IMAGINGRESOURCEが「LEICA DG SUMMILUX 9mm/F1.7 ASPH.」計100点のサンプルギャラリーを公開。小型軽量ながらシャープで良好な光学性能のレンズに仕上がっているとのこと。
- 広角 F1.7レンズだが、非常にコンパクトで軽量だ。
- 全長はわずか52mmである。パンケーキレンズではないが、それに近い。
- 重量は僅か130gだ。
- コンパクトサイズだが、LEICA DGシリーズらしいビルドクオリティだ。
- 防塵防滴仕様である。
- レンズサイズを考慮するとフォーカスリングが幅広い。
- フォーカスリングのストロークはカメラ側で調整可能だ。
- フォーカスブリージングを抑えた設計で動画撮影に適している。
- 9群12枚構成の光学設計はとても見事な解像性能だ。
- 絞り開放でもシャープだが、軸上色収差が発生しやすい。ただし、組み合わせているのがE-M1 IIIであり、LUMIXに装着すると改善するかもしれない。
- 9.5cmの最短撮影距離で0.25倍の撮影倍率が得られる。接写時はボケが大きくなり、良好なボケ描写が得られる。
- ボケはたいへん滑らかではないが、依然として見事な描写だ。
- 絞ってもしっかりと機能するので風景撮影に適している。F5.6で少しシャープになるが、F8まで性能が維持される。
小型軽量ながら画質に妥協のない超広角レンズだ。F1.7からとてもシャープで、歪曲収差や周辺減光をうまく抑えている。色収差は少し残っているが、将来的に補正プロファイルで対処できるかもしれない。どちらにしても影響は軽微だ。
マイクロフォーサーズでは貴重な超広角のAF単焦点レンズですね。フルサイズ判換算で18mmの広い画角をカバーしつつ、F1.7の開放F値を実現。絞りリングが無いのは残念ですが、防塵防滴に対応し、フォーカスブリージングを抑えて動画に適した仕様となっています。ドローンやVlogなどに適したレンズと言えるかもしれませんね。
公式のMTFを見る限りでは周辺部や隅の解像性能が低下しているものの、実写を確認するとそこまで顕著なパフォーマンスの低下が無いように見えます。絞り開放は隅の端が確かにソフトですが、絞ると安定していますね。IMAGINGRESOURCEは比較的近距離の写真が多く、解像性能を確かめるには少し適していないかもしれません。ただ、切れ味を求めるのであればMFレンズの「LAOWA 10mm F2 Zero-D MFT」や「LAOWA 9mm F2.8 Zero-D」も検討したほうが良いでしょう。
パナソニック LEICA DG SUMMILUX 9mm/F1.7 ASPH. 最新情報まとめ
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