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M.ZUIKO DIGITAL ED 20mm F1.4 PRO レビューVol.5 周辺減光・逆光編

このページではOM SYSTEM「M.ZUIKO DIGITAL ED 20mm F1.4 PRO」の周辺減光や逆光耐性ついてレビューを掲載しています。

M.ZUIKO DIGITAL ED 20mm F1.4 PROのレビュー一覧

周辺減光

周辺減光とは?

周辺減光とは読んで字のごとく。フレーム周辺部で発生する不自然な光量落ちを指す。中央領域と比べて光量が少なく、フレーム四隅で露出不足となる傾向。主に大口径レンズや広角レンズで強めの減光が発生する。

ソフトウェアで簡単に補正できる現象だが、露出不足を後処理の補正(増感)でカバーするため、ノイズ発生の原因となる点には注意が必要。特に夜景で高感度を使う場合はノイズが強く現れる可能性あり。

実写で確認(最短撮影距離:無限遠)

最短撮影距離、無限遠どちらでも絞り開放で目に付く光量落ちが発生する。フラットな露出結果を得たい場合にはF2.8~F4まで絞るか、ソフトウェアによる修正が必要となる。極端な光量落ちでは無いので、撮影後の増感でも目立つノイズ増は発生しにくいと思われる。

逆光耐性・光条

中央

完璧とは言えないが、複雑な光学設計のM.ZUIKO PROシリーズとしては良好な逆光耐性に見える。ゴーストに対処する必要があるものの、フレアによるコントラストの低下は目立たない。

フレア・ゴーストの影響はほとんどない。PROレンズの中では良好な逆光耐性だ。絞っても結果は悪くない。

光条

F5.6付近からシャープな光条が発生し始める。回折とのバランスを取るのであればF8付近が最適解だが、F11~F16で最もシャープな光条となる。M.ZUIKOレンズとしては良好な光条だ。

まとめ

周辺減光は絞り開放でいくらか目立つものの、絞りを絞った風景撮影では目立たず、絞り開放の接写では光量落ちが良いアクセントになる。特に問題視するような光量落ちは発生していない。

逆光耐性は”PROレンズとしては”なかなか良好で、フレーム外・フレーム周辺部から入る強い光でゴーストが発生しにくいのは評価すべきポイント。特に複雑な光学設計が多いPROレンズにおいて、この逆光耐性は役に立つと思う。

もちろん完璧からは程遠く、特に強い光源をフレーム中央付近に配置するとゴーストが発生しやすい。PROレンズでよく見るマゼンダ系の不自然なゴーストは避けたいところ。

同じ方向でもフレームをずらすことでフレアやゴーストを大幅に低減することが出来る。

購入早見表

M.ZUIKO DIGITAL ED 20mm F1.4 PRO
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作例

オリジナルデータはFlickrにて掲載

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