2022年9月5日付けでコシナの気になる特許出願が公開。APS-C向けの「35mm F1.2」「38mm F1.2」に加え、フルサイズ対応「35mm F1.4」「40mm F1.4」光学系の実施例が含まれています。
概要
- 【公開番号】P2022128635
- 【公開日】2022-09-05
- 【発明の名称】光学レンズ系
- 【出願日】2021-02-24
- 【出願人】
【識別番号】391044915
【氏名又は名称】株式会社コシナ- 【課題】全長を短縮すると共に良好な光学性能を有する光学レンズ系を提供すること。
実施例1
- 焦点距離:34.45
- F値:1.23
- 半画角:22.81
- バックフォーカス:15.879
- なお、本実施形態の光学レンズ系100は、いわゆるAPS?Cサイズのイメージセンサーを搭載する光学機器に用いられる。
実施例2
- 焦点距離:38.00
- F値:1.25
- 半画角:20.21
- バックフォーカス:19.299
- なお、本実施形態の光学レンズ系100は、いわゆるAPS?Cサイズのイメージセンサーを搭載する光学機器に用いられる。
実施例3
- 焦点距離:36.50
- F値:1.51
- 半画角:30.85
- バックフォーカス:20.010
- なお、本実施形態の光学レンズ系100は、いわゆるフルサイズのイメージセンサーを搭載する光学機器に用いられる。
実施例4
- 焦点距離:42.00
- F値:1.43
- 半画角:27.13
- バックフォーカス:22.180
- なお、本実施形態の光学レンズ系100は、いわゆるフルサイズのイメージセンサーを搭載する光学機器に用いられる。
パラメータやレンズ構成、そして出願された時期を考慮すると「NOKTON 35mm F1.2 X-mount」「NOKTON D35mm F1.2 Z-mount」に関連した特許のように見えます。実施例には「38mm F1.2」の光学系に関する実施例もあります。ひょっとしたら、開発段階でコシナでお馴染みの「58mm」に相当する焦点距離の大口径APS-Cレンズを検討していたのかもしれませんね。残りの実施例はフルサイズ対応の「35mm F1.4」「40mm F1.4」のようなレンズ構成となっています。NOKTON E-mountの光学設計と言うよりはClassicシリーズのレンズですね。
データベースと購入早見表
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