このページでは一眼カメラ用交換レンズ「E 16-55mm F2.8 G」の情報を収集しています。
最新情報
- 2020-01-08:Digital Camera Worldがレビューを掲載しています。
- 2019-10-27:フォトヨドバシなど参考リンクをいくつか追加しました。
- 2019-08-29:国内でも正式発表されました。2019年9月3日(火) 10時より予約販売開始予定
- 2019-08-28:ソニーが海外で正式発表しました。
データベース
レビュー
参考サイト
購入早見表
レンズデータ
レンズ仕様
名称 | E 16?55mm F2.8 G | |
---|---|---|
型名 | ||
レンズマウント | ソニー Eマウント | |
対応撮像画面サイズ | ●APS-Cフォーマット専用 | |
焦点距離(mm) | 16?5516?55 | |
焦点距離イメージ(mm)?*1 | 24?82.5 | |
レンズ構成 (群-枚) | 12-17 | |
画角 (APS-C)?*1 | 83°-29° | |
開放絞り (F値) | 2.8 | |
最小絞り (F値) | 22 | |
絞り羽根 (枚) | 9 | |
円形絞り | ○ | |
最短撮影距離 (m) | 1.09 ft (0.33 m) | |
最大撮影倍率 (倍) | 0.2 | |
フィルター径 (mm) | 67 | |
手ブレ補正 | - | |
手ブレ補正段数 | - | |
テレコンバーター (1.4x) | - | |
テレコンバーター (2.0x) | - | |
外形寸法 最大径x長さ (mm) | 2 7/8 x 4" (73 x 100 mm) | |
質量 約 (g) | 17.5 oz (494 g) |
MTFチャート
レンズ構成図
関連レンズ
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- Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS
- E PZ 18-105mm F4 G OSS
- E PZ 18-110mm F4 G OSS
- E 18-135mm F3.5-5.6 OSS
- 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
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海外の評価
Lesnumeriques
Lesnumeriques:Test Sony E 16-55mm F2.8 G : un zoom polyvalent de qualité pour boîtiers APS-C
- レンズの紹介:
・APS-Cミラーレス用に追加された2本のGレンズのうちの一つだ。
・ソニーAPS-C Eマウントには、これまでのところF4ズームは存在するが、F2.8ズームレンズはこのレンズ以外に存在しない。 - ビルドクオリティ:
・ビルドクオリティは申し分ない。
・外装には高級感があり、各継ぎ目は防塵防滴仕様となっている。
・光学手ぶれ補正を搭載していない。α6600ではボディ側の手ぶれ補正を利用可能だが、他のAPS-Cカメラでは手ぶれ補正を利用することが出来ない。 - 携帯性:
・F2.8ズームと考えると比較的コンパクトだ。
・縮長10cm、ズームレンズを伸ばしても15cmほどだ。
・重量は500g弱だ。α6400やα6600のような小さなミラーレスに装着しても違和感が無い。 - 操作性:
・ズームリングとフォーカスリング、そしてAF/MFスイッチとAFLボタンを備えている。 - オートフォーカス:
・非常に効果的で静かに動作する。 - マニュアルフォーカス:
・記載なし - 手ぶれ補正:
・記載なし - 解像性能:
・非常に強力なパフォーマンスを発揮する。
・16mmは絞り開放から良好な画質を得ることが可能だ。
・全ての焦点距離でF4でピークの性能を得ることが出来る。
・55mmでベストの結果を得ることができ、35mmで最も弱くなる。
・非常に均質な描写だが、55mmで中央と四隅に差が生じる。
・回折の影響が強いF16やF22は避けたほうが良い。 - 像面湾曲:
・記載なし - ボケ:
・玉ボケは中央でも完全に丸く無いのは残念だ。
・周囲の玉ボケは少し変形しているのが分かる。
・玉ボケは滑らかな描写ではなく、表面が不自然な描写だ。 - 色収差:
・色収差は非常に優れた補正状態だ。焦点距離に関係なく大部分が補正されている。 - 球面収差:
・記載なし - 歪曲収差:
・16mmの樽型歪曲が顕著だ。
・35mmで歪曲収差が小さくなるものの、55mmで再び歪曲が大きくなる。 - 周辺減光:
・16mmで最も目立つ減光が発生する。 - コマ収差:
・記載なし - 逆光耐性:
・記載なし
総評
堅実なパフォーマンスと良好なシャープネスを備えた小型で明るいズームレンズだ。問題は広角の歪曲収差とボケ描写だけだ。それを除けば汎用性の高いコンパクトなレンズである。
長所:開放F値がF2.8固定・均質な描写・良好な仕上がり・コンパクト・防塵防滴・応答性が高く静かなAF
短所:広角単で顕著な歪曲収差・手ぶれ補正非搭載・ボケが完璧ではない
Digital Camera World
優れたシャープネス
- 明るい標準ズームレンズだが「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」と比べて4倍重く、大きなレンズだ。望遠側でF2.8が利用できることを考えると当然の代償である。
