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E PZ 10-20mm F4 Gは手ぶれを抑える手段が必要だが旅行や動画に理想的なレンズ

Cameralabsがソニー「E PZ 10-20mm F4 G」のレビューを公開。光学手ぶれ補正を搭載していない点を指摘しつつ、良好な光学性能や動画に適した操作性・機能性を評価しています。

Cameralabs:Sony E 10-20mm f4 G PZ review

外観・構造:

  • フルサイズ判換算で15-30mmに相当する広い画角をカバーしている。

携帯性:

  • 55×69mm、179gと小型軽量なレンズだ。旅行やVlog用途に最適である。
  • インナーズームのため全長に変化は無い。
  • フィルターは62mm径に対応している。

操作性:

  • フォーカスリングはリニアレスポンスだ。
  • ズームリングはリニアレスポンスだが、ズームスイッチで速度を調整しながらズームすることが可能だ。
  • パワーズームは以前のモデルより応答性が高い。
  • ボディ側のズームレバーにも対応している。
  • AFLボタンやAF/MFスイッチを搭載している。

フォーカス:

  • ZV-E10装着時のAFは基本的に静かに動作する。
  • AF-Sはとても高速だ。
  • AF-Cは信頼性が高い。
  • 電源オフ時はフォーカスレンズ群が前後にぐらつくのが分かる。
  • フォーカスブリージングは僅かで、ほとんど目に付かない。望遠側で少し大きくなるが、それでも心配するほどではない。

手ぶれ補正:

  • 光学手ぶれ補正は搭載していない。
  • ボディ内手ぶれ補正やアクティブ電子ISに対応していないカメラでの動画撮影は不安定となる。
  • アクティブ手ぶれ補正はクロップされるが非常に効果的だ。

解像性能:

  • 10mmの中央は絞り開放から良好で、絞るとコントラストが少し向上する。隅も解像性能は維持されているが、周辺減光が強い。
  • 15mmの中央は10mmと同じくらい良好だ。隅も良好だが、依然として周辺減光の影響がある。
  • 20mmも絞り開放から見栄えが良い。絞る必要はほとんど無いだろう。

像面湾曲:

  • 記載なし。

ボケ:

  • 広角F4ズームのためボケは小さい。
  • ボケを大きくしたい場合は「E 11mm F1.8」を選ぶと良いだろう。

色収差:

  • 記載なし。

球面収差:

  • 記載なし。

歪曲収差:

  • ソフト補正に依存している。
  • RAWの未補正では顕著な樽型歪曲となる。望遠端では糸巻き型だ。

周辺減光:

  • 記載なし。

コマ収差:

  • 記載なし。

逆光耐性:

  • 記載なし。

作例集

総評

パワーズームを導入したのみならず、見事なほど小型軽量化している。200g未満であり、旅行や動画撮影の理想的なお供になるだろう。ただし、手持ちで撮影する場合は、カメラシステムを安定させる方法を見つける必要がある。光学式手ぶれ補正がないため、ボディ内手ぶれ補正、またはアクティブ電子IS対応のボディか、ジンバルに搭載する必要がある。それでも、このレンズは柔軟で、驚くほどコンパクトなレンズであり、システム最広角をカバーするレンズだ。

とのこと。
動画撮影を想定したレンズながら、光学手ぶれ補正を搭載していないのが悩ましいですねえ。現状でボディ内手ぶれ補正を搭載したカメラはα6600と型落ちしたα6500のみ。Vlog向けのZV-E10をはじめ、人気のα6400などには手ぶれ補正がありません。強めの電子補正を利用可能ですが、画角がクロップされてしまうのが悩ましいところ。フルサイズシステムを併用しているのであればα7R IVやα1で使うのもアリだと思いますが、出来れば手ぶれ補正内蔵の最新APS-C Eマウントカメラが欲しいですねえ。

ソニー E PZ 10-20mm F4 G 最新情報まとめ

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