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富士フイルム「GFX100S」は簡単に優れた画質を得られるカメラ

ePHOTOzineが富士フイルム「GFX100S」のレビューを公開。16枚撮影の4億画素マルチショットモードの成功率が悪いと指摘しつつ、4枚撮影の合成モードは結果に感銘を受けた模様。

ePHOTOzine:Fujifilm GFX100S Review

カメラの紹介

  • GFX100と同じ1億画素CMOSセンサーを使用しているが、遥かに小さいカメラボディだ。そして遥かに手頃な価格で入手可能である。
  • イメージセンサーはフルサイズの1.66倍のサイズで、ハッセルブラッドのX1D IIで使用しているのと同じ43.8×32.9mmだ。これはハッセルブラッドH6Dやフェーズワンの53.7mm幅センサーほど大きくない。
  • GFマウントを採用しており、既に多くのGFレンズを利用可能だ。ボディサイズは一眼レフ並みだが、レンズが大きいので外出時のカメラシステムとして検討する場合は注意が必要である。
  • イメージセンサーはGFX100と同じく像面位相差AFに対応している。ボディ内手ぶれ補正を搭載しており、レンズ側の光学手ぶれ補正と協調して補正することも可能だ。

ビルド・外観

  • 金属製ボディは防塵防滴仕様だ。高級感と耐候性を両立したボディに仕上がっている。
  • バッテリーはX-T4と同じものを利用する。撮影枚数は460枚と妥当な数字だ。
  • USB-C経由でボディ内充電に対応しているが、外部充電器は付属しない。カメラの価格を考えると残念だ。
  • 付属のアダプタを使用すると満充電まで3時間だが、5V 500mAの場合は最大10時間かかる。パソコンに接続して充電するのはおススメしない。

携帯性

  • カメラのサイズは150×104×87.2mmだ。中判カメラとしてはコンパクトだが、766gと軽量なハッセルブラッドX1D II50cほどではない。
  • 一眼レフカメラと似たサイズ感だが、フルサイズミラーレスほど小さくはない。
  • 組み合わせるレンズによっては長時間の携帯で疲れるかもしれない。

グリップ

  • 一眼レフに似た良好なサイズのグリップだ。心地よい感触だが、使用するレンズによって異なると思う。大きく重いレンズでは追加グリップが必要となる可能性がある。

操作性

  • モードダイヤルには6つのカスタムモードを搭載しており、シーンに合わせた撮影設定を保存することが出来る。
  • 静止画と動画を素早く切り替えることができるレバーを搭載している。そしてそれぞれに異なる設定を記憶可能だ。
  • リアコマンドダイヤルを押し込むと拡大表示を利用することが出来る。
  • 小さなQボタンには慣れが必要だ。
  • AFジョイスティックは期待通りに機能する。

手ぶれ補正

ファインダー

  • 369万ドットの0.77倍ファインダーは色再現性が高く、ハッキリと視認できる。
  • コントラストが少し強いと感じた時は弱める設定も可能だ。
  • 大きなゴム製アイカップにより、鼻がモニターに当たらない。

モニター

  • 上部のLCDはファインダー側面のボタンで点灯が可能だ。ISO・絞り・SS・フィルムモード・バッテリー・撮影モードなどを表示できる。そのほかにヒストグラムや仮想ダイヤル表示として利用も可能である。
  • 3Wayのチルト方式でバリアングルモニタよりも素早く方向調整が可能だ。
  • 236万ドットで見栄えが良く、色再現性も良い。

メニューシステム

  • 色分けされたセクションで明確なレイアウトだ。
  • 静止画と動画を切り替えるとメニュー画面も切り替わる。
  • Qメニューにお気に入りの設定を登録可能だ。
  • タッチ操作でメニューを利用することはできない。

