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パナソニック LUMIX S PRO 50mm F1.4 最新情報まとめ

このページでは一眼カメラ用交換レンズ「LUMIX S PRO 50mm F1.4」の情報を収集しています。

更新履歴

レンズデータ

購入早見表

レンズデータ

レンズ仕様

発売日 2019年 3月23日
初値 ?249,310
レンズマウント ライカL
対応センサー フルサイズ
焦点距離 50mm
レンズ構成 11群13枚
非球面レンズ2枚、EDレンズ3枚
開放絞り F1.4
最小絞り F16
絞り羽根 11枚羽根 円形虹彩絞り
最短撮影距離 0.44m
最大撮影倍率 0.15倍
フィルター径 Φ77mm
手振れ補正 -
テレコン -
コーティング 不明
サイズ Φ90mm×約130mm
重量 約955g
防塵防滴 対応・耐低温
AF STM
マルチフォーカス
絞りリング あり
その他のコントロール フォーカスリングクラッチ
付属品 レンズフード
レンズキャップ
レンズリアキャップ
レンズポーチ

MTFチャート

レンズ構成図

関連レンズ

海外の評価

Digital Camea World

Panasonic Lumix S Pro 50mm f/1.4 review

  • ミラーレスの利点は一眼レフと比べた時の小型軽量さだ。しかし、パナソニックS1R・S1は一眼レフに匹敵するサイズと重量を誇っている。このレンズもなんと90mm×130mmのサイズと、955gの重量である。フルサイズ用70-300mmとほぼ同じ大きさで非常に重い。つまるところ、妥協の無い最高性能の50mm単焦点だ。
  • 戦車のような外装だ。ビルドクオリティに加え、防塵防滴・-10°の耐凍結仕様である。非常に頑丈なレンズと言った間違いない。
  • 電子制御式のレンズでは珍しいクラッチ式のフォーカス切替機構を備えている。この機構は素早く操作できる利点もあるが、誤ってスライドさせてしまう欠点もある。
  • 電子制御式のフォーカスリングでは珍しいピント距離指標を備えている。
  • 絞りリングは1/3段ごとに動作する。
  • シャープネス・コントラスト・発色はF1.4から見事だ。このような大口径レンズとしては、絞り開放の四隅が非常に見事な性能だ。F2.8まで絞るとさらに優れた性能となる。
  • ボケはとても滑らかで見事だ。
  • 倍率色収差は無視できる程度に抑えられ、軸上色収差は絞り開放でも最小限である。
  • ラボテストでも絞り開放から大部分でとてもシャープだ。F2.8まで絞ると四隅でも極めて高い水準となる。
  • 歪曲収差は実質ゼロだ。
  • オートフォーカスは超高速で実質無音だ。さらに優れた精度と一貫性を備えている。

画質はあらゆる点で驚くほど優れている。正真正銘のハイエンドレンズだが、正直に言うと重い(ほぼ1Kg)。キヤノンやニコンの一眼レフ用レンズの3倍重く、「LUMIX S PRO 70-200mm F4 O.I.S.」とほぼ同じ重量だ。価格も非常に高い。

とは言え、時を超えて価値を維持し続けうる光学性能を備えている。

Digital Camea World:Panasonic Lumix S Pro 50mm f/1.4 review

Lesnumerique

  • このレンズは大きく重い。より明るいキヤノンRF50mm F1.2L USMよりも大きく重いレンズだ。LUMIX S1Rと組み合わせると重量は2Kgに達する。
  • レンズ鏡筒は金属製で信頼性と堅牢性を醸し出している。
  • 絞りリングを備えているが誤操作を防止するためにもう少し固い動作、もしくはAポジション前にロック機構が欲しいところだ。
  • フォーカスリングは素晴らしい回転動作で大きな欠点は無い。クラッチ機構でスライドすると距離指標に沿ったフォーカス操作が可能だ。
  • 絞り開放の解像性能は本当に優れている(S1R)。その一方で少し絞っても中央と周辺領域の均質性は改善しない。F2.8以上絞ることで均質性に改善傾向が見られ、F5.6で最も一貫した描写となる。
  • 中央解像のピークはF2.8からF8までで、回折はF11から見られる。それにも関わらず、F16やF22でも絞り開放より優れている。
  • 周辺減光の影響は極僅かだ。F2.8まで絞ると無視できる水準まで改善する。
  • 色収差は特に問題が無い。
  • 逆光耐性は良好だが、厳しい光条件の下では目に付く。ただし、フレーミングを少し変えると回避するのは簡単だ。
  • ボケ質は一風変わったものとなっているため好みが分れるだろう。コントラストが強い領域が重なる場合は騒がしく感じるかもしれない。
  • 四隅の玉ボケは一般的な口径食の影響と異なり、独特で角ばった形状となっている。その一方で非球面レンズの影響はまったく見られない。レンズの研磨技術がかなり高いようだ。
  • 絞っても光条は安定しない。
  • オートフォーカスは本当に高速で効果的だ。特に厳しい条件下でのみ問題となる。DFDコントラスト検出方式のAFと組み合わせると、静かな環境で僅かな駆動音が発生し動画撮影時に音を拾ってしまう。

長所:絞り開放の描写性能・非常に信頼性のあるビルドクオリティ・周辺減光・歪曲収差補正・良好に補正された諸収差・絞りリング・マニュアルフォーカスリング・ボケ味・防塵防滴

短所:絞り開放と絞った際の性能差・重量・サイズ・たまに騒がしくなるボケ味・僅かなAF駆動音

巨大なレンズではあるが、信頼性は非常に高い。フォーカスリングと絞りリングの存在はプラスとなり、絞り開放の描写は優れている。一方で開放の均質性が損なわれているのは残念だ。

PhotographyBlog

  • なんと重量955g、全長約13cmと非常に大きく重いレンズだ。
  • LUMIX S1Rと組み合わせるとバランスは取れている。ただし、左手でレンズを支える必要はあるだろう。
  • ビルドクオリティはとても優れている。信じられない程に頑丈だと感じる。
  • 絞リングは1/3段ごとに動作する。
  • 手振れ補正を備えていないが、LUMIX Sカメラのボディ内手ぶれ補正を利用可能だ。
  • オートフォーカスは非常に高速だ。被写体をロックするのに0.05秒ほどである。S1Rの驚くべき低照度AF性能により、良光でも暗所でもピントの迷いを経験しなかった。駆動音は静かで動画に適している。
  • 色収差はとても良好に補正されており、テストでは僅かなサンプルでしか見つけることが出来なかった。
  • 絞り開放で目立つ周辺減光が発生する。F4まで絞ると解消する。
  • 歪曲収差はとても良好に補正されている。
  • ボケの評価には個人差があるものの、我々の見解から述べると間違いなく大成功しているように見える。
  • シャープネス:LUMIX S1R:中央も隅もF1.2からexcellent、F1.4-F8ではoutstandingまで上昇し、F11-F16では回折の影響で低下する。

驚くほど高価だが、素晴らしレンズに違いない。これまでレビューしてきた多くのブランドの50mm(Otus 55mm F1.4やRF50mm F1.2Lも含めた)の中でベストな一本である。

隅から隅までシャープなレンズで、色収差は見つけるのが難しい。歪曲収差は無視できるレベルに抑えられている。唯一の欠点は周辺減光だが、F4まで絞れば解消する。ボケは素晴らしく、低照度AFは良好だ。

カジュアルユーザーには縁のないレンズかもしれないが、初期投資はすぐに回収できるほど良いレンズだ。

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