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NIKKOR Z 50mm f/1.8 Sはシグマ50Artに匹敵する高い光学性能のレンズ【海外の評価】

Photographylifeがニコンの交換レンズ「NIKKOR Z 50mm f/1.8 S」のレビューを掲載しています。

  • 過去の50mm F1.8と異なり、特殊レンズを多用しより高価な価格設定となっている。
  • 他のSシリーズと同様に外装はプラスチック製でシンプルなデザインのレンズだ。
  • 小型軽量だが、市場の50mm F1.8と比べると大きく重い。個人的にはF2.8やF4のパンケーキレンズが欲しいところだ。
  • 外装はプラスチックだが非常に頑丈で良好な操作性だ。
  • 我々がテストしてきた中で最もシャープなレンズのひとつとなる。絞り開放の中央解像は2,000ドルのAF-S 28mm F1.4Eに次ぐものだ。
  • 2つの個体をテストしたところ、1つ目は全体的なパフォーマンスが少し良好で、2つ目のレンズはピークのシャープネス(F2.8)でやや良好な結果となった。個体差はテストチャートでなんとか区別できる程度のものだ。
  • 14-30mm F4 Sと24-70mm F4 Sは歪曲収差の補正をソフトウェアに依存していた。このレンズは50mm F1.8Gと比較して遥かに良好だが、歪曲がほぼゼロのシグマ50mm F1.4 DG HSMよりは明らかに悪い。レンズプロファイルが格納されているので自動補正が適用されるものの、これをオフにする手段がAdobe Lightroomには無い。
  • 周辺減光はF1.8で目立つものの邪魔にならない程度だ。無限遠のF1.8で最も悪化する1.65EVの減光だ。驚くべき結果では無いが、F2.8まで絞るとほぼ解消する立派なパフォーマンスだ。
  • ボケには玉ねぎボケと口径食が見られる。Greatなボケでは無いが、個人的には非常にきちんとした描写に見える。小ボケ領域の見栄えも良い。
  • 極端な逆光シーンでもゴーストとフレアは極僅かだ。
  • フォーカスシフトはとても小さい。
  • フォーカスブリージングはほとんど見られない。ニコンが主張するように動画撮影にも最適なレンズだ。
  • マニュアルフォーカスはバイワイヤ式で扱い辛いが、オートフォーカスは高速かつ静かで正確に動作する。
  • マニュアルフォーカスは扱い辛い上に電源のオンオフでピント位置を維持していないのが悩みの種だ。電源オンオフでピント位置はほぼ無限遠に戻っている。
  • AF-S 50mm F1.8Gとの比較:
    ・50mm F1.8Gで絞り込んだ時のピークが50mm F1.8 Sの絞り開放におけるシャープネスだ。
    ・価格差を考慮すると妥当な結果だ。
  • 50mm F1.4 DG HSMとの比較:
    ・開放F値は異なるが接戦だ。
    ・中央領域はF2.8まで絞ると50mm F1.8 Sが信じられない程の解像性能を発揮する。
    ・四隅はシグマがやや優れている。(シグマはこれまでテストしてきた中で最高の1本であることに注意)
    ・どちらも素晴らしいレンズだが、ニコンはシグマより遥かに軽量でより安価だ。
    ・F1.4が必要ない場合は50mm F1.8 Sのほうが良いだろう。

個体差の大きかった14-30mm F4を除き、ニコンZシリーズは続々と珠玉のレンズが生み出されている。シャープで小型軽量、そしてうまく妥協点を見つけている。このNIKKOR Z 50mm F1.8 Sも例外では無い。

光学的な唯一の欠点はボケが際立ったものでは無く、並にすぎないことだ。玉ボケには明るい縁撮りがあり、四隅には目立つ口径食がある。真のボケ好きなら58mm F1.4G以外に選択肢は無いかもしれないが、それで結構、大多数の人は引けを取らないボケ描写と感じることだろう。

大きな光学的欠点は無く、敢えて指摘するとしたらマニュアルフォーカスがバイワイヤ式であることくらいだ。ただし、これは他のZレンズと同じ仕様であり大きな問題では無い。

価格は他の50mmよりも高いが、高すぎる訳では無い。600ドルの価値があり、さらにこのレンズに匹敵するFE55mm F1.8 ZAは1000ドルである。

個人的な見解としては今のところZレンズで最高のコストパフォーマンスを持つレンズである。

長所:驚異的なシャープネス・高速で信頼性のあるAF・抜群の描写では無いが非常に良好なボケ・最小限の周辺減光・コストパフォーマンス・画質とレンズサイズのバランス

短所:AF-Pと同様でMFが扱い辛い・F1.8(F1.4と比べて小口径)

Photographylife:Nikon Z 50mm f/1.8 S Review

とのこと。

私も発売日から愛用していますが全体的に同じような見解です。既存のZシリーズレンズとしては最も安く(24-70mm F4 Sをキットレンズとしてゲットしていない限り)、高バランスな光学性能と使い勝手のレンズだと感じます。防塵防滴・高速AF・高逆光耐性と汎用性が高い点も良いですね。

ボケは確かに58mm F1.4Gなど滲むボケ描写を体感していると物足りないかもしれませんが、従来のダブルガウスな50mm F1.8と比べるとずっと柔らかく使いやすいボケだと思います。個人的にはおススメの一本。

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