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一眼カメラ内蔵NDフィルターの構造に関するキヤノンの特許出願

2023年9月14日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。EOS Rタイプのレンズ交換式ボディ内に、オンオフを切り替えることができるNDフィルターを内蔵する構造のようですね。

概要

  • 【公開番号】P2023128236
  • 【公開日】2023-09-14
  • 【出願日】2022-03-03
  • 【出願人】
    【識別番号】000001007
    【氏名又は名称】キヤノン株式会社
  • 【課題】光学フィルタの使用状態と非使用状態とを簡便に切り替え可能であって、撮像ユニットの表面の異物除去制御を適正に行うことが可能な撮像装置を提供する。
  • 【背景技術】
    【0002】
    従来、減光フィルタ(NDフィルタ)などの光学フィルタを用いて撮像可能な撮像装置が知られている。特許文献1には、複数のNDフィルタを備え、NDフィルタが上下に進退可能な撮像装置が開示されている。特許文献2には、NDフィルタに付着した埃を吹き飛ばすための気体吹込み用の貫通穴を備えた構成が開示されている。
  • 【0004】
    特許文献1に開示された構成では、NDフィルタおよび撮像素子をそれぞれ密閉することが困難であるため、撮像装置の内部へ埃等が侵入する可能性がある。特許文献2に開示された構成では、NDフィルタに付着した埃等を除去することができるが、撮像素子ユニットの表面についた埃等の除去機能を適正に制御することができないため、撮影画像に埃等が映り込む可能性がある。
  • 【0005】
    そこで本発明は、光学フィルタの使用状態と非使用状態とを簡便に切り替え可能であって、撮像ユニットの表面の異物除去制御を適正に行うことが可能な撮像装置を提供することを目的とする。【発明の効果】
    【0008】
    本発明によれば、光学フィルタの使用状態と非使用状態とを簡便に切り替え可能であって、撮像ユニットの表面の異物除去制御を適正に行うことが可能な撮像装置を提供することができる。
  • 【発明の効果】
    【0008】
    本発明によれば、光学フィルタの使用状態と非使用状態とを簡便に切り替え可能であって、撮像ユニットの表面の異物除去制御を適正に行うことが可能な撮像装置を提供することができる。
  • 【0043】
    図6(b)は、図4(c)に示される保持部材200の退避状態において、ユーザが光学フィルタ蓋210を開いた状態を示す。光学フィルタ蓋210の内側には、光学フィルタ160を交換するための開口部211が設けられており、退避した保持部材200と光学フィルタ160の短辺部が露出している。光学フィルタ蓋210と開口部211とにより、光学フィルタ160を撮像装置100の外部に挿抜可能な挿抜部が構成される。撮像装置100の底部(開口部211)には凹部10aが設けられており、ユーザは光学フィルタ160を摘んで取り出すことができる。なお、光学フィルタ160の取り出し構成は、これに限定されるものではない。例えば、光学フィルタ160を一度押し込むと係止が解除され、バネなどの付勢力によって押し出されるような取り出し構成を用いてもよい。
  • 【公開番号】P2023128221
  • 【出願日】2022-03-03
  • 【課題】大型化することなく、複数の光学部材の使用状態と非使用状態とを簡便に切り替えることが可能な撮像装置を提供する。

図面ではスチルタイプのレンズ交換式カメラボディに切り替え可能なNDフィルターユニットを搭載しています。さらに装着するNDフィルターを着脱することもできる仕組み。これが実現すると、従来のリアフィルターのようにレンズを外す必要がないので便利ですね。カメラの外観はEOS R5のように見えますが、あくまでも実施例なので「EOS R5 Mark II」が実装していると期待するのはやめたほうが良いでしょう。将来的に、このような仕組みを備えたカメラが登場するかもしれませんね。

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