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RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMは高倍率ズームとしては優れた光学性能

Digital Camera Worldがキヤノン「RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM」のレビューを公開。高倍率ズームとしては良好な解像性能を発揮し、効果的な手ぶれ補正やAFを備えていると評価しています。

Digital Camera World:Canon RF-S 18-150mm f/3.5-6.3 IS STM review

外観・構造:

  • 35mm判換算で28.8-240mm相当の焦点距離をカバーしている。

携帯性:

  • 305gと非常に軽量で、84×60mmとコンパクトなレンズだ。
  • 150mmまでズームするとレンズは4.3cm伸びる。

操作性:

  • コントロールリングはフォーカスリングを兼用している。
  • 幅広いズームリングは程よいストロークで操作できる。動画撮影時に便利だ。

フォーカス:

  • 35mm時に最大撮影倍率0.59倍を実現している。
  • STM駆動のフォーカスは動作撮影にも適している。
  • 開放F値が変動するので露出が変化しやすいが、休日やコンテンツ制作にはとても便利なオールインワンズームレンズである。

手ぶれ補正:

  • 4.5段分の光学手ぶれ補正を搭載している。
  • ボディ側の手ぶれ補正と協調することで最大7段分の補正効果を発揮する。

解像性能:

  • RF24-105mm F4やF4-7.1と同等の性能を期待するべきではない。それにもかかわらず、適切な状況であれば見事なシャープネスが得られる。
  • 中央はズーム全域で優れた結果だ。
  • 隅のシャープネスは平凡だが、高倍率ズームとしては予想の範囲内である。

像面湾曲:

  • 記載なし。

ボケ:

  • 記載なし。

色収差:

  • ズーム両端でかなり目立つが、中間域では目立たない。

球面収差:

  • 記載なし。

歪曲収差:

  • 18mmで目立つ樽型歪曲となる。
  • 50mmを超えると軽度な糸巻き型の歪曲収差だ。

周辺減光:

  • 記載なし。

コマ収差:

  • 記載なし。

逆光耐性:

  • 記載なし。

総評

EOS R7やR10などのAPS-Cに最適な小型・軽量の高倍率ズームレンズだ。RF-S18-45mmよりはるかに広いズームレンジと僅かに小さな開放F値を備え、ちょっとしたマクロ機能も備えている。センセーショナルな画質ではないが、高倍率ズームとしては優れた光学性能であり、キットレンズとしては期待以上だ。

  • 長所
    ・7段分の手ぶれ補正
    ・28.8-240mm相当のズームレンジ
    ・×0.59の撮影倍率
  • 短所
    ・防塵防滴ではない
    ・F値が大きい
    ・隅のシャープネスが平凡

とのこと。
光学系は「EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM」をベースとしているものの、0.59倍のマクロ機能を搭載し、RFマウント化による高速通信や協調手ぶれ補正に対応したAPS-C用ズームレンズですね。言ってしまえばEF-Mレンズの焼き直しモデルですが、現在でも通用する光学性能を備えている模様。歪曲収差や色収差は補正必須ではあるものの、レンズ補正を込みで考えれば大きな弱点の無い便利なズームレンズと言えそうです。

私はEOS R7のキットレンズとして入手。3250万画素のEOS R7でも十分な解像性能を発揮し、諸収差の補正をはじめとしてボケや逆光耐性など全体的に良くまとまったレンズだと感じました。敢えて言えば、単品で6万円程度の高価なレンズとしては作りがチープで、レンズフードが別売りで防塵防滴に非対応となっているのは残念なポイント。

キヤノン RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM 最新情報まとめ

RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM
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