2019年8月22日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開されています。
- 【公開番号】特開2019-139172(P2019-139172A)
- 【公開日】2019年8月22日
- 【発明の名称】ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
- 【出願日】2018年2月15日
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】 全系が小型で、かつ広画角でありながら、全ズーム範囲及び画面全体にわたり高い光学性能が得られるズームレンズを得ること。
- 本発明は、ズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関するものであり、例えばデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、監視カメラ等に用いられる撮像光学系として好適なものである。
実施例1 実施例2 実施例3 焦点距離 17.40-68.69 17.10-72.70 18.70-77.50 F値 3.57-5.85 3.57-5.85 3.57-5.85 半画角 51.19-17.48 51.68-16.57 49.16-15.60 像高 21.64 21.64 21.64 全長 149.59-150.50 151.00-157.71 146.50-147.50 BF 13.43-57.99 13.13-63.49 15.19-59.84 スポンサーリンク
広角側におけるバックフォーカスがかなり短いので一眼レフEFマウント用ではなくミラーレスRFマウント用っぽいですね。像高は35mmフルサイズをカバーしており、17mmの超広角から70mmの中望遠までをカバーしている模様。F値は平凡ながら非常に汎用性の高いズームレンジですね。
土台は2014年に出願された一眼レフ用の特許出願(特開2015-206976(P2015-206976A))らしく、バックフォーカスを切り詰めてミラーレス用として再構築している模様。
これがそのまま商品化されるとは限りませんが、風景撮影などでは便利そうなズームレンジなので登場するなら買ってしまいそう。
ちなみに似たような特許出願がもう一つあり…
- 【公開番号】特開2019-139173(P2019-139173A)
- 【公開日】2019年8月22日
- 【発明の名称】ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】 ネガティブリードのズームレンズにおいて、全ズーム範囲に渡り高い光学性能が得られ、広画角化で全系が小型軽量であるズームレンズを得ること。
- 本発明はズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、例えば電子スチルカメラ、ビデオカメラ、放送用カメラ、監視カメラ等のような撮像素子を用いた撮像装置の撮像光学系として好適なものである。
実施例1 実施例2 実施例3 焦点距離 18.63-53.34 18.60-53.34 18.65-53.34 F値 3.44-5.88 3.43-5.88 3.46-5.88 半画角 36.25-14.36 36.25-14.36 36.22-14.36 像高 13.66 13.66 13.66 全長 116.80-120.03 116.60-120.24 118.63-118.06 BF 37.59-77.03 37.75-77.44 36.99-74.72
こちらはAPS-C用の標準ズームレンズを想定している模様。一眼レフカメラのキットレンズを想定したものでしょうか。
参考 キヤノンRFマウントの広角・標準ズーム
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