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35-150mm F/2-2.8 Di III VXDは欠点もあるが非常に説得力のある性能

Camera Labsがタムロン「35-150mm F/2-2.8 Di III VXD」のレビューを公開。高価で大きく重いレンズながら、ズーム全域で良好な解像性能を備え、ボケも綺麗で諸収差の補正状態も良好と高く評価しています。

Camera Labs:Tamron 35-150mm f2-2.8 Di III review

外観・構造:

  • 4枚の特殊低分散ガラスと3枚の非球面レンズを含む15群21枚構成で複雑な設計だ。
  • 前面にはフッ素コーティングが施されている。
  • 35mmでF2から始まり、41mmでF2.2、61mmでF2.5、81mm以降はF2.8となる。
  • テレコンバージョンレンズには非対応だ。
  • USB経由でパソコンと接続してカスタマイズが可能だ。フォーカスリングのレスポンスをリニア・非リニアに切り替えることが出来る。
  • レンズケースは付属しないが、レンズフードは付属する。
  • レンズは防塵防滴仕様だ。
  • 唯一の不満は三脚座が無いことくらいだ。

携帯性:

  • サイズは89×158mmだ。フードを装着すると37mm伸びる。
  • 望遠端までズームすることでレンズは239mmまで伸びる。
  • 重量は1165gだ。フードは42gである。70-180mm F2.8 VXDと比べてもハッキリと重さを感じることが出来る。
  • 28-75mm F2.8と70-180mm F2.8の2本を携帯するよりも容量を節約できる。

操作性:

  • 絞りリングは無いが、ボタンとリングをカスタマイズすることで絞り操作が可能だ。
  • フォーカスセットボタンにはA-Bフォーカスを登録することも出来る。
  • 標準・望遠大口径の2本セットと比べるとカバーするズームレンジは狭い。望遠側はクロップでなんとかなるかもしれないが、広角側の画角差は大きい。
  • ズームリングのストロークは60°とかなり短い。回転方向はソニーと同じだ。回転時のトルクが強く、指一本では操作できない。
  • ズームリングはロックしないと自重落下の兆候が少し見られる。
  • フォーカスリングは左手で支える位置に配置されている。このため、うっかり操作してしまうことがあった。ズームリングよりも前に配置して欲しかった。

フォーカス:

  • 最短撮影距離は35mmで0.30m、150mmの場合は0.56mとなる。
  • 最大撮影倍率は0.2倍である。
  • フォーカスの再現性は98.0%と良好だ。
  • 遠景から近距離まで0.7秒で移動する。
  • 内蔵マイクで動作音を拾うことは無かった。
  • フォーカスブリージングが非常に少ない。
  • ズーム操作でピント位置に変動があり、動画撮影で目に付く。

手ぶれ補正:

  • 光学式手ぶれ補正は搭載していない。
  • カメラ側の手ぶれ補正で2段分まで良好な結果を得られた。
  • 3段分で1/4がミスショット、4段分では半分がミスショットとなった。150mmのテストとしては良好な結果だ。

解像性能:

  • 35mmはF2の開放F値を考慮すると良好な結果だ。焦点距離が長くなると中央以外は徐々にソフトとなる。
  • 50mmと70mmは28-75mm F2.8 G2よりもシャープだ。しかし、望遠側は70-180mm F2.8のほうがシャープである。
  • 遠景ではズーム全域で中央がとてもシャープだ。APS-Cの隅は35mm F2が像面湾曲のため少しソフトだ。しかし、50mm以降は良好な解像感を示している。
  • 遠景のフルサイズ隅は50mmと70mmが最も良好だ。
  • 全体的に見て、ズーム全域で良好なシャープネスだが、隅に向かって少しソフトになる。絞ると改善し、均質性の高いシャープな結果を得ることが出来る。
  • マクロ撮影時も35mmの中央はかなりシャープだが、中央から外れると像面湾曲の影響が強い。150mmの場合は像面湾曲が少なく良好な結果を得ることが出来る。

像面湾曲:

  • 35mm以外は像面湾曲が比較的小さい。

ボケ:

  • 玉ボケは輪線ボケの兆候こそ見られないが、内部の泡のような質感の描写が見られる。縁取りも少しあるが、色付きは無い。
  • 口径食が非常に強く、渦巻き状のボケとなる可能性がある。
  • 70-180mm F2.8と比較して、前後のボケ質はとても柔らかい描写だ。2線ボケの兆候は見られない。

色収差:

  • 50mmでは色収差が発生しているものの、150mmではほとんど発生しない。

球面収差:

  • 50mmでフォーカスシフトが発生している。

歪曲収差:

  • 35mmでは少し陣笠状の収差が見られる。
  • 150mmは強い糸巻き型だ。

周辺減光:

  • 35mm F2で周辺減光の影響がハッキリと現れる。

コマ収差:

  • コマ収差はほとんど発生しない。

逆光耐性:

  • 35mmでは強い光源が中央付近にあってもフレアはほとんど発生しない。
  • 150mmはゴーストが発生しやすく、フレアによるコントラスト低下もある。
  • 光条はF5.6から発生し始め、F8-F11で目立つようになる。

作例集

総評

タムロン 35-150mm F2-2.8 Di IIIは、広角から望遠までを1本のレンズでカバーする魅力的なオールラウンドズームで、ショートズームレンズとしては非常に明るい。ボケ味も良く、光学性能はフルサイズセンサーの隅々まで、ズーム全域で良好~非常に良好だ。さらに広範な耐候性と、レンズユーティリティによる多くのカスタマイズオプションを追加している。
35mmより広くは写らず、クローズアップ能力はかなり限定的で、望遠側では逆光によりコントラストがかなり低下するが、それでもタムロンの新しいレンズは明らかにおススメできるレンズだ。

  • 長所
    ・ズーム全域で良好~非常に良好な解像度
    ・素敵なボケ
    ・軸上色収差やコマ収差がほとんど無い
    ・信頼性の高い高速AF
    ・コントロールのカスタマイズ
    ・防塵防滴
  • 短所
    ・35mmはじまり
    ・クローズアップ性能
    ・テレコンバージョンレンズ非対応
    ・望遠側の逆光耐性
    ・比較的重い

とのこと。
全方位でパーフェクトなレンズでは無いものの、非常に明るいズームレンズの用途としては問題が目立たない光学特性と言えるかもしれませんね。望遠側で逆光耐性がどれほど悪化するのか気になるところですが、サンプルギャラリーは生憎の曇天模様で逆光時の状況を確認することが出来ません。各所のユーザー投稿やサンプルギャラリーもまだ充実しているとは言えず、参考となる写真が充実するのはもう少し先のこととなりそうです。

タムロンDi IIIシリーズとしては少し高価ですが、類を見ないズームレンジと開放F値の組み合わせから人気は高い模様。発売から1か月以上経ちますが、今のところ「納期未定」で品薄の状態が続いています。もしも購入の予定があるのなら、納期を考慮しておいたほうが良さそう。

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