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APD搭載のリーズナブルなボケマシーン Laowa 105mm F2 STF【評価・作例】

  • 2017.11.3:「レンズの特徴」と参考サイトにPhotographyBlogを追加しました。
  • 2017.5.23:ページを公開

データベース

レンズの特徴

中央解像力 ?非常に良好
ピーク F2.8-F4
周辺解像力 絞ると非常に良好
ピーク F4-F5.6
軸上色収差 僅かに色づきあり
F4で解消
倍率色収差 非常に良好
球面収差 極僅かに影響あり コマ収差 良好
非点収差 非常に良好 歪曲 僅かな樽型
周辺減光 逆光耐性 弱い
AF 手ぶれ補正
ボケ傾向 前ボケ…後ボケほどでは無い・後ボケ…とても滑らか・玉ボケ…滑らか
備考 電子接点無・Tリング・絞りリング・APDフィルター・金属鏡筒

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レンズデータ

レンズ仕様

焦点距離 105m
最大口径 F 2.0 T 3.2
最小絞り F22
レンズ構成 8群11枚
画角 23.1 °
最小撮影距離 0.9m
最大撮影倍率 0.16倍
フィルター径 67mm
フォーカス マニュアルフォーカス(MF)
サイズ 76mm×98.9mm(レンズマウントにより変動有り)
重量 746g(レンズマウントにより変動有り)

 

MTFチャート

レンズ構成図

競合レンズ

海外の評価

PhotographyBlog:素敵なポートレートレンズ

このレンズはとても良好な造りで頑丈だ。

スウィートスポットのF4で撮影する場合に画質はトップクラスである。本当にシャープな画質を得ることが可能だ。Nikon D850との組み合わせではモデルに申し訳ないくらい解像する。

絞り開放時の逆光耐性は残念だが、ボケはとても滑らかだ。

マニュアルフォーカスでしっかりとピントを合わせることが出来れば、素敵なポートレートレンズとなるだろう。

総評
デザイン
機能
操作性
画質
VFM

Lenstip:創造的なボケ描写と解像力だが弱点がある

  • このレンズは金属製マウントだ。後玉は無限遠時にはマウントと同程度の位置にあるが、近接側にピントを移動させると2?程鏡筒の内側へ移動する。内側は黒い塗装とリブが施されている。レンズと鏡筒の隙間に塵が混入するかもしれない隙間がいくつか存在する。
  • レンズにはいかなる電子接点も存在しないが、カメラ側で予め「焦点距離」と「開放F値」の情報を登録しておけば画像のEXIFデータに記録される。(*訳注:テストモデルはニコンマウントです)
  • 絞りリングにはリブが施されておりハンドリングに安定感を加えている。F2.0~F22までの絞り値が表示されており、リングの動作は滑らかでウェットなものだ。
  • もう一つの「Smooth Trans Focus」リングは無段階調節であり、14枚羽根を持ってアポダイゼーションエレメントの手前に設置されている。主にT3.2?T8.0でボケを滑らかにするために使われるものだ。
  • 44mm幅のフォーカスリングにはF5.6、F11、F22の被写界深度指標が印字されている。フォーカスリングは滑らかな動作で270°に達する回転角全てでウェットな操作感だ。
  • 二つある絞り羽根のうち、一般的な目的で使う9枚羽根側は円形絞りを想定していたのだろうが、絞ると玉ボケは円形にはならない。もう片方の絞りを使うとSTFによる滑らかなボケであり、14羽根によるパフォーマンスはより良いものだ。
  • 解像力のテストではこのレンズが優れた光学性能を有していることを明白にしている。絞り開放の中央は既に43lpmmの非常に高いレベルに達している。F2.8~F4.0まで絞ることで47?48lpmmとなり現代のレンズシステムとしては非常に価値のあるレベルにまで向上する。
  • APS-C/DXにおける四隅のパフォーマンスは同様に素晴らしいものだ。絞り開放でほとんど40lpmmに達するものだ。そして僅かに絞ると45lpmmまで向上することができる。中央解像力は古い単焦点レンズでは無しえなかった結果を出している。
  • フルフレームの最も端である部分においても問題は無い。絞り開放から実用的な画質を持っている。そのうえ、F4.0に近い絞り値を使うとMTFsは40lpmmに達するセンセーショナルな結果だ!
  • 解像力について要約すると、このレンズは弱点を持っていない。素晴らしい画質として知られているカールツアイスのMakro-Planar T*100mm F2よりも優れた結果だ。
  • 軸上色収差にかんして問題は見当たらない。3枚の特殊低分散レンズが良好に作用しているようだ。ボケの色づきは非常に僅かだが目につく。
  • 倍率色収差の結果はセンセーショナルなものだ。フルフレームの四隅においても0.02^0.03%の非常に低いレベルに抑えられている。
  • テストした個体には球面収差に関連した僅かな問題がある(絞ると玉ボケに僅かな縁取りが発生する)。
  • 歪曲はDXで0.05%、フルフレームで0.09%であり、歪曲はゼロと言った方が良いような値だ。
  • コマ収差はフルフレームの四隅で僅かに変形しているが、特に目立つものではない。この項目に関して特に心配することは無いだろう。
  • 非点収差は我々の測定では2.3%のみで、これはあなたがこの問題で悩まされることはないだろう。
  • 玉ボケの口径食は非常に良好だ。一つ言及するとしたら、フルフレームで絞った際は絞り羽根の影響を変動的に受けることがある。もし14枚羽根の絞りを使うならば、この玉ボケに関する問題は中央では解消する(四隅は解消しない)。
  • DXにおける周辺減光はわずか(-0.56EV)であり、F2.8まで絞ると-0.30EVまで解消される。FXの場合は絞り開放でー1.21EVとかなりのレベルに達するが、F2.8でー0.71EV、F4.0でー0.55EV、F5.6でー0.42EVまで低下する。
  • Venusの光学設計者はまだ良好なコーティング技術を見つけていないか、鏡筒内部の反射防止を忘れている。結果的に逆光耐性は不満が多く、激しいゴーストとフレアはフレーム内に太陽を入れずとも発生する。フレーム全てを覆いつくすようなフレアの発生はいかなる状況においても発生してはいけないものだった。
  • このレンズのマニュアルフォーカスは270°の回転角を備えており、快適で効果的だ。被写界深度指標もそれを手助けしてくれるだろう。

