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RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMの周辺解像は絞る必要がある

PhotographyBlogがキヤノン「RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM」のレビューを公開。周辺部の解像性能は絞り開放で少しソフトながら、絞ると改善すると言及。小型軽量で手ごろな価格を評価しています。

PhotographyBlog:Canon RF-S 18-150mm F3.5-6.3 IS STM Review

外観・構造:

  • 手ごろな価格のレンズとしてビルドクオリティに問題は無い。
  • 全体的にプラスチック製だが、しっかりとした印象を受ける。
  • 防塵防滴には非対応だ。
  • 花形レンズフードやソフトケースは別売りだ。

携帯性:

  • 重量310g、全長84.5mmだ。高倍率ズームレンズと考えると小型軽量である。
  • EOS R7との組み合わせでバランスが取れている。
  • ズーム操作で内筒が繰り出す。

操作性:

  • フォーカスリングはコントロールリングとしても使用可能だ。
  • 鏡筒にISのオンオフスイッチは無い。
  • AF/MFスイッチは無いが、R7やR10はカメラ側のスイッチで切り替えることが出来る。

フォーカス:

  • フォーカス駆動音は実質的に無音で、静止画と動画のどちらにも適している。
  • EOS R7との組み合わせで非常に高速だ。被写体をロックするまでに0.10秒かかる。
  • 開放F値が暗いものの、カメラ側のパフォーマンスで光条件に関わらずAFが迷う経験は無かった。
  • 信頼性が高いAFである。

手ぶれ補正:

  • 光学手ぶれ補正を搭載しているが、鏡筒にISのオンオフスイッチは無い。
  • 最大4.5段分の補正効果があり、R7と組み合わせると7段分まで向上する。

解像性能:

  • 18mmの中央はF3.5からF11まで良好だ。端は中央ほどでは無く、F5.6以降で最良の結果を得ることができる。
  • 50mmの中央はF5.6からF11まで良好だ。端は中央ほどでは無く、F8以降で最良の結果を得ることができる。
  • 100mmの中央はF6.3からF11まで良好だ。端は中央ほどでは無く、F8以降で最良の結果を得ることができる。
  • 150mmの中央はF6.3からF11まで良好だ。端は中央ほどでは無く、F8以降で最良の結果を得ることができる。
  • 中央は絞り開放から心地よいシャープネスだが、フレーム端は絞る必要がある。

像面湾曲:

  • 記載なし。

ボケ:

  • 長焦点側でとても良好なボケが得られる。
  • F値が小さなレンズでは無いが、接写性能を活かしてボケを大きくすることが可能だ。

色収差:

  • コントラストが非常に高い領域でのみ発生する

球面収差:

  • 記載なし。

歪曲収差:

  • 18mmで大きな樽型歪曲が発生する。
  • 望遠側の糸巻き型歪曲は目立たない。

周辺減光:

  • 絞り開放のズーム両端で目立つ周辺減光が発生する。
  • 解消するには少なくとも2段絞る必要がある。

コマ収差:

  • 記載なし。

逆光耐性:

  • 絞ると綺麗な光条が発生する。
  • 太陽をフレームに入れるとフレアが発生しやすくなる。

作例集

総評

小型軽量で手ごろな価格のオールインワンズームレンズだ。適当なキヤノンレンズを所有していなければ、R7やR10と組み合わせる非常に良好な選択肢となるだろう。

とのこと。
EOS R7やR10のキットレンズとして登場したAPS-C RFシステムの高倍率ズームですね。撮影距離や撮影倍率のスペックが異なるものの、基本的には「EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM」の光学設計を継承していると言われています。レンズの作りはかなり割り切った印象(スイッチ類なし、防塵防滴非対応、プラスチックマウントなど)があるものの、小型軽量で手ごろな価格のズームレンズに仕上がっている模様。AF/MFスイッチが無いのは不便そうですが、幸いにもR7やR10であればボディ側のスイッチでモードを切り替えることが可能。光学性能は3250万画素の高解像APS-Cセンサーで満足のいく結果とは言えないようにも見えますが、少なくとも中央は非常に良好で、周辺部も絞ればまずまず安定した結果が得られるようです。作例を見た限りでは極端にパフォーマンスが低下するポイントは無さそう。

私はEOS R7のキットレンズとして入手しました。
光学系はEF-Mをベースとしているものの、思っていたよりも良好なパフォーマンスでした。解像性能は確かに3250万画素センサーを最大限に活かしているとは感じませんが、汎用性の高い高倍率ズームとしては健闘しているかなと。望遠側での画質低下は否めませんが、DLOなど画像処理次第でまだまだ実用的な結果を得ることが可能。個人的には安価なRF-S18-45mmに手を出すのであればコチラがおススメです(カメラのキットレンズとして入手すると少し安くなります)。

キヤノン RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM 最新情報まとめ

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