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KAMLAN 50mm F1.1 IIは許容できる絞り開放の解像性能と心地よいボケ描写【海外の評価】

Digital Camera WorldがMachang Optical Co., Ltd.の交換レンズ「KAMLAN 50mm F1.1 II」のレビューを掲載しています。

  • 非常に安価なレンズだが、作りは決して安っぽくない。さらに金属製レンズフードが同梱されている。
  • フォーカスリングは良好できちんとした抵抗感だ。
  • 初期型の絞り開放は明らかにソフトだったが、II型は明らかに改善している。十分以上のシャープネスが得られるはずだ。
  • 初期型は玉ねぎボケで騒がしい描写だったが、II型は遥かに良好な描写となっている。
  • 歪曲と周辺減光は良好で、特に周辺減光はほとんど問題とならない。
  • 色収差はハイコントラストな領域で色ずれとして目に付く。F2以上に絞ると問題にはならなくなる。
  • シャープネスはF1.1-F1.4でそれほど良く無いが、F2まで絞ると驚くほど改善しとてもシャープになる。実写はF1.1でも許容以上の画質だ。四隅できちんとしたシャープネスを得るにはF4まで絞る必要があるものの、被写界深度を得るために自然とF4以上まで絞ることになるだろう。
  • 色収差は全ての絞り値で目に付くが、邪魔にならない程度まで小さく抑えられている。
  • マイクロフォーサーズでテストする限りでは歪曲収差は見当たらない。

完璧では無いが、F1.1の絞り値は夢のような浅い被写界深度を実現している。光学的な欠点は229ドルの価格設定を考えると許容範囲内だ。

長所:完璧なポートレートレンズ・驚くようなボケ・優れた金属鏡筒

短所:ピークのシャープネスはF2以上まで絞った時・色収差が出やすい・多少大きなレンズサイズ

Digital Camera World:Kamlan 50mm f/1.1 II review

とのこと。

ソニーEマウントやフジフイルムXマウントを使ったレビューはいくつか存在しますが、PEN-F(マイクロフォーサーズマウント)のレビューは初めてですね。

APS-C用レンズをマイクロフォーサーズ領域でクロップしている(さらに高解像化)ため、解像性能や色収差補正はAPS-Cカメラを使った時よりも粗く見えます。同じくAPS-C用ですが、4万円前後でマイクロフォーサーズにも耐用できるシグマ56mm F1.4が存在するため悩ましいところ。

個人的には競合レンズが存在しない、もしくは存在したとしても価格差が大きい「キヤノンEF-Mマウント」か「フジフイルムXマウント」で価値の高いレンズだと考えています。特に高速電子シャッターでF1.1の明るさに対応できるフジフイルム機がベストなように感じます。

KAMLAN 50mm F1.1 IIのレビュー・作例を集めているページはコチラ

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