- 防塵防滴仕様のみならず、前玉には撥水撥油性を高めるフッ素コーティングが施されている。
- 「FE 24-70mm F2.8 GM」のようなズームロックスイッチは無いが、自重落下の兆候は見られない。
- ズームレンジ全域で絞り開放F2.8から素晴らしいシャープネスを実現している。望遠端でも優れた画質を維持しているが、四隅のパフォーマンスは少し低下する。
- コントラストや発色は優れている。
- 逆光耐性はとても良好だ。
- 残念ながら光学手ぶれ補正を搭載していない。α6500やα6600のようにボディ内手ぶれ補正を搭載している機種なら良いが、他のα6xxxはシャッタースピードで手振れを抑える必要がある。
- 光学的な歪曲収差は広角側で非常に大きな樽型となる。自動補正をオフに出来ないので、デジタル補正で自動的に修正される。
- 中央シャープネスはズームレンジ全域でF2.8から優れたパフォーマンスだ。F16以上まで絞ると回折の影響でパフォーマンスが低下する。
- 四隅シャープネスは広角側で高い状態を維持しているが、35mmで平凡となり、55mmで比較的残念な結果となる。
- 色収差は16mmの絞り開放で最も顕著となる。他の焦点距離と絞り値では問題とならない。
- 歪曲収差は自動的に補正されるが、敢えて補正を切ったRAWを確認すると…。16mmで顕著な樽型となるが、24mmで許容範囲内まで低下し、33mmで歪曲が無くなる。55mmまでズームすると中程度の糸巻き型歪曲へと変化する。
素晴らしいシャープネスとコントラスト、そして心地よいボケを備えたゴージャスな画質だ。さらにフォーカスホールドボタンやしっかりとしたビルドクオリティ、防塵防滴仕様、と洗練されたレンズである。さらにオートフォーカスは超高速で精度は良好だ。
欠点は光学手ぶれ補正の欠如と光学的な歪曲収差だろう。ただしこれらは小さな欠点である。
Sony Alpha Blog
待望のAPS-C用プロズーム
- ビルドクオリティはとても優れている。
- α6000に装着するとレンズがとても大きく感じる。左手でレンズを支えることになるだろう。
- オートフォーカスは非常に高速で静かである。
- 16mmから50mmまでのズームリング回転量は90度だ。
- フォーカスリングはリニアな操作性で非常に正確な動作である。
- シャープネス:α7R IV(APS-C 2600万画素)
・絞り開放からとても良好だ。F4まで絞ると隅から隅まで優れた解像性能を発揮する。際立ったパフォーマンスだ。
・F11まで絞ると回折によりシャープネスが低下する。 - 歪曲収差は35mm未満の焦点距離でとても大きく、16mmの四隅はケラレている。35mmを超えても歪曲収差は残存しているが、遥かにきちんと補正出来ている。
- 周辺減光は16mmで顕著だが、F5.6まで絞ると解消する。
- 色収差は悪条件で僅かに見える程度だ。
- 逆光耐性は問題ないが、とても良好とは言えない。太陽をフレーミングするといくらかフレアを確認できる。
- F16まで絞ると素敵な光条が発生する。
- 素敵で柔らかいボケだ。
- 玉ボケは丸みを帯びているが、拡大すると色づきが目に付く場合がある。
- 発色は自然でとても良好だ。肌の色調も非常に良好である。
- ズーム操作は滑らかで動画撮影に適したレンズだ。
待望のAPS-C用大口径ズームレンズだ。他のソニー製標準ズームよりずっと優れている。強くおススメできるレンズだ。
長所:ズームレンジ全域で優れたシャープネス・隅から隅まで一貫したシャープネス・とても柔らかく素敵なボケ・優れた色再現・とても良好なビルドクオリティ・滑らかなズーム操作・エルゴノミクス
平凡:サイズ・玉ボケに色付きや同心円状の輪が見られる・広角端の歪曲収差とケラレ・いくらかの色収差・逆光耐性
短所:価格
Mobile01
GMasterのような光学性能
- レンズには花形のプラスチック製レンズフードが付属する。
- レンズ外装の素材は不明だが、強化プラスチックであると思われる。そうでなければ494g、73mm×100mmの防塵防滴レンズとならないはずだ。
- 製造国は中国だ。
- コンパクトなレンズだがGMシリーズと同じくXDリニアモーターでAFスピードは非常に高速だ。
- α6600と組み合わせた際の瞳AFは連写速度への影響が少なく、成功率90%を達成している。
- 最短撮影距離は0.33m、最大撮影倍率は0.2倍と特筆目立った性能では無いが十分な接写性能である。
- シャープネスは16mmでも55mmでも隅から隅まで絞り開放から非常に良好だ。F16から回折の影響を受けるがF22まで絞ってもまだ実用的な画質である。
- 倍率色収差や軸上色収差はほとんど見られない。高コントラストでも基本的に無視できる。
- ARナノコーティングを採用しているが、強い光が入射するとゴーストやフレアの発生は回避できない。絞るとゴーストが目立つようになる。
- 9枚羽根の絞りを閉じると綺麗な光条が発生する。
- 歪曲収差はレンズ補正をオフにしても目立たない。
光学性能とAF速度はGMasterレンズと同等だ。ただし、絞りリングやズームロックスイッチ、手ぶれ補正などは非搭載だ。500g未満のレンズ重量ながらシャープネスと色収差は補正は特に見事である。唯一欠点があるとすれば光学式手ぶれ補正を搭載していない点だ。α6600とα6500にはボディ内手ぶれ補正を搭載しているが、それ以外の機種では望遠側における振動耐性が大きく低下する。
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