DPReviewが正式発表されたばかりのソニーEマウント用交換レンズ「FE 35mm F1.8」のサンプルギャラリーを公開しています。
ソニーはフルサイズEマウント用レンズ「FE 35mm F1.8」を発表した。
「焦点距離・絞り値・軽量」が組み合わさり、α7シリーズとく合わせる完璧なレンズであり、どのようなシステムでもメインレンズとなるだろう。そして今まで無かったレンズラインアップの隙間を埋めるものとなる。
最初の印象は肯定的なものだ。絞り開放から非常にシャープでF2.8まで絞ると中央がピークに達し、F4-5.6まで絞れば四隅もピークとなる。重要なボケ描写はとても滑らかで、非球面レンズの影響や四隅の荒れは無く、高価なFE35mm F1.4 ZAよりも遥かに優れている。
場合によってかなりの色収差(倍率色収差と軸上色収差)を我慢する必要があるものの、このサイズのレンズでは予想できることだ。周辺減光はF11まで減少し続けるが、開放でも約1EVにすぎない見事な結果だ。
ついに正式発表されましたね。噂通り7月9日となったようです。DPReviewではさっそく「FE 35mm F1.8」を使ったサンプルギャラリーを公開。
実際にオリジナルデータを確認してみると確かにシャープでボケ描写はなかなか綺麗なレンズですね。指摘している通り、ハイコントラストな領域で軸上色収差が少し発生している模様。とは言え、そこまで目立つような量でもありませんが…、玉ボケの縁が色づく場合は少し騒がしくなりそう。
同じフレームの遠景を絞り値ごとに撮影した作例も掲載しています。開放でも特に目立つ粗もなくきちんと解像していますが、やはり軸上色収差が少し目に付くのでマイクロコントラストには影響があるかもしれません。F2.8まで絞ると大部分は抑えられていますね。シャープネスの解像ピークはDPReviewの言う通りF4-F5.6となっているようです。
逆光シーンの作例も1枚掲載しています。フレアとゴーストが盛大に発生しそうなシーンですがまずまず良好に抑えているような感じですね。
35mmのクオーターマクロらしく面白いように近づくことができるようです。さすがにレンズの大部分が前方へ移動する「RF35mm F1.8 MACRO IS STM」のハーフマクロとまでは行きませんが、AFや運用面を考慮するとFE 35mm F1.8のほうがバランスが良いように感じます。
価格は750米ドルと予想していたよりも高価ですが、「NIKKOR Z 35mm f/1.8 S」はより高く、「RF35mm F1.8 MACRO IS STM」がより安く、丁度間を取ったような価格設定となっています(少しNIKKOR寄り)。
数日後にシグマ35mm F1.2が登場すると噂されているので併せて検討してみると良いかもしれませんね。
コマ収差は目立つかも?
IMAGING RESOURCEが自然風景シーンにおける作例を多数公開しています。ボケはまずまず綺麗ですが色収差による色づきが確認できます。また、四隅のコマ収差がかなり目立つ作例がいくつか存在するので夜景には不向きかもしれませんね。
ソニーFE 35mm F1.8 交換レンズデータベースはコチラ
購入早見表
国内での正式発表はまだですが簡易検索リンクを設置しておきます。
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