オートフォーカス

  • -5.5EVの低照度でピント合わせが可能だ。
  • 他の富士フイルム機と同じく425点のAFポイントを利用することが出来る。
  • 瞳検出は良好に機能し、一般的に高速だ。
  • 基本的に良好な性能だが、最速システムほど速くはない。

連写性能

  • 14bit時は5fpsで15枚までのRAW撮影が可能だ。16bit選択時は性能が低下する。

高感度ISOノイズ

  • ISO 400まで非常に綺麗な画質だ。
  • ISO 800で極僅かにノイズが増加する。等倍で確認するとシャドウのディテールが低下している。
  • ISO 1600で再びノイズが増加し、ディテールが低下する。
  • ISO 3200でディテールの低下が顕著となり、ISO 6400も同様だ。
  • ISO 25600でディテールが大幅に低下するがノイズレベルは適切だ。
  • ISO 51200は出来れば避けたいところである。

ダイナミックレンジ

  • 100~400%のダイナミックレンジ設定がある。

仕上がり

  • 1億画素は高解像だがレンズの弱点があらわになりやすい。32-64mmレンズの絞り開放で最良の結果を得ることはできない。
  • 色再現性に優れたさまざまなフィルムシミュレーションを利用できる。
  • JPEGのファイルサイズは46~62MBだ。RAWの場合は112~192MBである。
  • 1億画素を処理するには比較的新しいパソコンでも画像処理に時間がかかる。クラウドへのアップロードにも時間がかかるはずだ。
  • 露出結果は基本的にとても信頼性が高い。
  • 高解像マルチショットは三脚に固定して静かな場所で撮影しても失敗することがある。

動画

  • カメラサイズが大きいのでVlog用ではない。
  • 中判の画質を重視するCine動画に適している。
  • 3.5mmマイク・ヘッドホンに対応し、USBで給電することも可能だ。
  • 動画の画質は見事で、優れたディテールと色再現性である。

総評

GFX100Sは超高解像度の結果を求めている人にとって、フルサイズカメラと同程度の比較的コンパクトでポータブルなカメラボディでありながら、優れた結果を得られるカメラだ。この機能を正常に動作させるための忍耐力、スキル、テクニックがあり、完全に静止した被写体を撮影するのであれば、解像度を4億画素まで上げることもできる。残念ながら、この機能を実現するために行ったすべての試みは失敗に終わったが、1億画素モードは動作し、そのディテールには感銘を受けた。

比較的小型のボディにI手ぶれ補正が搭載されているため、三脚を使用しなくても他のデジタル一眼レフカメラと同じように使用することができ、使って楽しいカメラだ。画質の良さに感動する。
1億画素センサーを最大限に活用するためには単焦点レンズが必要であり、時にはテクニックを考える必要がある。しかし、GFX100Sの最も良い点は、カメラから直接得られる画像がいかに良いかということだ。従来の中判カメラのような価格ではなく、誰もが手に取って使い始められるカメラである。

  • 長所:
    ・ボディ内手ぶれ補正
    ・1億画素カメラとしては良好な価格設定
    ・1億画素
    ・優れた画質
    ・素晴らしいダイナミックレンジ
  • 短所:
    ・カメラサイズにしては小さなボタン
    ・他のシステムほどAFは速くない
    ・マルチショットモードが使い辛い
    ・外部充電器なし

とのこと。
1億画素のカメラとしては最も手ごろな価格で、さらに小型軽量ながらボディ内手振れ補正搭載で手持ち撮影でも扱いやすいカメラに仕上がっていますね。システムサイズやオートフォーカスはフルサイズシステムと比べて見劣りするものの、高解像かつ高ダイナミックレンジが必要であれば面白い選択肢。APS-Cで2600万画素に相当する画素ピッチとなるため、高感度ISO時のノイズやディテール重視の際は気を付ける必要があります。また、1億画素の解像性能をかすためにはレンズも選ぶ必要がありそうですね。

富士フイルム「GFX100S」データベース

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