このページでは 七工匠「7Artisans 35mm F0.95」に関する情報を収集しています。
データベース
最新情報
- 2020-10-31:七工匠「7Artisans 35mm F0.95」が正式発表されていたので専用の情報収集ページを作成しました。超大口径ですが249ドル(B&H)と手ごろな価格設定となっています。Z・EF-M・X・E・MFTマウントに対応。
購入早見表
レンズデータ
関連レンズ
- EF-M32mm F1.4 STM
- E 35mm F1.8 OSS
- M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO
- LEICA DG SUMMILUX 25mm / F1.4 II ASPH.
- XF35mmF1.4 R
- 30mm F1.4 DC DN
- 35mm F1.2 ED AS UMC CS
- NOKTON 25mm F0.95 Type II
- SPEEDMASTER 0.95/25mm MFT
- SPEEDMASTER 35mm F0.95 II
- 7Artisans 35mm F1.2
- VILTROX AF 33mm F1.4 STM
- PERGEAR 35mm F1.2
- PERGEAR 35mm F1.6
関連記事
海外の評価
Radojuva
Radojuva:Обзор 7Artisans 35mm 1:0.95
レンズの紹介:
- ソニーEマウントの他、キヤノンEF-M・ニコンZ・富士X・マイクロフォーサーズで利用可能だ。
- APS-Cミラーレス用の大口径MFレンズである。
- 低価格ながら高いビルドクオリティと数の多い絞り羽根を採用、そしてF0.95の開放F値を実現している。
ビルドクオリティ:
- 箱には本体とキャップ、小さなマニュアルが含まれている。
- レンズは全体的に良好な作りだ。金属製マウントに加え、筐体もアルミニウム合金を使用している。
- レンズマウントまでダークブラウンの心地よい外観だ。
- レンズの表記は刻印されている。
- フロントキャップは金属製だ。カバーはしっかりと固定され、脱着は快適だ。
- フィルター径は52mmである。
- F0.95からF1.4まで絞ると露出は1/3段低下する。それ以降は1段ごとに正確に露出が低下する。また、読者の一人によるとF1.2に相当すると指摘している。おそらくこのレンズのF0.95におけるT値は「T1.3?1.4」だ。
- フォーカシングにより全長は変化するが回転はしない。
携帯性:
- 重量は400gだ。手に取るとしっかりとした感触を得られる。
- とてもコンパクトだ。
- α6xxxシリーズに最適である。
操作性:
- 14枚の絞り羽根はリングを使い手動で操作する。
- 絞りリングはクリックなく滑らかに動作する。レンズ前方に配置されているので使いやすい。
- F1.4?F16まで自由に動かせるので動画撮影でとても便利だ。
- 絞りリングの表記にF5.6やF11が欠けている。
オートフォーカス:
- 記載なし。
マニュアルフォーカス:
- 十分に幅広い金属製のフォーカスリングを搭載している。
- リングは120度で全域を操作可能だ。
- 滑らかに回転し、指一つで操作できる。
- フォーカシング後に絞りを操作しようとすると、フォーカスリングに触れた誤操作しやすかった。
- 非常に強いフォーカスブリージングが発生する。最短撮影距離では画角がかなり狭くなる。
- フォーカスシフトは見られない。
手ぶれ補正:
- 記載なし。
解像性能:
- F0.95は低いと思っていたが、嬉しいことにしっかり解像する。
- F0.95の四隅はきちんとしているが、F0.95で重要とされる領域ではない。
- F1.4で改善し、F2で高解像となる。
- 優れた解像度はF5.6で得ることが出来る。
像面湾曲:
- 大きな影響がある。
ボケ:
- 多くの状況で心地よいボケだ。
- 個人的にはもう少し個性的なボケを期待していた。
- 基本的にはダブルガウスの描写だ。
色収差:
- 全体的に強い収差が発生する。
- F2.8まで絞ると改善する。
球面収差:
- 記載なし。
歪曲収差:
- 僅かな樽型だ。
周辺減光:
- F0.95で非常に目立つ。
- 最短撮影距離では改善するが、無限遠で最も目立つ。
- F2まで絞るとほぼ解消する。
- イメージサークルはほぼフルサイズをカバーしている。
