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YONGNUO YN85mm F1.8 DF DSM レンズレビュー Vol.6 周辺減光・逆光編

YONGNUO「YN85mm F1.8 DF DSM」のレビュー第六弾を公開。中国レンズメーカーの中では比較的良好な逆光耐性ですが、周辺減光は絞ってもあまり改善しない点などについてレビューしています。

YN85mm F1.8 DF DSMのレビュー一覧

周辺減光

周辺減光とは?

フレーム周辺部で発生する不自然な光量落ち。
中央領域と比べて光量が少なく、フレーム四隅で露出不足となります。主に大口径レンズや広角レンズで強めの減光が発生。

ソフトウェアで簡単に補正できる現象ですが、露出不足を後処理の補正(増感)でカバーするため、ノイズ発生の原因となる点には注意が必要。特に夜景や星空の撮影などで高感度を使う場合はノイズが強く現れる可能性あり。

最短撮影距離

最短撮影距離でも周辺減光の影響があり、これはF4まで絞っても完全には解消しません。レンズプロファイルに対応していない可能性もあるので、手動補正が必要。幸いにも過度な影響ではないので、アクセントと割り切って修正しないという手もありそう。

無限遠

最短撮影距離と比べると少し強めですが、劇的な違いはありません。

逆光耐性・光条

中央

絞った際に光条が主張する場合があるものの、フレアは良く抑えられています。ゴーストの発生は完璧に抑え込まれているとは言えませんが、中国レンズメーカーの中ではきちんとしています。

フレーム周辺から強い光が入る場合にも大きな問題はありません。

光条

F11付近まで絞ると、シャープで先細りする綺麗な光条が発生します。

まとめ

85mmで強い逆光をフレームに入れる機会は少ないと思いますが、そのようなシーンでもフレア・ゴーストへの耐性は良好のように見えます。完璧ではないものの、中国レンズメーカーの中では比較的良好。特にフルサイズミラーレス用のAFレンズとしては古めの設計ですが、特に大きな問題は無さそうです。周辺減光は若干強めに発生するうえ、絞ってもしつこく残ります。レンズプロファイルが無いので自動補正に対応していませんが、手動で簡単に修正することも可能。

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