ニコンNIKKOR Z 50mm f/1.8 Sは優れた光学性能でリーズナブルな価格設定のレンズ【海外の評価】

Lesnumeriqueがニコンの交換レンズ「NIKKOR Z 50mm f/1.8 S」のレビューを掲載しています。

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些細な欠点はあるが優れた性能のレンズ

• LUMIX S1とLUMIX S PRO 50mm F1.4のレビュー後であるため、長さ9cm未満で419gの重量は全く気にならないサイズ感だ。Z 7やZ 6とのバランスは良好である。
• しっかりとした防塵防滴仕様の総金属製鏡筒は35mm F1.8 Sとソックリに見える。落ち着いてエレガントな仕上がりの鏡筒だ。
• 幅広いフォーカスリングは良好なグリップだ。滑らかな操作性だが抵抗感はやや物足りない。
• フォーカスリングに別の機能を割り当てることが出来るものの、その場合マニュアルフォーカス機能が使えなくなってしまう。動画撮影で便利な機能だがフォーカス操作と同時に割り当てることが出来ない。
• シャープネスの傾向はNIKKOR Z 35mm F1.8 Sとよく似ている。絞り開放は四隅が落ち込んでいることは注意が必要だが中央はとても良好だ。中央のピークはF2.8だが、フレーム全域における画質のピークはF5.6-F11だ。
• 周辺減光は非常に目立つが、F2.8で大きく改善し、F4で解消する。
• 玉ボケは口径食の影響で四隅において変形が見られる。LUMIX S PRO 50mm F1.4ほどでは無いが、非球面レンズの研磨は良好で玉ねぎボケの兆候は非常に軽微だ。
• オートフォーカスは高速で静かだ。動画撮影では僅かな駆動音が発生するので静かな環境では音を拾うだろう。

長所：良好なビルドクオリティ・優れた光学性能・防塵防滴・良好に補正された色収差と歪曲収差

短所：絞り開放付近における周辺解像・AFは完璧に静かではない・F1.8における周辺減光

NIKKOR Z 35mm F1.8 Sと同じく優れたパフォーマンスで使っていて楽しいレンズだ。F1.4のように明るいレンズでは無いが、価格やサイズは抑えられているので人気が出るだろう。些細な欠点こそあるものの、優れた光学性能である。

とのこと。

欠点があるものの総合評価は5点満点となっていますね。NIKKOR Z 50mm F1.8 SのImatestを使ったレビューはこのサイトが初めてかもしれませんね。比較的近距離のテストチャートを撮影しているためか、四隅の解像性能開放で伸び悩む模様。当ブログでのレビューでは遠景解像は開放からシャープであることを確認しています。近接は確かにF2.8くらいまでは若干甘さを感じます。

ボケは作例を確認する限り滑らかで使いやすいように見えますね。58mm F1.4Gのように滲みが大きいレンズではありませんが、これはこれで使いやすい印象。周辺減光はレンズサイズの割には目立つ模様。これは手持ちのZ 50mm F1.8 Sでも確認済み。歪曲収差は確かに綺麗に補正されています。

最後にモノを言うのは価格設定でしょうか。高水準な光学性能にも関わらず、価格設定は7万円以下。キャッシュバックキャンペーン中と言うことを考慮すると6万円程度、買い方によっては５万円台となるかもしれません。ソニーの同じようなレンズが1.5?2万円ほど高価であることを考えると良心的な価格設定のように感じます。

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