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Nikon Z 6とSONY α7 IIIは甲乙つけがたい選択肢【海外の評価】

DPREVIEWがニコンのミラーレスカメラ「Nikon Z 6」とソニーα7 IIIの違いをポイント別に紹介しています。

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良いところもあれば悪いところも…

  • 画質
    ・どちらも2400万画素フルサイズセンサーだ。
    ・α7 IIIは優れた低照度画質・優れたダイナミックレンジ・クラス最高のノイズ低減処理(JPEG)を持ち合わせている。
    ・Z 6のセンサーテストはまだだが、過去のニコン2400万画素センサーを考慮すると優れた画質を期待できる。
    ・一般的に、我々はソニーよりもニコンの発色が好みだが、高感度ISOノイズの低減処理はソニーのほうが進んでいる。
  • 動画
    ・どちらも胸を張れるパフォーマンスのカメラだ。事実、両機とも全画素オーバーサンプリングの4K 24p、ピーキング、マイク端子、ヘッドホン端子、ボディ内手振れ補正、1080/120pなどを持っている。
    ・経験豊富な映像制作者にとって重要な違いがいくつか存在する。HDMI出力時にZ 6は10Bitのログ出力が可能だがα7 IIIではそれが出来ない。一方でα7 IIIはHLG・S-log2のカメラ内部記録が可能だがZ 6にはそれが出来ない。
    ・追従AFにも違いがある。ソニーで追従AF(ロックオンAF)を利用するためにはタッチ非対応時のシステムと同じ中央ロックオンAFのアルゴリズムを使用している。これは少し信頼性が低く、さらにボタン操作を組み合わせる必要がある。逆にZ6のシステムは使いやすく信頼性も高い。
    ・どちらも魅力的な動画パッケージとなっているが、動画AFの点から暫定的にNikonに軍配を上げる。
  • オートフォーカス
    ・どちらも見事な像面位相差AFエリアを実装している。Z 6はセンサーの81%をカバーする273点、α7 IIIは93%をカバーする693点の像面位相差センサーだ。
    ・どちらも便利なAFジョイスティックを装備しているが、AFエリアが赤色に照らされるニコンと異なりソニーは一時的にしかAFエリアが点灯せず見づらい。
    ・どちらも顔検出モードが存在するがソニーのみ瞳AFに対応している。
    ・静止画撮影ではソニーのファインダーによる被写体追従が好きで使いやすく信頼性も高い。一方でニコンは3Dトラッキングを一眼レフから継承していない。
    ・EVFを使ったオートフォーカスはソニーが有利だ。ニコンがファームウェアアップデートで3Dトラッキングを実装したならば我々は再考する。
  • ユーザビリティ
    ・α7 IIIのメニュー画面は従来よりも改善しているが、まだ紛らわしく面倒だ。カスタマイズの自由度は高いが実際に最大限活用するには時間がかかるだろう。さらにタッチパネルの使い勝手には失望している。
    ・Z 6は一眼レフのメニューを継承しており、COOLPIXのようなAFモードを除いて機能性も一眼レフを継承している。α7 IIIのようにカスタマイズは豊富だが(我々の見解としては)比較的使いやすいカメラだ。さらにインフォメーションパネルが存在し、タッチパネルでの設定変更やメニュー画面の操作も可能だ。
    ・どちらも使いやすいカメラだがニコンの良好なタッチ操作が勝因となるだろう。
  • ボディデザイン
    ・サイズや重量はとても似ている。
    ・どちらも防塵防滴仕様だが、ソニーは底面のバッテリードアが適切にシーリングされていない。(ニコンは適切だ)
    ・主観的な意見となるがグリップの好みはZカメラだ。
    ・ZカメラはXQDシングルスロット(将来的にCFexpress)でαはデュアルSDカードスロットだ。これは人によって問題となるかもしれない。DPREVIEWのコメント欄を見る限りでは多くの人が問題としている。
    ・全体として、ソニーのデュアルスロットは本当に気にっているが、ニコンの快適なグリップやサブモニタ、より頑丈な防塵防滴を歓迎するだろう。勝負は五分五分だ。
  • レンズ・マウント
    ・ニコンの新しいZマウントはソニーEマウントよりも優れている。レンズ設計の制限が少なく、より明るいレンズをリリース出来ることを意味している。
    ・ニコンZは3本のレンズしか存在しないが、ソニーには25本以上のネイティブEマウントレンズが存在する。しかし、FTZアダプターによりほとんどのFマウントレンズをオートフォーカスで使用することが可能だ。(訳注:現行レンズでは無い古いレンズは要注意)
    ・このカテゴリも勝負は五分五分だ。
  • 電子ビューファインダー/背面モニタ
    ・Z 6は高解像な電子ビューファインダーを搭載しており明らかなメリットとなる。さらに撮影中も解像度の低下が無い(ソニーは低下する)
    ・どちらもチルト液晶モニタだが、ニコンはソニーと比べて大きく高解像なモニタを備えている。
    ・全体的にEVFとLCDはニコンが勝利する。
  • パフォーマンス
    ・どちらもスポーツやアクションを撮影したい人にとって堅実な連写性能だ。Nikon Z 6が12fps(訳注:追従AF/AE時は5.5fps)でソニーは10fpsだ。
    ・Z 6のバッテリーライフは定格で330枚(訳注:Z6は310枚なので誤記?)と短く、ソニーは710枚(訳注:610枚の誤記?)だ。Z 6は実際に使うとより多くのコマを撮れると思われるが、それはソニーも同様である。
    ・良好なバッテリーパフォーマンスからこのカテゴリではソニーが勝利する。
  • 結論
    ・まるでニコンがZ 6をα7 IIIのスペックとかち合うように設計したかのようだ。もちろん長年開発してきたであろうZ 6がそうであるとは思っていない。
    ・どちらも魅力なパッケージであり、実際にZ 6をしっかりテストするまでは判断が難しい状況だ。

とのこと。

部分的に注記した方がいいなと言う部分(Z 6のAF/AE追従 5.5コマ秒など)がありますが、概ね同意できる内容となっています。特にファインダーや背面モニタのタッチ操作は早く実機で試してみたいなと感じますねえ。

スペックや現行レンズ、そして価格を考えるとα7 III有利かなと思うのですが、実際に使ってみるとNikon Zカメラの良い部分が見えてくるようですね。

Nikon Z7/Z6の情報をまとめるページはコチラ

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