DPReviewがパナソニック「LUMIX GH5 II」のISO感度別作例を公開

DPReviewがパナソニック「LUMIX GH5 II」のISO感度別作例を公開。DXOMARKやPhotons to Photosの結果と異なり、DPReviewの撮影環境における静止画の実写作例ではGH5との画質差はそう目立たないようですね。

DPReview：Panasonic Lumix DC-GH5 II added to studio test scene

ベースISOでは、GH5 IIと初代モデルの間に大きな違いは見られない。見た目のシャープネスはわずかに向上しているが、これは新しいモデルに高価なレンズを使用しているためと思われる。初代GH5と同様にモアレが発生しているが、これはローパスフィルターを使用していないことに起因している。

非常に高いISO感度では、新型カメラの方がわずかに有利なようだが、低ISO感度では目に見える差を生むほどではないようだ。JPEGエンジンは、低光量でもディテールを保持できるように少し調整されている。

また、GH5Sでは白人の肌色がより淡く感じられるが、色の反応を調整されているかどうか判断できるほどの差は無い。全体的には、日常の撮影ではあまり気にならない程度の差だと思う。

ダイナミックレンジについて、露出ラチチュードのテストではGH5 IIのファイルにおける深いシャドー部分が、従来のカメラよりも若干ノイズが多いように感じられました。しかし、これはDxOMarkやPhotonstoPhotosの数値評価とは異なる。これは、Adobe Camera Rawのブラックポイントのキャリブレーションが間違っていたためで、画像の極端なディープシャドウ（つまりダイナミックレンジの最後の数ストップ）を使用することを想定していないのかもしれない。

とのこと。
Photons to PhotosやDXOMARKなどのベンチマークテストではGH5との差が発生していたものの、実写で見る限り顕著な画質差はないのかもしれませんね。（少なくとも静止画において）
とは言え、最新のカラープロファイルやV-log Lが初期装備となり、「4:2:2 10bit DCI 4K」の25/30pに対応、CineDのレビューによれば動画におけるローリングシャッターやダイナミックレンジも改善しているとのこと。動画撮影では静止画で感じられなかった画質差を体験できるかもしれません。

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