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Sony Alpha Blogがサムヤンのフルサイズ対応ミラーレス用交換レンズ「AF 18mm F2.8 FE」のレビューを掲載しています。高画素センサーでは開放の周辺解像が苦しいものの、2400万画素機では特に目立った欠点が無さそうな広角レンズですね。
- ビルドクオリティに問題無いが、総プラスチック製鏡筒だ。
- 小型で逆さ付け対応のレンズフードが付属する。
- オートフォーカスはとても優れている。静かで正確だ。
- シャープネス:α7R IV(6100万画素)
・中央:抜群の性能では無いが絞り開放からとても良好だ。
・四隅:絞り開放は中央と比べると遥かに悪い。F5.6でもそれほど良く無いのでF8まで絞る必要がある。- 周辺減光はF2.8で中程度、F5.6で解消する。
- 中程度の樽型歪曲が発生する。
- 色収差はとても小さい。
- 逆光耐性はとても良好だ。
- F22まで絞ると素敵な光条となる。
- 後ボケは比較的良好だが、あまりソフトでは無い。
- 玉ボケは拡大すると非球面レンズの影響が目に付くが、全体的に丸みを帯びた描写である。
- 発色は自然でとても良好だ。
- Batisとの比較:
・重量は145g:330g
・価格:399ユーロ:1500ユーロ
・全長:60mm:95mm
・フィルター:58mm:77mm
・Batisは2倍重く、50%長く、3.5倍高価だ。
・歪曲はほぼ同じで、周辺減光はBatisのほうが目立つ。
・後ボケはBatisのほうが柔らかい。
・中央シャープネスはBatisと同等だ。
・四隅はBatisのほうがほぼ1グレード上である。
・上記の違いは4200万画素カメラの等倍で違いがわかるものの、2400万画素だと目立たない。
・ズームレンズ「FE 16-35mm F2.8 GM」「14-24mm F2.8 DG DN」「17-28mm F/2.8 Di III RXD」は重量・価格が異なるものの、優れたパフォーマンスを発揮する。「Batis 2.8/18」と比べて1/3未満の重量と価格で同等のシャープネスを達成したレンズだ。
長所:フレーム全体で優れたシャープネス(2400万画素)・4200万画素でも非常に良好な中央シャープネス・非常に小型軽量・低価格・とても良好な発色・低色収差・非常に優れた逆光耐性・静止画でも動画でも良好なAF
平凡:α7R IVを使用時は中央のみ良好なシャープネス・後ボケは問題無いがもっと滑らかだと良かった・顕著な歪曲収差・中程度の周辺減光
短所:絞り開放における四隅のシャープネス・玉ボケに非球面レンズの影響がある
2400万画素カメラならコストパフォーマンスが最も高い18mmとなる。4200万画素でもZeissのファンでない限りBatisを使う意義が無い。
サムヤンは非常に良好なコストパフォーマンスだが、四隅で良好なパフォーマンスを得るにはF8まで絞る必要がある。6100万画素のα7R IVを使うのであれば、「14-24mm F2.8 DG DN」か「17-28mm F/2.8 Di III RXD」がおススメだ。
とのこと。
様々な広角レンズを投入しているサムヤンだけに、魅力的な広角レンズに仕上がっている模様。
比較的手ごろなα7 IIIと相性が非常によさそうな広角単焦点レンズですね。α7R IVの6100万画素で使う場合は状況に応じて絞る必要がありそうですが、低画素機のα7 IIIでテストしたePHOTOzineは四隅まで高い評価となっています。
国内では5万円を切る価格設定となっており、AF対応の広角単焦点レンズとしてはお手頃価格となっています。タムロン「20mm F/2.8 Di III OSD M1:2 Model F050」も併せて検討する必要はありますが、広い画角や小型軽量デザインを考慮すると価値のあるレンズと言えそうです。
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