長所:しっかりとしてスタイリッシュな鏡筒、センセーショナルな中央画質、非常に良好なDX/FXにおける四隅の画質、少ない軸上色収差、無視できる倍率色収差、ゼロ歪曲、コマ収差で致命的な問題が無い、僅かな非点収差、素晴らしいアウトフォーカス

短所:9枚絞り羽根の問題、球面収差におけるいくつかの問題、逆光耐性

このレンズをテストすることができて私は最高に幸せだった。卓越してシャープな画質ではないものの、クリエイティブなボケ描写を可能とする肯定的な付加価値を備えている。そのうえ、レンズはよく造られておりあなたの目と感触を楽しませることだろう。

しかし、この価格のレンズに求められているのは素晴らしい画質だけではない。逆光耐性や9枚羽根のクオリティにも気を使うべきだ。

幸いにもこのようなレンズで太陽をフレームの近くに配置して使う事はないだろうし、9枚羽根の影響は絞った時にしか発現しない。大口径レンズは絞りを開けて楽しむ事が多いのであまり気にする必要はないだろう。

Sony Alpha Blog

105mm F2 T3.5は美しいポートレートレンズだ。

  • 絞り開放から優れたシャープネス
  • 柔らかいボケ・玉ボケを持つ
  • 目立つ光学的欠点が無い
  • 減光効果が少ない(ソニーは2段、Laowaは1段)
  • 比較的安い

しかし…

  • 二つの絞りリングを理解するのは難しい
  • 接写性能が低い
  • STF搭載は素晴らしいことだが、ソニーのSTFとは全く異なる
  • マニュアルフォーカス限定

ソニー「FE 100mm F2.8 STF GM OSS」の優れた代替品である。しかし、STF効果が本当に好きであれば、2倍高価だとしても滲みのある玉ボケや瞳AFを持つソニー純正を手に入れる価値がある。

カテゴリ別の評価
  • ビルドクオリティは良好だ。総金属製だが電子接点は無い。
  • フォーカスリングはとても大きく、適切に減衰され使いやすい。同様に2つの絞りリングも良好だ。
  • シャープネス:
    中央:F2からとても良好、F2.8-F11まで優れF16で回折が始まる
    四隅:F2で良好、F2.8でとても良好、F4-F11まで優れている。
    全体として優れたパフォーマンスである。
  • 周辺減光は絞り開放で大きいが、F4の時点で小さくなる。
  • 色収差はとても少ない。
  • 歪曲は可視できない。
  • Lightroomにはレンズプロファイルが用意されているので手動で適用可能だ。
  • 後ボケは滑らかでとても素晴らしい。玉ボケも柔らかいが四隅で楕円となる。
  • ソニー純正と比べ、フルマニュアルレンズである。ポートレートで瞳AFの有無は大きい。また、接写性能が低いのでボケの大きさにも影響してくるだろう。極めつけはソニーSTF効果が格別であることだ。しかしシャープネスは同等で、T5.6と暗く、Laowaの2倍コストがかかる。

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