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OMDS「M.ZUIKO ED 8-25mm F4.0 PRO」は静止画でも動画でも優れた性能のレンズ

DPReviewがOMDS「M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO」のレビュー動画を公開。小型軽量ながら良好な光学性能を備え、さらに動画撮影でも汎用性の高い焦点距離とほぼ皆無のフォーカスブリージングを評価しています。

DPReview:DPReview TV: Olympus M.Zuiko 8-25mm F4 Pro review

  • OMデジタルソリューションズ初のレンズだが、ブランドは依然として「オリンパス」だ。(訳注:オリンパス映像事業は2021年頭からJIP経由でOMデジタルソリューションズへ移っています)
  • 従来の広角ズームは「16-35mm」だが、このレンズは望遠側は50mmまで拡張している。個人的にこの汎用性が好みだ。
  • 最初に気が付くのはレンズのコンパクトさだ。旅行の風景を撮り歩くことが出来る。超広角レンズとしては扱いやすい72mmフィルターに対応している。
  • 7-14mm F2.8 PROよりも小さく、そして軽量だ。
  • ロックスイッチの無い沈胴式ズームで収納性が優れている。
  • 7-14mm F2.8 PROよりも手ごろな価格で1段暗いF4の開放F値だ。しかし、PROレンズに違いはなく、とても頑丈な作りに加えて防塵防滴仕様だ。
  • L-Fnボタンやフォーカスクラッチ構造に対応している。
  • AFは素晴らしく高速で滑らかに動作する。
  • 最短撮影距離は23cm、レンズ前面から約7cmの距離にピントを合わせることが可能だ。森の中を歩く時の万能レンズとなる。
  • 玉ボケは滑らかとは言えず、騒がしく見える時もある。しかし、絞っても角ばらない。全体的に見ると、かなり満足のいく描写だ。
  • 逆光耐性は良好で特に問題は無い。ゴーストが発生する場合もあるが、些細な問題だ。
  • 絞ってもあまり綺麗な光条とはならない。
  • 動画撮影には完璧な焦点距離のレンズだ。さらにフォーカスクラッチ機能を搭載しているので快適なMFを利用できる。
  • フォーカスブリージングがほとんど発生しない。
  • レンズ内手ぶれ補正は搭載していないが、E-M1 Mark IIIは優れた手ぶれ補正を内蔵している。小型軽量なので手持ち撮影も簡単だ。素晴らしい動画用レンズである。
  • 8mm F4のシャープネスには感銘を受けた。絞ったとしても僅かにしか改善しないほど開放から良好だ。隅も良好だが、絞ると少し改善して見える。
  • 25mmも8mmと似たような傾向だ。
  • 軸上色収差に問題は見られなかった。倍率色収差は僅かに発生しているが、簡単に修正可能だ。

小型軽量でありながら、全体的にとても満足のいく光学性能を備えている。そして静止画のみならず、動画の分野でも良好だ。風景や街中での汎用性が高く、レンズ1本を持ち歩く際に理にかなったシステムだ。今年はパナソニックからGH5 IIやGH6が登場予定であり、このレンズが動画用として活躍することもあるだろう。

とのこと。
静止画として使いやすいのみならず、動画撮影にも適したレンズに仕上がっているみたいですね。12-100mm F4 IS PROと組み合わせることで、面白いシステムとなりそうです。実写作例を確認する限りでは周辺部のコントラストがいくらか低いかなと感じたものの、DPReviewでは絞ることで改善すると言及しています。これはもう少し他の作例も見てみたいところ。

個人的にも気になっているレンズ。LEICA DG 10-25mm F1.7にも手を出してみましたが、やはりレンズサイズが大きすぎて常用するのが難しいのですよね…。12-40mm F2.8 PRO程度のサイズ感で収納性・携帯性が優れているのは重要だと思います。沈胴式ズームのため、使用時はズームリングを回転して伸ばす必要がある点には注意が必要かもしれません。

OMDS「M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO」交換レンズデータベース

M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
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