ソニー「FE 24-70mm F2.8 GM II」のレビュー第六回 周辺減光・逆光編を公開。
簡易的なまとめ
大口径レンズらしく、F2.8の絞り開放で周辺の光量低下がいくらか発生します。しかし、24mm以外は影響が穏やか。いずれの焦点距離でもF4やF5.6まで絞ると無視できる程度に改善します。さらにレンズプロファイルを利用することでF2.8の光量低下でも簡単に修正可能。
逆光時のフレア・ゴーストの抑制は完璧と言えませんが、複雑な大口径ズームレンズとしては健闘しているように見えます。少なくとも競合製品と比べて悪いとは言えず、焦点距離によっては良好なパフォーマンスを発揮します。
As is typical of large-aperture lenses, there is some loss of light in the periphery when shot wide open at f/2.8. However, this effect is mild at focal lengths other than 24mm. At any focal length, stopping down to f/4 or f/5.6 improves this to a negligible degree. Furthermore, using the lens profile makes it easy to correct even the light loss at f/2.8.
Whilst the suppression of flare and ghosting in backlit conditions cannot be described as perfect, it appears to perform admirably for a complex large-aperture zoom lens. At the very least, it cannot be said to be inferior to competing products, and it delivers good performance at certain focal lengths.
*当ブログのレビューは冒頭に断りが無い限り、自費購入となっています。
FE 24-70mm F2.8 GM IIのレビュー一覧
- FE 24-70mm F2.8 GM II レンズレビューVol.6 周辺減光・逆光編
- FE 24-70mm F2.8 GM II レンズレビューVol.5 ボケ編
- FE 24-70mm F2.8 GM II レンズレビューVol.4 諸収差編
- FE 24-70mm F2.8 GM II レンズレビューVol.3 遠景解像編
- FE 24-70mm F2.8 GM II レンズレビューVol.2 解像チャート編
- FE 24-70mm F2.8 GM II レンズレビューVol.1 外観・操作・AF編
Index
周辺減光
周辺減光とは?
周辺減光とは、画面の中央に比べて四隅や周辺部分が暗く写る現象。英語では「ビネッティング(Vignetting)」とも呼ばれる。
本来は画面全体が同じ明るさで写るのが理想ですが、レンズの構造上、周辺部へ届く光の量が中央より少なくなることがあります。その結果、写真の四隅がわずかに暗くなり、特に青空や白い壁など均一な被写体を撮影すると目立ちやすい。
周辺減光は広角レンズや大口径レンズで発生しやすく、開放F値付近で最も強く現れることが多い。レンズを1〜2段ほど絞ると改善する場合が多く、近年のミラーレスカメラではソフトウェア補正によって自動的に軽減。
一般的には欠点として扱われるものの、必ずしも悪い現象とは限りません。画面の四隅が暗くなることで視線が中央へ集まりやすくなり、ポートレートやスナップ写真では雰囲気作りに役立つ場合もあります。そのため、あえて補正せずに利用する写真家もいるくらい。
- 良好
- 周辺減光
ソフトウェアで簡単に補正できる現象ですが、露出不足を後処理の補正(増感)で補うため、センサー由来のノイズが発生する原因となる点には注意。特に夜景や星空の撮影などで高感度ISOを使う場合はノイズが強く現れる可能性あり。
24mm
このレンズで周辺の光量低下が最も目立つ焦点距離。撮影距離に関わらず、F2.8で四隅にやや目立つ影響があります。
最短撮影距離
無限遠
35mm
絞り開放から影響は穏やか。追加の修正無しでも無視できる程度。
最短撮影距離
無限遠
50mm
35mmと同じ。遠側で影響が少し強くなります。
最短撮影距離
無限遠
70mm
望遠端ですが影響は軽微。遠側で影響が少し強くなる程度。
最短撮影距離
無限遠
逆光耐性
逆光耐性とは
逆光耐性とは、太陽や強い照明が画面内、または画面のすぐ外にある状況で、画質をどれだけ維持できるかを示す性能。
