FE 14mm F1.8 GMは最高の天の川レンズ

Photographylifeがソニー「FE 14mm F1.8 GM」のレビューを公開。小型軽量ながら優れた光学性能を備え、特にコマ収差の補正状態が非常に良好と高く評価。最高の天の川レンズと述べています。

Photographylife：Sony FE 14mm f/1.8 GM Review

外観：レンズフードは本体に固定。ねじ込みフィルターに非対応。

構造：外装はプラスチック製。防塵防滴。あらゆる環境で問題なく使用できた。

携帯性：注目に値する小型軽量。

操作性：G Masterらしいコントロール。満足のいく絞りリング。絞りロックがあると尚良かった。

AF：ほぼ静かで高速。

MF：フォーカスリングが少し緩い。

手ぶれ補正：記載なし。

解像性能：全体的にシャープなレンズだが、特に中央がシャープ。これまで見た中で最高。

像面湾曲：大きな問題ではないがわずかに影響がある。

ボケ：記載なし。

軸上色収差：記載なし。

倍率色収差：補正オフでも1ピクセル未満。近くすることはほぼ不可能。

球面収差：フォーカスシフトは全く見られない。

歪曲収差：-2.02％の樽型。十分に小さな数値。

周辺減光：最大で2.21EV。F2.8まで絞ると改善するが、以降に変化はない。

コマ収差：本当に素晴らしい性能。

逆光耐性：逆光でも優れたコントラストを維持している。ただし、フレーム外に光源を移動してもゴーストが発生する。特定の状況で虹色のフレアが発生する。

光条：とても素敵な描写。

作例集：リサイズのみ。

総評：小型軽量ながら、驚異的なコマ収差補正で天の川撮影に適したレンズ。

競合について：
・シグマ14mm F1.4はF1.8まで絞ってもソニーほど良好なコマ収差補正ではない。しかし、像面湾曲がないので周辺部はシグマがシャープ。
・画角で狭くても良いならFE 20mm F1.8 Gは全体的に良好。

備考：

とのこと。
フルサイズミラーレスでは珍しい14mm F1.8のAFレンズ。このクラスとしては小型軽量で、さらに良好な解像性能や収差補正を実現しているようです。Photographylifeでは特にコマ収差の補正状態を高く評価しており、この点で言うとシグマの競合製品よりも良好な結果が得られている模様。

他のレビューでは逆光耐性が良好といった意見もありましたが、Photographylifeでは特定の状況で目立つフレアが発生すると指摘。ただし、実写作例を見る限りでは大部分の状況で問題ありません。目立つフレアが発生した場合はフレーミングを少し変えることで問題を回避することができると述べています。

ミラーレス専用設計ながら、歪曲収差を光学的に補正しているのも強みの一つ。ゼロ歪曲ではないものの、補正による画質低下を抑えるには十分と言えそうです。ボケに関する評価はありませんが、実写サンプルは滑らかで綺麗。価格は他のGM単焦点レンズと同程度で、純正のハイグレードモデルとしては手ごろな価格に見えます。

ソニー「FE 14mm F1.8 GM」交換レンズデータベース