コマ収差:
- 明らかな影響がある。
逆光耐性:
- 絞ると12本の光条が発生する。
- 逆光では強いフレアが発生する可能性があり、コントラストが大きく低下する。
総評
面白いクリエイティブなレンズだ。実用的なF0.95であり、前後の景色を大きくボカすことが出来る。
- 長所:
・低価格
・大口径
・小型軽量
・滑らかなフォーカスリング
・被写界深度指標とピント距離表示
・12枚の絞り羽根
・滑らかな絞りリング
・使いやすい絞りリングの配置
・F0.95ながら良好な中央シャープネス
・ボケ味 - 短所:
・T値が高い
・電子接点なし
・フードなし
・絞りリングのF2?F16における間隔が短い
・フォーカスリング上の「1m?無限遠」は幅が狭すぎる
・重い
・目立つフォーカスブリージング
・目に見える色収差
・逆光におけるフレア
Sony Alpha Blog
Sony Alpha Blog:7 Artisans 35mm F0.95
- レンズの仕様:
・重量:369g
・価格:249ドル
・絞り値:F0.95-16
・全長:67mm
・フィルター:52mm
・絞り:12枚
・最短撮影距離:37cm
・金属製レンズキャップ
・APS-C対応
・フルマニュアルレンズ
・無段階の絞りリング
・レンズフードなし
・レンズケース - ビルドクオリティは優れている。APS-C用ではあるが、イメージサークルはほぼフルサイズをカバーしている。
- 外装は全て金属製で数字はプリントでは無く刻印だ。
- フォーカスリングと絞りリングはどちらも滑らかに動作し、十分な抵抗量を持つ。
- 素敵な革製ポーチが付属している。
- シャープネス:α6000 2400万画素
・中央:絞り開放から良好な結果で、F2.8まで絞れば優れた画質となる。
・四隅:改善速度が少し遅く、良好な結果を得るにはF2.8まで絞る必要がある。
・F5.6まで絞ればフレーム全域で優れた結果を得ることが可能だ。 - F0.95からポートレート向けの優れたシャープネスを実現しており、同時に滑らかな後ボケを得ることが可能だ。
- コントラストは非常に良好だ。F1未満のレンズでこの性能は貴重である。
- 肌の色調は優れている。
- F2まで絞ると非常にシャープな描写となる。
- 近距離のほうが良好なシャープネスに見える。
- 周辺減光はF0.95で目に付くが強すぎず、F2まで絞ると解消する。フルサイズに装着するとF0.95からF4にかけて目立つ減光が発生する。歪曲収差は中程度の樽型だ。
- 色収差は絞り開放で目に付くが、F0.95としてはきちんとしている。
- 逆光耐性は比較的良好だ。
- 玉ボケは非常に良好だが、絞ると劣化する。
- 後ボケは非常に良好だ。多くの場合は柔らかい描写となるが、背景が騒がしくなる場合もある。
- 色表現優れている。
- SPEEDMASTER 35mm F0.95 IIとの比較
・ビルドクオリティは7Artisansのほうが優れている。
・価格は7Artisansの約3倍だ。
・絞り羽根は7Artisansのほうが多い。
・中央の改善速度は中一光学のほうが良好だ。
・四隅の改善速度は7Artisansのほうが良好だ。
・歪曲は似ているが、色収差補正は中一光学がやや良好だ。
・逆光耐性や光条は7Artisansのほうが良好だ。
・玉ボケや肌の色調は7Artisansのほうが良好だ。
これまでテストしてきた7Artisansシリーズで最高のレンズだ。ビルドクオリティは一級品で、F0.95のレンズが249ドルである。中一光学「SPEEDMASTER 35mm F0.95 II」が649ドルと考えると非常にリーズナブルである。
シャープネスやコントラストは絞り開放から優れている。大部分の状況で後ボケは非常に滑らかで、色表現も良好だ。価値のあるレンズである。
長所:F0.95から良好なシャープネス・適度な重量・非常に滑らかな後ボケ・良好な玉ボケ・F0.95ながら良好なコントラスト・低価格・優れたビルドクオリティ・優れた色表現・動画で優れた描写・滑らかなフォーカスリングと絞りリング・フルサイズでも利用可能
平凡:F0.95における周辺減光・中程度の歪曲収差・中程度の色収差・逆光耐性
短所:中央以外の開放におけるシ四隅のャープネス・レンズフードなし
サイト案内情報
Facebookで最新情報やカメラ・レンズのレビューを発信しています。
「いいね!」を押すとFacebookの最新情報が届きます。