逆光下では、レンズ内で光が反射・散乱することで「フレア」や「ゴースト」が発生。フレアは写真全体が白っぽくなってコントラストが低下する現象で、ゴーストは光源の形をした模様や色付きの像が画面内に現れる現象。
逆光耐性が高いレンズは、強い光源が画面内にあってもコントラストや色の再現性を維持しやすく、フレアやゴーストの発生も少ない。近年のレンズでは特殊コーティングの採用により大幅改善。
ただし、逆光耐性が優れていても完全にフレアやゴーストをなくすことは難しい。特に超広角レンズやズームレンズでは光学設計上の制約から発生しやすい場合があります。
レンズレビューで「逆光耐性が優秀」と評価される場合、太陽を画面に入れた撮影でも画質の低下が少なく、安定した描写が期待できることを意味しています。
24mm
光源付近のフレアは良く抑えられています。ただし、絞り値に関係なくゴーストの影響があります。FE 24-50mm F2.8 Gより良好で、タムロンG2と同程度。
50mm
競合製品と比べて大きな違いはありません。
70mm
ゴーストが発生しているものの、競合製品よりも抑制されているように見えます。ただし、絞ると多数のゴーストが発生。
光条
光条とは
倍率色収差とは、レンズが光の色によって異なる倍率で像を結んでしまう現象。その結果、画像の色ごとの大きさがわずかに異なり、被写体の輪郭部分に色のずれが発生。
軸上色収差がピント位置の前後で起こるのに対し、倍率色収差は主に画面周辺で目立つ。例えば、建物の輪郭や電線、木の枝などの境界部分に、赤や紫、青、緑などの色の縁取りなど。画面中央ではほとんど見えないものの、周辺へ行くほど目立ちやすくなるのが特徴。
倍率色収差は絞りを変えてもほとんど改善しないため、レンズ設計による補正が重要。一方で、軸上色収差と異なり、デジタル補正との相性が良く、多くのミラーレスカメラや現像ソフトでは自動補正容易。そのため実際の撮影では大きな問題になりにくい場合も多い。
ただし、高解像モデルで風景や建築物を撮影する際には解像感の低下につながる可能性あり。レンズレビューで「倍率色収差が良好に補正されている」と評価される場合、画面周辺でも色の縁取りが少なく、被写体の輪郭をより正確かつシャープに描写できることを意味しています。
- 良好な補正
- 倍率色収差あり
光条
F11付近からシャープな光条に変化。明瞭となるのはF16-22。綺麗な描写ですが、偶数羽根と比べると描写が控えめ。
まとめ

大口径レンズらしく、F2.8の絞り開放で周辺の光量低下がいくらか発生します。しかし、24mm以外は影響が穏やか。いずれの焦点距離でもF4やF5.6まで絞ると無視できる程度に改善します。さらにレンズプロファイルを利用することでF2.8の光量低下でも簡単に修正可能。

逆光時のフレア・ゴーストの抑制は完璧と言えませんが、複雑な大口径ズームレンズとしては健闘しているように見えます。少なくとも競合製品と比べて悪いとは言えず、焦点距離によっては良好なパフォーマンスを発揮します。
購入早見表
このような記事を書くのは時間がかかるし、お金もかかります。もしこの記事が役に立ち、レンズの購入を決めたのであれば、アフィリエイトリンクの使用をご検討ください。これは今後のコンテンツ制作の助けになります。
| FE 24-70mm F2.8 GM II |
|||
| ソニーストア |
|||
| 楽天市場 | Amazon | キタムラ |
|
| キタムラで中古在庫を探す |
|||
作例
関連レンズ
- FE 24-70mm F2.8 GM
- 24-70mm F2.8 DG DN II
- FE 24-50mm F2.8 G
- 24-70mm F2.8 DG DN
- 28-70mm F2.8 DG DN
- 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2
- 28-75mm F/2.8 Di III RXD
- AF 24-60mm F2.8
- AF 24-70mm F2.8 FE
- Thypoch Voyager AF 24-50mm f/2.8
関連記事
- FE 24-70mm F2.8 GM II レンズレビューVol.6 周辺減光・逆光編
- FE 24-70mm F2.8 GM II レンズレビューVol.5 ボケ編
- FE 24-70mm F2.8 GM II レンズレビューVol.4 諸収差編
- FE 24-70mm F2.8 GM II レンズレビューVol.3 遠景解像編
- FE 24-70mm F2.8 GM II レンズレビューVol.2 解像チャート編
- FE 24-70mm F2.8 GM II レンズレビューVol.1 外観・操作・AF編
広告
*手動広告を試験的に導入しています。
![]()
期間限定セール
アウトレットなど
キャッシュバック
カメラメーカー直販・店舗リンク(楽天市場)





































































