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M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO レンズレビューVol.2 解像チャート編

OM SYSTEM「M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO」のレビュー第二回 解像チャート編を公開しました。

おことわり

本レビューに使用している製品は無償貸与されたものを使用しています。
ただし、メーカーからの金銭授受や内容調整は行われていません。

あくまでも管理人の興味本位でのレビューです。

簡易的なまとめ

少なくとも、近距離の解像チャートテストでは価格から期待する性能ではありません。特に広角側ではフレーム隅の描写が甘く、絞っても大幅な改善は無し。さらに、像面湾曲の影響が強い領域があるため、平坦な被写体をパンフォーカスで撮影しにくいと感じる場面があると思います。

隅まで一貫性が高いのは100mmとテレコン装着時のみ。それ以外は絞る必要性を感じるかもしれません。このカテゴリでは「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」がより有力な選択肢。

ただし近距離でフレーム端や隅を使うことは少ないと思います。実写で困ったことは多くありません。遠景では全く問題なく、むしろ40-150mm F2.8 PROよりも良好。過度に心配する必要はないでしょう。

At the very least, based on close-range resolution chart tests, its performance doesn’t live up to what you’d expect for the price. Especially at the wide-angle end, image quality in the corners is soft, and stopping down doesn’t bring about significant improvement. Furthermore, since there are areas where field curvature is pronounced, you may find it difficult to shoot flat subjects with everything in focus.

Consistent sharpness all the way to the edges is only achieved at 100mm and when using a teleconverter. In other situations, you may feel the need to stop down. In this category, the “M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO” is a stronger option.

However, I don’t think you’ll often use the edges or corners of the frame at close range. I haven’t encountered many issues in actual shooting. It performs flawlessly in distant shots—in fact, it’s better than the 40-150mm F2.8 PRO. There’s no need to worry excessively.

*当ブログのレビューは冒頭に断りが無い限り、自費購入となっています。

M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PROのレビュー一覧

解像力チャート

撮影環境

テスト環境

  • カメラボディ:LUMIX DC-G9M2
  • 交換レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO
  • パール光学工業株式会社
    【HR23348】ISO12233準拠 8K解像力テストチャート(スチルカメラ用)
  • オリンパス HYRes 3.1 解析ソフト
  • 屋内で照明環境が一定
  • 三脚・セルフタイマー10秒・電子シャッター
  • RAW出力
  • ISO 100 固定
  • Adobe Lightroom Classic CCでRAW現像
    ・シャープネス オフ
    ・ノイズリダクション オフ
    ・色収差補正オフ
    ・格納されたレンズプロファイル(外せない)
  • 解析するポイントごとにピントを合わせて撮影
    (像面湾曲は近接で測定が難しいので無限遠時にチェック)
  • 近接でのテストであることに注意(無限遠側はさらに良好となる可能性あり)

補足

今回はRAW出力を元にしてシャープネスをオフの状態で検証。ボディ出力のJPEGやRAW現像でシャープネスを整えるとより数値が向上する可能性あり。今回の数値はあくまでも「最低値」とお考え下さい。

50mm

2400万画素

中央は非常に良好ですが、フレーム隅に向かって大幅に低下。絞ると改善しますが、中央に追い付くのは回折による低下が発生した後となります。

今回のテストは測定ごとにピントを合わせています。無視できる問題ですが、像面湾曲がかなり強く発生しています。実写で近距離の平坦な被写体にピントを合わせるのは不得手のレンズです。

96MP ハイレゾモード

中央は非常に高解像、周辺も絞るとまずまず良好。隅は大幅に出遅れ、絞っても周辺に追い付くことはありません。

数値確認

24MP

Center Mid Corner
F2.8 3583 2585 1930
F4.0 3899 2994 2561
F5.6 3734 3010 2585
F8.0 3064 2604 2707
F11 2808 2534 2414
F16 2485 2271 2144
F22 1846 1809 1688

96MP

Center Mid Corner
F2.8 4666 2949
F4.0 4692 3760 2940
F5.6 4680 4068 3504
F8.0 4668 3752 2980

70mm

2400万画素

50mmと似た傾向ですが、周辺・隅は比較的安定しています。絞っても大幅な変化はありません。

96MP ハイレゾモード

周辺や隅の絞り開放は50mmよりも大幅に改善。

数値確認

24MP

Center Mid Corner
F2.8 3286 2986 2532
F4.0 4058 2873 2897
F5.6 3522 3201 2795
F8.0 3391 3082 2915
F11 2963 2676 2631
F16 2226 2318 2150
F22 1782 1792 1785

96MP

Center Mid Corner
F2.8 4670 3416 3464
F4.0 4300 3787 3870
F5.6 4680 4024 3861
F8.0 4557 4039 3643

