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50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD レンズレビューVol.2 遠景解像編

タムロン「50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD」のレビュー第二弾を公開。今回は恒例の撮影地点からレンズの遠景解像性能をチェックしています。

50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXDのレビュー一覧

    遠景解像力

    テスト環境

    • 撮影日:2022-09-22:小雨:無風
    • カメラ:α7R IV
    • 三脚:Leofoto LS-365C
    • 雲台:Leofoto HB-70
    • 露出:絞り優先AE ISO 100
    • RAW:Adobe Lightroom Classic CC
      ・シャープネスオフ
      ・ノイズ低減オフ
      ・レンズ補正オフ

    50mm

    安定感のある解像性能。中央は絞り開放から非常にシャープで絞る必要性をほとんど感じません。隅に向かって非点収差のような描写の甘さが見られるものの、弱点と感じるような解像性能の低下は無し。

    中央

    開放から非常にシャープで、絞ることによる画質の改善は僅か。コントラストが少し上昇するようにも見えますが、基本的にはF4.5から実用的なパフォーマンスを発揮しています。

    周辺

    中央と比べると僅かにソフトですが、細かいことを言わなければ中央と遜色のない画質です。絞っても大きな変化はありません。

    四隅

    中央や周辺部と比べると非点収差かコマ収差のようなソフトさが見られるものの、影響は僅かであり、目立つ像の流れはありません。絞っても画質が向上することは無いので、MTF通り、非点収差の影響が大きのでしょうか?とは言え、細かいことを言わなければF4.5から実用的な画質。

    70mm

    50mmと同じくフレームの大部分は絞り開放からシャープな描写。絞っても大きな変化はありませんが、隅を少しでも改善したいのであればF8あたりがピーク。

    中央

    50mmと同じく絞り開放からピークの性能で、絞っても顕著な改善はありません。コントラストの改善もないので、基本的に被写界深度の調整で絞りを設定すると良いかも。

    周辺

    中央と同じく絞り開放からピークの画質で、F8まで安定感のある解像性能を得ることが可能。

    四隅

    絞り開放は中央や周辺と比べると少し甘い。特に目立つ画質差ではないものの、ピークを得たい場合はF8まで絞るのが良さそう。

    100mm

    相変わらず中央は絞り開放から非常に良好で、一昔前の望遠ズームのようなハロっぽさは感じません。周辺部や隅は中央と比べるとシャープネスやコントラストが低下するものの、F8~F11まで絞ると僅かに改善します。

    中央

    引き続き絞り開放から非常に良好。F8まで絞っても劇的な変化はありません。

    周辺

    絞り開放付近は細部のコントラストが少し甘く見えますが、F8まで絞ると改善します。F11まで絞っても大きな改善は見られず、寧ろ回折の影響を受け始めるので、ピークを維持できる絞り値の範囲アは狭い。

    四隅

    抜群に良くは無いですが、周辺部から顕著な画質低下は見られません。やはり1段絞ると僅かにコントラストが改善します。

    200mm

    100mmと同じく、非常に良好な中央解像と、良好な周辺・隅の解像性能を維持しています。絞りによる画質の変化は(回折以外)ほとんど無し。

    中央

    繰り返しとなりますが、絞り開放から非常に良好。

    周辺

    100mmと同じく、開放から良好で絞っても改善はしません。

    四隅

    周辺減光はいくらか見られるものの、解像性能やコントラストは絞り開放から良好。絞っても劇的に改善しませんが、画像処理次第で隅まで風景撮影に使えそうな結果が得られます。

    300mm

    広角側や中間域と比べると少し甘さを感じる画質となりますが、フレーム隅まで非常に安定感のある画質に違い無し。

    中央

    極僅かに球面収差・軸上色収差が増えたようにも見えますが、6100万画素のイメージセンサーで細部まで拡大しないと分からないような影響に抑えられています。

    周辺

    高周波成分の分解能で言えばそこまで良くないかもしれませんが、顕著なコントラスト低下や解像度の低下は無いように見えます。安定感のある画質で、2400万画素や3000万画素のセンサーであれば何の不満もなく絞り開放から利用できそう。

    四隅

    周辺部と同等で、隅に向かって顕著な画質の落ち込みはありません。

    400mm

    全体的にパフォーマンスは低下傾向となりますが、それでも弱点と呼べるような領域はありません。中央から広い範囲の周辺部にかけて同じような画質を得ることができます。隅のみパフォーマンスが若干低下。

    中央

    単焦点レンズと比べると切れ味は落ちるものの、このクラスのズームレンズとしては十分良好。1段絞ると僅かにコントラストが改善します。

    周辺

    基本的に中央と同程度の画質を維持。やはり1段絞るとコントラストが少し改善します。

    四隅

    中央や隅と比べると僅かに甘く、絞るとF11付近のピークに向かって緩やかに改善します。

    まとめ

    「単焦点レンズと同水準の優れた解像性能!」とは言えないものの、少なくとも50mmから200mmくらいまでは絞り開放から非常に良好な解像性能を発揮。300mmや400mmはパフォーマンスが僅かに低下するものの、それでもフレーム周辺部まで快適に利用することが出来ます。これと言って弱点らしい弱点は無く、特に2400万画素や3000万画素のイメージセンサーで使うのであれば大いに満足のいく超望遠ズームレンズとなるはず。

    一般的な100-400mmズームレンズと比べて光学倍率が高いものの、利便性で光学性能が代償となっている印象はありません。確かにサードパーティ製の400mmズームとしては少し高価ですが、汎用性と光学性能を両立させたいのであれば優れた選択肢になると思います。

    購入早見表

    50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD
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    作例

    オリジナルデータはFlickrにて公開

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