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XF16mmF2.8 R WRはF5.6まで絞れば優れた均質性を発揮するレンズ【海外の評価】

Lesnumeriqueがフジフイルムの交換レンズ「XF16mmF2.8 R WR」のレビューを掲載しています。

  • 小型軽量なサイズは間違いなくこのレンズの強みだ。X-T30のようなカメラボディとの相性がとても良い。
  • レトロな外観の金属鏡筒は富士フイルムらしいデザインだ。防塵防滴仕様のため、X-T3やX-H1と組み合わせることで耐候性のあるカメラシステムとなる。
  • XF27mm以外のXFシリーズと同様、このレンズは絞りリングを備えている。1/3段ごとに動作し、カメラ側で操作が可能となるAポジションが存在する。動作は少し硬いが、とても使いやすい。
  • 少し狭いがマニュアルフォーカスリングも備えている。
  • 最短撮影距離は17cm、撮影倍率は0.13倍程度だが多目的に使える接写性能だ。
  • 玉ボケは四隅で口径食の影響を受け、非球面レンズによる玉ねぎボケが若干見られる。
  • 歪曲収差の影響は少なく、僅かな糸巻き型だ。
  • 周辺減光はF2.8で目立たず、絞るとすぐに解消する。
  • 逆光耐性は良好でレンズフレアの影響は見られない。
  • ステッピングモーター駆動のオートフォーカスは静かで高速だ。
  • X-T30と組み合わせた際の解像性能はF2.8~F4で中央と四隅のパフォーマンスに差がある。しかし、中央はとても良好な解像性能を発揮し、四隅もF5.6~F11できちんとした解像性能だ。F16まで絞っても良好な結果を得ることが出来るが、F22では回折の強い影響が見られる。
  • 色収差はまったく見られない。

長所:小型・軽量・絞りリング・防塵防滴・口径食の影響が少ない・高速で静かなオートフォーカス・中央解像・F5.6以降の均質性

短所:手ぶれ補正なし・距離指標なし・AF/MFスイッチなし・平凡な開放F値・絞り開放における均質性の欠如

光学手ぶれ補正を搭載していないのであれば、もう少し明るいレンズが良かった。しかし、僅か155g、長さ45mmのレンズはポケッタブルなサイズであるうえ、開放から良好なパフォーマンスを発揮しF5.6まで絞れば優れた画質を得ることが出来る。ルポルタージュや風景に最適な相棒となるだろう。

Lesnumerique:Objectif Fujifilm Fujinon XF16mm F2.8 R WR?: un bon complément au X-T30

とのこと。

歪曲収差はデジタル補正に依存していたりするのですが、解像性能や色収差補正は申し分ないようですね。16mm F2.8というスペックがズームレンズと被ってしまうものの、小型軽量で面白い選択肢であるように感じます。小型軽量な16mm防塵防滴レンズは他社のAPS-Cミラーレスに存在しませんので富士フイルムの強みと言えそうです。コンパクトで広い画角を活かしやすい、バリアングルモニタ搭載モデル「X-A7」と組み合わせると面白い使い勝手となるもしれません。

XF16mmF2.8 R WRのレビュー・作例を集めているページはコチラ

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