100mm

2400万画素

中央から隅まで画質の一貫性が高い。像面湾曲の影響は軽微。

96MP ハイレゾモード

高解像モードでも一貫性の高い結果が得られています。

数値確認

24MP

Center Mid Corner
F2.8 3429 3491 3124
F4.0 3574 3417 3246
F5.6 3719 3405 3099
F8.0 3560 3187 3236
F11 2994 2790 2790
F16 2486 2317 2218
F22 1720 1768 1760

96MP

Center Mid Corner
F2.8 4741 4704 4209
F4.0 4723 4741 4681
F5.6 4737 4690 4654
F8.0 4530 4605 4581

150mm

2400万画素

中央から広い範囲は非常に良好ですが、隅に向かって低下。絞ると中央と同程度の結果まで改善します。

96MP ハイレゾモード

通常撮影時と同傾向。隅のパフォーマンスが低下するため、ベストの結果を得るにはF5.6まで絞りたいところ。

数値確認

24MP

Center Mid Corner
F2.8 3574 3442 2341
F4.0 3662 3711 2984
F5.6 3466 3603 3727
F8.0 3491 3491 3381
F11 3090 2676 2728
F16 2365 2341 2244
F22 1851 1785 1819

96MP

Center Mid Corner
F2.8 4778 3990 2511
F4.0 4778 4735 3916
F5.6 4739 4735 4650
F8.0 4260 4335 4496

200mm

2400万画素

基本的には150mmと同じ傾向。ただし、絞り開放で周辺部もわずかな画質低下が見られます。

96MP ハイレゾモード

中央は引き続き良好。周辺や隅も絞れば非常に良好な結果が得られます。

数値確認

24MP

Center Mid Corner
F2.8 3809 2849 1959
F4.0 3901 3515 2011
F5.6 3453 3840 3356
F8.0 3115 3453 3177
F11 2921 3018 2891
F16 2126 2222 2341
F22 1625 1633 1736

96MP

Center Mid Corner
F2.8 4713 3229 2260
F4.0 4764 4650 4216
F5.6 4713 4725 4408
F8.0 4544 4384 4180

280mm

2400万画素

面白いことに、200mmよりも中央と周辺・隅の画質差が少ない。中央のピークは低下傾向ですが、実用的な画質を維持しています。

96MP ハイレゾモード

F4から一貫性の高い優れた結果が得られています。高解像モードでも実用的な画質。

数値確認

24MP

Center Mid Corner
F4.0 3671 2656 2813
F5.6 3321 3321 2955
F8.0 3522 3298 3158
F11 2715 2785 2710
F16 2433 2388 2227
F22 1834 1742 1788

96MP

Center Mid Corner
F4.0 4592 4605 4452
F5.6 4641 4488 4049
F8.0 4512 4193 3861

400mm

2400万画素

一貫性は高いものの、ピークは大幅に低下。絞り開放付近はコントラストも低めです。絞っても大幅な改善はありません。やむを得ず焦点距離を稼ぎたい場合も、×1.4テレコンをクロップしたほうが良好な結果が得られる可能性あり。

96MP ハイレゾモード

解像度の向上を期待できますが、高級レンズに期待するものではありません。この場合も×1.4装着でトリミング・クロップを実施したほうが良いでしょう。

数値確認

24MP

Center Mid Corner
F5.6 2888 2457 2483
F8.0 2894 2683 2878
F11 2701 2551 2577
F16 2250 2178 2341
F22 1717 1788 1751

96MP

Center Mid Corner
F5.6 3776 3510 3327
F8.0 4288 4044 3913

40-150mm F2.8 との比較

150mm

少なくとも近距離では「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」がより優れた性能を発揮します。像面湾曲が無視できる程度まで補正されているので、平坦な被写体のパンフォーカスに好適。50-200mmも悪くない結果ですが、40-150mm F2.8との価格差は正当化できません。

マクロ・近距離の昆虫・植物の撮影(かつシャープに撮影したい場合)は40-150mm F2.8がおススメです。

まとめ

少なくとも、近距離の解像チャートテストでは価格から期待する性能ではありません。特に広角側ではフレーム隅の描写が甘く、絞っても大幅な改善は無し。さらに、像面湾曲の影響が強い領域があるため、平坦な被写体をパンフォーカスで撮影しにくいと感じる場面があると思います。

隅まで一貫性が高いのは100mmとテレコン装着時のみ。それ以外は絞る必要性を感じるかもしれません。このカテゴリでは「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」がより有力な選択肢。

ただし近距離でフレーム端や隅を使うことは少ないと思います。実写で困ったことは多くありません。遠景では全く問題なく、むしろ40-150mm F2.8 PROよりも良好。過度に心配する必要はないでしょう。

購入早見表

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M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO
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作例

オリジナルデータはFlickrにて公開

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