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タムロン35-150mm F/2.8-4 Di VC OSDはズームレンジ全域で素晴らしい解像性能のレンズ【海外の評価】

Dustin Abbottがタムロンの交換レンズ「35-150mm F/2.8-4 Di VC OSD」のレビューを掲載しています。

  • 主にポートレートで使う焦点距離をカバーしたズームレンズだ。
  • 開放F値「F2.8」はおよそ50mmでF3.2まで低下する。75mmでF3.5となり、105mmでF4となる。
  • 望遠側の開放F値「F4」は大部分の望遠ズームレンズよりも明るい。F2.8ズームに敵わないが、F4ズームやF5.6-6.3などが一般的だ。
  • ビルドクオリティは17-35mm F2.8-4 OSDと似ているが、さらに光学手ぶれ補正が組み込まれている。
  • 24-70mm F2.8や70-200mm F2.8と比べると、実際には大きく無いものの、予想よりも少し大きいと感じた。
  • コンシューマーグレードのレンズとなるため、レンズ外装はプラスチック製だ。
  • ズームリングは幅広く握りやすい。動作は滑らかで素晴らしい。
  • 最大撮影倍率は0.27倍と非常に高い数値だ。汎用性が高くなるので撮影倍率の高いレンズは好みだ。
  • このレンズで最も好きでは無い部分がフォーカス駆動に利用しているOSDモーターだ。タムロンとして低グレードのフォーカスシステムであり、2019年のレンズとしてはフルタイムマニュアルに対応していないという珍しい特性を持っている。
  • MF操作をしたい場合はAF/MFスイッチで切り替える必要がある。ピント距離指標は存在せず、動作は軽すぎ、抵抗感はほとんど無い。
  • オートフォーカスはとても高速だが洗練されたものでは無い。EOS 5D Mark IVとの組み合わせで精度は良好だ。AF-Cでは動作音が僅かに大きくなる。
  • MC-11経由でα7R IIIでの動作を確認してみたところ、シグマレンズほどでは無いが正常に機能する。瞳AFは動作し精度は良好だ。ただし、動作に多少の遅れが見られる。
  • 画質は私の予想を本当に超えてきた。唯一の問題は35mm時の目立つ樽型歪曲くらいだろう。また、周辺減光もかなりの量となる。
  • 35mm F2.8ではフレーム全域でとても解像しているが、コントラストは驚くほど高くはない。F4まで絞るとコントラストが改善され、解像度は向上する。F5.6まで絞るとフレーム全域でとても高い解像性能となる。
  • 風景撮影で使う絞り値ではコントラストと彩度が非常に優れている。
  • 50mmでの歪曲収差は無視できるようになり、周辺減光は低下する。フレーム全域で解像度はとても優れており、中央はコントラストも非常に高い。
  • 85mmでは歪曲も減光もまったく問題とならない。解像度はただただ素晴らしい。優れたコントラスト・シャープネスでフレーム全域が均質的だ。このパフォーマンスはより高価な70-200mm F2.8よりも優れている。
  • 115mm F4での歪曲はまだ問題ないものの、周辺減光は目立ち始める。ただし、シャープネスやコントラストは素晴らしい。
  • 150mmではいくらか糸巻き型歪曲ととても目立つ周辺減光が発生する。
  • 風景からクローズアップまでとても高解像なレンズだ。4200万画素のα7R IIIでも完璧に風景写真で役に立つ。
  • ボケ質はとても心地よい。
  • 光学性能で唯一の欠点は状況によってフレアが発生しやすいことだろう。最悪の状況はアダプター経由で利用した時に発生する。
  • 色収差補正で文句をうべきことは何も無い。

光学性能はより高価な24-105mmよりも優れており、ズームレンジ全域で一貫して良好な解像性能を備えている。弱点らしい焦点距離は無く、素晴らしい色とコントラストを併せ持つ。

OSDフォーカスモーターは好きでは無いものの、公平に言うと、大部分の状況で一貫性の高いフォーカス精度で高速に動作する。さらに防塵防滴仕様で799ドルと手ごろな価格だ。

長所:とても便利なズームレンジ・ズームレンジ全域で強力な画質・優れたコントラストと色・防塵防滴・効果的な手ぶれ補正・良好なフォーカス精度・合理的な価格・優れた色収差補正

短所:OSDモーターが時々煩く感じる・フォーカスリングの感触・フレアを起こしやすい・35mmと150mmで強めの周辺減光

Dustin Abbott:Tamron 35-150mm F2.8-4 VC OSD (A043) Review

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とのこと。

フォーカスモーターの評価はイマイチですが、解像性能は価格の割にとてもハイパフォーマンスなレンズとなっているようです。作例を確認しても確かにシャープでコントラストの高いレンズだと感じます。

私もアダプター経由でNikon Z 7と組み合わせていますが確かにシャープなレンズだと感じていました。カリカリシャープでは無く、程よく全体的にシャープな印象。タムロンらしい描写です。

ポートレート向けとなっていますが、風景撮影にも最適。ネックはやはりフォーカス駆動でしょうか。DCモーターにしてはとても滑らかで静かですが、フルタイムマニュアル非対応でUSD駆動のレンズほどキビキビと動かない印象。

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