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SP 35mm F/1.4 Di USD (Model F045)を競合レンズと外観・仕様を見比べる

このページでは新発売となるタムロン「SP 35mm F/1.4 Di USD (Model F045)」を競合する一眼レフ用交換レンズと比較しています。

SP 35mm F/1.4 Di USD は買いのレンズか?

SP 35mm F/1.4 Di USD (Model F045)とは?

  • SPシリーズ40周年記念のタムロン史上最高レンズ
  • 極限まで軸上色収差を排除
  • 極限までサジタルコマフレアを排除
  • 90mm F2.8と同じく前後のボケを意識
  • 新開発のダイナミックローリングカム機構
  • 新開発のBBAR-G2コーティング
  • 耐久性増の防汚コート
  • 簡易防滴構造

タムロンとしては非常に珍しい「F1.4」の単焦点レンズにして、SPシリーズ40周年記念モデルとして相当気合の入ったレンズのようです。

「軸上色収差とサジタルコマフレアを極限まで排除」と謳っており、評価の高いキヤノン「EF35mm F1.4L II USM」にどこまで迫っているのか非常に気になるところ。

さらにフォーカス機構やコーティングに新開発の技術も注目したいポイント。ここ最近のタムロンレンズはAFや逆光耐性が良好だったりするので期待は大きい。

簡易防滴はマウントのみならず、可動部位にシーリングが施してある模様。ただし、スイッチ部分にシーリングの表示は無いため過信は禁物かもしれません。

特筆すべきは価格設定。ここ最近はシグマですら10万円を超えるArtレンズをリリースしていますが、タムロンは初値から10万円を切る価格で発売予定となっています。(初代Artとなる35mm F1.4 DGは比較的安い)気合の入ったレンズ設計を考えるとリーズナブルと感じます。

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EF35mm F1.4L II USMと比べる

非常に評価の高いキヤノン純正35mm F1.4。海外では概ね高評価となっており「クラス最高の35mm」と評されることが多い。

特に解像性能と色収差の補正が良好でサジタルコマフレアの補正もほぼ完璧。実写を確認するとボケも滑らかで欠点らしい欠点が無い素晴らしい35mm F1.4。フォーカスリングの回転角は150度と精度の高い操作が可能。

その一方でレンズサイズは非常に大きく、タムロンSP35mm F1.4を上回る。ただし、重量はタムロンより100gほど軽量だったりする。

最大の問題は価格設定。実勢価格は20万円超とタムロンの倍以上であるためコストパフォーマンスを考慮すると躊躇してしまう。

これを考えるとタムロンはコストパフォーマンスで優位性が非常に高い。

EF35mm F1.4L II USMの購入早見表

EF35mm F1.4L II USM
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AF-S NIKKOR 35mm f/1.4Gと比べる

2010年登場と今回比較する4本の中では最も古い。

レンズ構成は他3本と比べるとシンプルで特殊レンズは非球面レンズ一枚のみ。絞り開放の解像性能は評価が分れ、色収差は若干目立ちやすいので注意が必要。また、サジタルコマフレアはキヤノンやシグマと比べて明らかに目立つ。

ただし、タムロンと比べて小型軽量で携帯性は良好。フィルターサイズも67mmと小さい。フォーカスリングの回転角はキヤノンほどでは無いものの、120度となかなか良好。

価格はキヤノンより安いものの、タムロンの1.5倍とやや高め(純正レンズとしては一般的な値付けですが)。中古並品でやっとタムロンと同程度の価格設定となります。

レンズサイズを許容できればタムロンの優位性は高いと言えるでしょう。

AF-S NIKKOR 35mm f/1.4Gの購入早見表

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35mm F1.4 DG HSMと比べる

シグマグローバルビジョンシリーズ(SGV)の先駆けとなったレンズで2012年に登場。シグマレンズのクオリティを世に知らしめしめた一本。

キヤノンL IIほどでは無いものの、解像性能・色収差補正・コマ収差補正に優れ歪曲収差も小さい。そしてタムロンよりも安価で小型軽量な上に、アダプター経由でソニーEマウントと互換性が保たれています。コストパフォーマンスで言えばタムロンより上と言えるでしょう。タムロンがシグマとの価格差以上に画質で差を付けることができるかどうかがポイントとなってきます。

ただし35mm F1.4 DG HSMは”比較的”古いレンズなので簡易防滴やフッ素コーティングには非対応。耐候性を考慮するとタムロンを選ぶのもアリ。また、フォーカスリングの回転角は90度とキヤノンやニコンと比べて小さく、MFで精度の高い操作が難しくなる点には注意が必要。

35mm F1.4 DG HSMの購入早見表

4本比較

レンズサイズはタムロンとキヤノンが明らかに大きく、ニコンやシグマは比較的小さい。特にシグマはレンズ構成を考えるとコンパクトなレンズですね。

MTFを見る限り、タムロンSP35mm F1.4 Di USDは高い光学性能を期待できそうです。非点収差がかなり良好に補正されているように見えます。フレーム端までかなり安定しており、APS-C領域ではほぼパーフェクトな性能と感じるかもしれませんね。

4本の仕様を見比べてみるとキヤノンのみF22の小絞りが利用可能となっています。開けてよし、絞ってもDLOで最適化と使いやすいレンズとなっているようです。ただし高価ですが…。

どのレンズも最短撮影距離や最大撮影倍率には大きな違いがありません。絞り羽根は4本とも9枚羽根となっています。

専用ページ

今回取り扱ったレンズ

それ以外の35mm F1.4レンズ

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