このページではNikon Z 7のメカシャッターによるブレを検証しています。
更新履歴
- 2018-10-05:「三脚固定 手振れ補正オン」「手持ち メカシャッター 1/80s 手振れ補正オフ」を追加しました。
メカシャッターで微ブレは発生する
1/80秒あたりはブレやすい
精度を求めると膨大な量のサンプルが必要となるため今回はサクッと2?3回程度の試写で確認。
結果を先に言うと「1/80sあたりでシャッターショックによる微ブレが発生しやすい」ことが判明。ただし、三脚にしっかりと固定していればその影響はありません。
スローシャッターでは手振れのリスクがあるものの、頑張って手振れを抑えれば成功するカットも多い。しかし、1/80秒(メカシャッター)付近では頑張っても微ブレの影響があるカットが多い。
4600万画素を最大限活かすつもりならこの辺りの設定でメカシャッターは避けたほうが良し。
例えば1/80秒で撮るのであれば1/200秒まで上げて(ISO感度を上げてでも)撮影した方が良好な画質・画像となる。
微ぶれは軽微
ハッキリ言ってシャッターショックによるブレは非常に軽微。大きくクロップしたり、高解像が必要なければ普通に使える水準まで解像しています。
同じ機構を実装している2400万画素のZ 6なら問題とならないかもしれません。
ボディ内手振れ補正をオフにする
ボディ内手振れ補正をオフにすることで微妙なブレを回避することが可能。
ただし、ブレるときは思いっきりブレるので注意。三脚固定時は手振れ補正のオンオフに関わらず問題ありませんでした。
この設定の場合、手振れ補正を入れ忘れると手振れ写真を量産するのであまりおススメできません。
電子先幕シャッター機能を活用する
最も無難な選択肢。
未検証ですが先幕シャッターが無反動の電子シャッターとなるのでシャッターショックによるブレの問題が無くなることが期待できます。
ただし、シャッタースピードは1/2000秒までとなり、シャッターレスポンスが低下します。風景撮影には効果的ですが、ある程度スピードを求められるシーンでは別の選択肢を考えたほうが良いでしょう。
また、大口径レンズ+電子先幕シャッターを利用した場合の高速シャッターで露光ムラが発生する可能性は考慮しておく必要があります。(例えばボケが不自然に欠ける・フェードアウトしている等。手持ちのF1.8レンズでは問題無かったのでよほど明るくない限りは大丈夫そうです)
電子シャッターを活用する
メカシャッターの振動を回避し、高画素センサーの恩恵を最大限に活かすつもりなら電子シャッター推奨。ただし、ローリングシャッターやフリッカーによる横縞が発生しやすいので光源や被写体によってメカシャッターと使い分けるのが良い感じ。
個人的に風景撮影と娘の撮影が多いので、風景なら電子シャッター、娘はメカシャッターで1/160-1/320sあたりを使用するようにしています。
検証結果
三脚固定 ボディ内手振れ補正オン メカシャッター
センサーがボディ内で浮遊している状態ですがメカシャッターの振動による影響は見受けられません。
- 1s
- 1/2s
- 1/4s
- 1/8s
- 1/15s
- 1/30s
- 1/60s
- 1/80s
- 1/125s
三脚固定 ボディ内手振れ補正オフ メカシャッター
全く問題無し。
- 1s
- 0.5s
- 1/4s
- 1/8s
- 1/15s
- 1/30s
- 1/60s
- 1/80s
- 1/120s
手持ち メカシャッター
- 1s
- 1/2s
- 1/4s
- 1/8s
- 1/15s
- 1/30s
- 1/60s
- 1/120s
手持ち 電子シャッター
- 1s
- 1/2s
- 1/4s
- 1/8s
- 1/15s
- 1/30s
- 1/60s
- 1/120s
手持ち 1/80s メカシャッター ISO 100
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
- 6
- 7
- 8
- 9
- 10
手持ち 1/80s メカシャッター ISO 110 (手振れ補正オフ)
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
- 6
- 7
- 8
- 9
- 10
手持ち 1/200s メカシャッター ISO250
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
- 6
- 7
- 8
- 9
- 10
手持ち 1/80s 電子シャッター ISO100
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
- 6
- 7
- 8
- 9
- 10
実写作例
そのうちオリジナルデータをFlickrにアップします。
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